おでんが夕食だと翌朝に体重がドカーンと増えちゃうんだよね(´・_・`) 明日の朝がチト心配だ(@_@;)
ちなみに、wikiにも出てる話だけど、佐山聡は「羊羹をポッキーのように食べる」と言われてる(^_^;)

【読んだ本】

田崎健太『真説・佐山サトル タイガーマスクと呼ばれた男』(集英社インターナショナル,2018)

読了で、昨日の伏線を回収(^o^)丿ヾ(-_-;)オイオイ...アレが伏線か? 本書は(初代)タイガーマスク、
総合格闘技の祖である佐山聡の評伝で、その生い立ちから新日本プロレス入門、メキシコやイギリス
での活躍を経て帰国しタイガーマスクに、新日のクーデター騒動と電撃引退、ジム設立とUWF参加
(対前田日明戦を詳述)、シューティング(修斗)の立ち上げから訣別、現在といった内容(⌒~⌒)
タイガーマスクや英国でサミー・リーと名乗ってた頃の動画をYouTubeで視ると尋常じゃない動きで、
佐山聡の身体能力の高さは本書でも随所で語られてた(^_^;) 中学生の時にミル・マスカラスに憧れて
体育館で跳び箱の上からマットにダイビング・ボディ・アタックをやるんだけど、跳び箱を一番高く
しても満足せず「今度は体育館の二階部分に設置された観客席から飛んでみると言い出し・・・」て、
怪我せず成功しちゃうんだから、もはや超人の域かと∑( ̄ロ ̄|||)なんと!? また梶原一騎(原作)
&原田久仁信(作画)『プロレススーパースター列伝』(小学館少年サンデーコミックス,1982)⑨~
⑪巻の「夢の英雄!タイガーマスク」が事実と異なることは聞いてたけど、かなり違ってたね(^_^;)
新日クーデター騒動から電撃引退、UWFへの参加から対前田戦後の脱退は一通り知ってはいたけど
(関係者の本を読んでた)、本書で初めて知った話もあった( ̄◇ ̄;) でも、一番興味深かったのは、
修斗時代の話(@_@;) 修斗は佐山聡が自ら立ち上げときながら勝手に脱退したと思い込んでたから、
スポンサーや弟子である選手たちによって追い出されたというのには驚いたヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ 473頁で、

    ノンフィクションの取材をしていると、人間の記憶はあてにならないことを痛感する。
    時系列の順番を間違えることはもちろん、自分の都合の悪いことは忘れる。あるいは
    記憶を書き換えることも少なくない。また、思い込みによる事実誤認もある。こうした
    場合に厄介なのは、本人に自覚がないことだ。人に説明を繰り返すうちに、間違った事実
    関係が頭に強く刷り込まれて、しっかりと定着していることもある。

と田崎健太も述べてるけど、佐山聡を修斗から外すことを決定した会議の話なんか後ろめたさゆえか
出席者の証言がどれも食い違ってる(@_@;) この件を読んでて、切ない思いがしたのは、本書の描く
佐山聡がメチャいい人だから(;_;) 登場する関係者が口を揃えて礼儀正しさやいい人ぶりを証言^_^;
中村頼永に続いて佐山聡が手塩に掛けて指導した弟子である北原辰巳(現・光騎)がプロレスラーを
目指したいとしてジムのインストラクターを辞めると申し出、「一週間やる。よく考えて、一週間後
にまた来い」と言われて、約束通りに佐山聡の自宅を訪ねた場面にはぐっと来たよ(´;ω;`)ウッ…

    扉が開くと佐山が顔を出した。/「どうだ?」/「いや、気持ちは変わりません」/
    「そうか、分かった。お前の好きにしろよ」/あっさりと認めてくれたことに北原は
    拍子抜けした。/「今までありがとうございました」/北原が頭を下げると、佐山は
    手で制した。/「ありがとうございましたとか、言うな。またどこかで会うか分からない。
    お前はお前で一生懸命やれよ、頑張れよ」/その言葉を聞いて、なんと失礼なことを
    してしまったのだという後悔の念が軀の奥底からわき上がってきた。/佐山はこう続けた。
    /「プロレス界では俺のことを悪く言う奴がいっぱいいる。そのときはお前も一緒に
    俺の悪口を言え。お前がそう思っていなければそれでいい。本当の思いは心にしまって
    おいてくれればいいんだ」/佐山の穏やかな顔を前にして、北原は胸がいっぱいになり
    何も言えなかった。

朝の外の気温が13度で、午後は晴れたけど、今日も10時近くまでポツポツ降ってたもんだから(-ω-、)