よく見ると庭にシロバナタツナミソウが咲いてたよ(〃'∇'〃) 庭のところどころに目立たないように
咲いてるから気を付けないと見過ごしちゃう^_^; そろそろ年賀状の当せん番号をチェックせにゃ^_^;

【買った本&読んだ本】

藤岡忠美(校注)『新 日本古典文学大系 29 袋草紙』(岩波書店,1995)

その夜にまさか強風でアンテナを飛ばされ還付金まで飛んでいくとは思いもしなかった日曜の昼前に
注文した本が届いたよ(ノ_-;)ハア… ポイント3182円分を投入して2002円だけどね(-ω-、) 6倍だったし、
買う奴いねーだろと高を括ってると在庫切れになるパターンが続いているので買っちゃったよ(´・_・`)

本書は、おとぎ話集じゃないよ(^_^;) 歌道の六条家の歌人であり歌学者だった藤原清輔の歌学書(^^)v
歌学書といっても、歌論だけじゃなく、歌人の逸話など歌説話も載ってるから、そっちが愉しみ(^_^;)

藤原清輔とは、ロングセラーの歴史書の記述が間違っていると最近何度も取り上げた藤原顕季の孫(^^)
そして、勅撰和歌集である詞花和歌集の撰者である藤原顕輔の子でもある(^_^;) 藤原顕輔と言えば、
百人一首にも入っている新古今和歌集の歌番号413の次の秀歌が有名かしら(^^)

    秋風に たなびく雲の 絶え間より もれいづる月の 影のさやけさ

      秋風に吹かれてたなびく雲の絶え間から洩れ出てさす月の光のさやけさよ

各注釈書を比較する時間なかったから、とりあえず久保田淳(訳注)『新古今和歌集』(角川ソフィア
文庫,2007)上巻の訳を引いた(^_^;) 藤原清輔も百人一首に入ってて、新古今集の歌番号1843だけど、

    ながらへば またこの頃や 偲ばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき

      生き永らえたならば、また今の時代がなつかしく思い出されるでしょうか。
      以前憂い、つらいと思った昔が今では恋しく思われます。

訳は久保田・前掲書の下巻に拠る(^_^;) 藤原清輔の実人生(とりわけ父・顕輔との関係)に照らすと、
余計にしみじみさせられ、いい歌だと思うけど、新古今集の歌番号340の次の歌の方が好き(〃'∇'〃)

    薄霧の まがきの花の 朝じめり 秋は夕べと たれかいひけん

久保田・前掲書の上巻の訳が、「薄霧のたちこめる籬の花は、朝しっとりとしめっている。いったい
誰が秋の趣は夕べに限ると言ったのだろうか」としてるように、「秋は夕暮れ」とする『枕草子』に
異議を申し立てたわけだけど、この歌が用いた「ズームレンズの手法」の「分析」は前に紹介済(^^)

     ⇒ http://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2017-02-05

金田一春彦『ことばの歳時記』(新潮文庫,1973)

「爛漫亭日誌」様の記事を拝読して以来、美品で108円のがあったら、買おうと思ってたの(〃'∇'〃)
例えば、今日(4/16)は「摘み草」というタイトルで、次のような書き出しだから面白そうでしょ(^^)

    花を摘むこと、茶の葉を摘むことは「はなつみ」「ちゃつみ」というが、
    若草を摘むことだけは「つみくさ」といって、「つむ」という動詞を上に
    もっていく。なぜ逆に言うのだろう。

他人に奨められる本(^^) ・・・といいつつ、後日ボロクソに批判したりしちゃったりなんかして(^_^;)

今夜は寒くてセーターまで着込んだよ(´・_・`)