約2年6ヵ月ぶりにカレーライス食べた(´・_・`) 久しぶりだからか辛さが頭にまで来たヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
この時期は必ず手袋してないと例えばドアのノブを握ろうとしたらバチバチしちゃうよ((;゚Д゚)ヒィィィ!

【買った本】

御厨さと美『裂けた旅券[パスポート]7 セルリアンアンブルー』(小学館ビッグコミックス,1983)
杉本苑子『万葉の女性歌人 秀歌から読む歴史ドラマ』(NHK出版NHKライブラリー,1999)

1999年~2000年に出た文庫版(メディアファクトリー)全5巻で所蔵してる、この御厨さと美の代表作は
今回ネットオフで310円の「非常に良い」だけど割れてた(´ヘ`;) 杉本苑子のもネットオフで108円の
「非常に良い」で、こちらは文句なし(^^) 苑子タン、和歌を解せないバカチンなのにねC= (-。- ) フゥー

【読んだ本】

杉本苑子『散華 紫式部の生涯(下)』(中公文庫,1994)所蔵本

詞花和歌集の入集歌(歌番号29)で(ただ、金葉和歌集の三奏本[同58]にも撰ばれてた)、伊勢大輔
の次の歌は百人一首にも入ってるから有名(^^) 島津忠夫訳注『新版 百人一首』(角川ソフィア文庫,
1999→2008新版16版)による現代語訳と併せて引く(^^)

    いにしへのならの都の八重桜けふ九重ににほひぬるかな

     昔の奈良の都の八重桜が、今日は九重の宮中で、さらにいちだんと美しく咲き匂い、
     光栄にかがやいていることでございます。

ちなみに、〈「九重」は皇居。王城の門は九重に造った(楚辞・九弁)。〉と同書の脚注三にあるし、
川村晃生&柏木由夫&工藤重矩(校注)『新日本古典文学大系9 金葉和歌集 詞花和歌集』(岩波書店,
1989)や百人一首の各注釈書が指摘してるのは、「いにしへ」と「けふ」、「八重」と「九重」という
対語の妙(^^) しかも、伊勢大輔タンは同歌を実は即興で詠んだというので藤原清輔(藤岡忠美[校注]
『新 日本古典文学大系29 袋草紙』[岩波書店,1995])も絶賛してたよ(〃'∇'〃)

さて、苑子タンが本書で同歌を紹介して、次のように評してたから吃驚仰天∑( ̄ロ ̄|||)にゃんと!?

    奈良のな[傍点]に八重と九重をかさねて七八九とし、「今日」に「京」をかけるという
    言葉遊びの面白さが賞[め]でられ、桜花献上の祝い歌としては、/「上々」/との評価を
    得たのも、・・・

「七八九」云々は石田吉貞『百人一首評解』(有精堂出版,1956)に同旨の指摘があるからいいけどさ、
〈「今日」に「京」をかける〉なんて各注釈書には無い( ̄◇ ̄;) だけど、ネット検索すると、同歌の
〈「今日」と「京」は掛詞〉と解説するサイトもヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ 現在はともに〈キョウ〉と読むけど、
「今日」は「けふ」、「京」は「きゃう」と書いたから発音も違ったはずヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!

陽射しが出て気温も上がったけど暖かい時間帯は短いなぁ(^_^;) 次に読む本の選択に悩んでる(´・_・`)