「あしたのジョー展」(東京ソラマチ5Fスペース634)を観に行ったp(・ω・*q) 一作目のアニメのOPが
上映されてて、制作が虫プロだったこと、杉野昭夫の他に荒木伸吾も作画監督だったことに驚く(゚ロ゚;)
これらがwikiにも出てることは帰宅後に確認したけど、前者は出崎統や丸山正雄が主要スタッフゆえ、
考えてみれば当たり前とはいえ、手塚治虫が梶原一騎の劇画の人気に嫉妬した逸話を知っていたので、
小生の頭の中では結び付かなかった(^_^;) 「あしたのジョー2」の主要対戦相手ごとのハイライトを
集めたのも上映してたけど、改めて視ると、各キャラの身体の描き方が変(+_+) 高森朝雄(梶原一騎)
の証言(?)を敷衍した高森城(長男の由)の解説や、ちばてつやの回想が添えられてる原画の展示が
メチャ良くて、特に、ホセ・メンドーサを恐怖に慄かせた矢吹丈の「目」のアップは素晴しかった(^^)
これまたwikiに出ていたのを見落としてたけど、矢吹丈は林紀子を初めて見た時に「(白木)葉子」と
声掛けてたのね(^_^;) 今回の連載開始50周年イヴェントを祝して、漫画家などからのイラスト入りの
メッセージ色紙も展示され、懐かしい漫画家のも結構あったけど、あだち充のイラストが可愛い(^_^;)
残念だったのは、展示スペースが狭すぎることで、なのに3つぐらい同時上映は聴き取りにくいよ(+_+)
複製原画、1000円もするのに、2枚も買っちゃったよ(^_^;) だって、原画→週刊誌→単行本→文庫本と
どんどん縮小されてっちゃうけど、原画サイズと文庫本とではインパクトが比べ物にならんぞ(⌒~⌒)

【読んだ本】

小林信彦『女優で観るか、監督を追うか~本音を申せば⑪』(文春文庫,2018)所蔵本

2014年7月分の続きで、「ゴジラの咆哮 Ⅲ」('14.7.24号)を読んだ(^^) アメリカ版「ゴジラ」公開
に合わせて、東宝が「ゴジラ」第一作(1954年)以下をブルーレイ・コンプリート版で出したそうで、
久しぶりに同第一作を観ての感想として、

    ゴジラが海に沈んでゆく時、「海ゆかば」がちらと耳に入ったが、ゴジラもまた
    敗北者であるという認識と、志村喬がいう「ゴジラはきっとまたくる」という台詞は、
    東北での被災とも結びつく。/アメリカ映画に前例があったとしても、唯一の被爆国
    らしい発想であり、いやでも暗く、悲しくならざるをえないのである。〈怪獣映画〉の
    一語で片づけられない、敗戦の記録である。

なお、特撮物として〈・・・日本軍の撤退を描いた「太平洋奇跡の作戦・キスカ」(一九六五年)の
ような佳作もあり、・・・一見に価する。〉とある____φ( ̄^ ̄ )メモメモ 後半は、DVDやブルーレイが
売れなくなっているのではないかとして、その専門誌についての話で、小生は全く興味ないな(^_^;)

「グレース・ケリー伝と映画の新書」('14.7.31号)は、仏映画「グレース・オブ・モナコ 公妃の
切り札」(10月公開)の話がほとんどで、最後に、本書巻末の「解説」も担当する芝山幹郎『今日も
元気だ映画を見よう 粒よりシネマ365本』角川SSC新書を紹介・推奨(^_^;)

    [同書は]ルビッチの「生活の設計」で始まり、「ペーパーボーイ 真夏の引力」で終る
    のだが、「ペーパーボーイ」には〈ビッチのキッドマンに外れなし〉という名文句が
    ついている。/そう、ニコール・キッドマンは貴婦人かビッチかで成功する女優で、
    「グレース・オブ・モナコ」では貴婦人を演じていたが、「誘う女」にはじまる一連の
    ビッチ役がぼくは好きだ。

小林信彦の持論ですね(^_^;)

【2014年7月読了】

◎宮城谷昌光『太公望』上・中・下(文春文庫,2001)所蔵
◎宮城谷昌光『花の歳月』(講談社文庫,1996)所蔵
◎宮城谷昌光『草原の風』上・中・下(中公文庫,2013)所蔵
・宙花こより『マンガでわかる!片づけ+収納術』(学研パブリッシング,2013)
 ⇒ http://yomunjanakatsuta-orz.blog.so-net.ne.jp/2015-05-11
 *片付け法はシンプルで参考になったが、本に関しては引用・紹介したように・・・ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ

スズメちゃんが一羽、東京ソラマチ3F内を飛んでて、メガネショップ「Zoff」の中にとまった( ̄◇ ̄;)