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171229読んだ本&買った本

電撃戦だよっ! パンツァー・フォー!(^o^)丿 死んだフリして油断させておいて( ← 誰を?)急襲
したよ、ブックオフを(^^) 開店直後に入り、2番目に狙ってた本をちゃんと買って来たよ、の巻(^^)v

【買った本&読んだ本】

次田香澄(全訳注)『とはずがたり(上)』(講談社学術文庫,1987)
次田香澄(全訳注)『とはずがたり(下)』(講談社学術文庫,1987)
植木久行『唐詩歳時記』(講談社学術文庫,1995)

『とはずがたり』は上が660円で下が810円(^^) 別店舗に上は同値も下が760円であり、上野もその値
だったはずだけど、こちらは美品(^^) 2割引セール初日の元日、10時に寺へお金を納めてから行くと
なると、電車を使わねばならず、帰路も流石に電車になるだろうから、2割引でもトントンと計算(..)
特に、この美品のある店舗は開店前から鳥さん達がパチ屋の如き行列で、開店と同時に駆け入って、
講談社学術文庫の棚なんか値段を一つ一つ確かめることなく、一気にドサッと数棚分をカゴに入れて
しまうから、絶対に勝ち目はない(+_+) 所蔵する杉本苑子『新とはずがたり』(講談社文庫,1993)は
原典を再構築したもので、杉本苑子のストーリーテラーぶりから原典よりも面白くなってそうだけど、
ソレを読んで原典まで読んだつもりになりそうゆえ購入することにした^_^; 下巻の「あとがき」に
「『とはずがたり』の本文および内容の考察の一環として、私どもは[←「本書は妻・次田秋津との
合作により成り立ったものである。」と凡例にある]作者の京都近辺および地方遍歴のあとをすべて
辿って、その足跡を確認してみようと試みた。」として、心温まる話が記されてたよ(;_;) だけど、
「ただ遺憾に思ったのは、足摺岬の金剛福寺と嵯峨大井殿跡の臨川寺で、『とはずものがたり』には
全く関心を示さず、臨川寺では特に対応なく幻滅を感じた。」ともあって、2011年の第17刷だけど、
臨川寺関係者も後悔してるかも(^_^;) そういえば、探鳥ブログにコメントしたら削除されちゃって、
慣れてきたけど、あーゆー手合いはコミュ障なのかしら(@_@) 小生は別ブログでも雑言ですら御礼を
述べて残してるけどね^_^; ま、嫌われてると解することに^_^; 『唐詩歳時記』は、先週の物色では
購入候補に入れなかったけど(故に相場を調べられず、560円とネット購入より高くついた)、巻末の
「主要語彙索引」を眺めてたら、見たこともない語彙が結構あり、こりゃ、買うしかない、と(^_^;)
1月5日~31日に使える1割引券を貰ったけど、元日からのセールで目ぼしいのは無くなりそう(@_@;)

池田亀鑑『平安朝の生活と文学』(角川文庫,1964)
石坂洋次郎『あいつと私』(新潮文庫,1967)
アポリネール(鈴木豊訳)『異端教祖株式会社』(講談社文庫,1974)
森本元子(全訳注)『十六夜日記・夜の鶴』(講談社学術文庫,1979)
紀田順一郎『にっぽん快人物烈伝』(旺文社文庫,1985)
荻昌弘『歴史はグルメ』(中公文庫,1986)
皆川博子『みだら英泉』(新潮文庫,1991)
西村公朝『仏像は語る』(新潮文庫,1996)

古本屋にも寄ると、『十六夜日記・夜の鶴』が400円で残りは全て100均の棚、2割引で計950円也(^^)
『平安朝の生活と文学』は子供の頃に家にあったはずなのに何故か無くなっちゃってさ、喩えるなら、
隠しといたはずのエロ本がいつのまにか消えちゃったみたい・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;男子校生あるあるか?
『あいつと私』は沢田重隆によるカヴァー画がなんか良かったから、ジャケ買いってヤツかしら^_^;
『異端教祖株式会社』は「ユーモアの世界」なるキャンペーン(?)の一冊らしく、アポリネールが
こんなの出してたんだぁ~!?とチト驚いて買ってしまった^_^; 『十六夜日記・夜の鶴』は阿仏尼に
よる和歌の入門書である「夜の鶴」が目当てで、前にブックオフで見かけたんだけど、いつのまにか
無くなってて、まるで隠しといたはずの・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;シツコイ! 『にっぽん快人物烈伝』は副題
なのかしら、表紙にだけ「近代人物エピソード史」とあるね^_^; 『歴史はグルメ』は話の種にと^_^;
『みだら英泉』は小説だけど渓斎英泉も春画もよく知らないから、勉強になるかなぁと思ってね^_^;
『仏像は語る』は元は芸新の連載で、いつかちゃんと読んでみようと思っていた本(^^) 以上かな^_^;

どんどん洋書を始めとする使わない専門書・学術書を棄てて書棚に空きスペースを作らないと(@_@;)
タグ:古典
コメント(26) 
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コメント 26

センニン

こんばんは。
ブックオフではこれといった成果をあげたことはないのですが、ハードオフでは一度お宝を 105円でゲットしたことがあります。

by センニン (2017-12-29 22:06) 

middrinn

お宝をゲットしたことも多分あったはずですが、
ブックオフは日常的に使っていることもあって、
思い出せません(;_;) このブログを一度最初から
読み返してみようかしら^_^; ハードオフは、
近所に無く、一度も利用したことないです^_^;
by middrinn (2017-12-29 22:20) 

yakko

おはようございます。
本に対する情熱に感動しています \(^O^)/
by yakko (2017-12-30 08:18) 

よしころん

最近孫への絵本をブックオフで漁っております^^;

いつもいつも暖かいコメントをいただき本当にありがとうございました。
middrinn さんもどうぞ佳いお年をお迎えくださいませ♪
by よしころん (2017-12-30 08:19) 

にゃごにゃご

パンツあほう???
by にゃごにゃご (2017-12-30 08:19) 

middrinn

yakko様が眺めるのが大好き
という空&雲と全く同じで、
本の世界は広大なのです(^^)
by middrinn (2017-12-30 08:48) 

middrinn

流星群を追っかけ一晩で富士五湖を巡ったり、気温-12℃の中での撮影など、
その行動力には、アートで素敵な御写真ともども、驚かされましたよ(^_^;)
よしころん様、「若くて綺麗」とコメントされているのも読みましたよ(^^)
来年も愉しみにしてます(^^) それでは良いお年をお迎え下さいませm(__)m
by middrinn (2017-12-30 08:51) 

middrinn

パンツ阿呆の血のしからしむるところ(@_@)
にゃごにゃご様、面白きことは良きことなり(^o^)丿
by middrinn (2017-12-30 08:52) 

marine

middrinnさま、難しくて…、でも、貴ブログを読むうちに何だかとても楽しくなってきます。来年もどうぞ宜しくお願い致します。良いお年をお迎えくださいませ。
by marine (2017-12-30 12:50) 

middrinn

marine様のブログ名「小江戸の彩女(おんな)」に惹かれて
訪問させて頂きましたが、心和む御写真を愉しく拝見しつつ、
興味深く拝読ざせて頂いております(^^) お若いですね(^^)
冷え込んでおりますけど、良いお年をお迎え下さいませ(^^)
by middrinn (2017-12-30 13:13) 

そら

本の世界も元日は争奪戦なんですか!
美品ともなるとやはり競争率は激しそうですねぇ!!
by そら (2017-12-30 13:56) 

green_blue_sky

昨夜から歴史系の本を読んでいますが、猫に邪魔されてページが進まない(^_^;)
by green_blue_sky (2017-12-30 15:40) 

middrinn

年明けのセールは2割引きですので、セドリさん達は
講談社学術文庫、ちくま学芸文庫、岩波現代文庫など
単行本と同じくらいの定価=高値の本を狙います^_^;
本の状態を一冊一冊確認するより、如何に速く大量に
モノを押さえるかでしょうね^_^; なお、「セドリ」は
そら様が年間購読契約されたバードウォッチングマガジン
「BIRDER(バーダー)」にも載っていますかね(^_^;)
by middrinn (2017-12-30 16:20) 

middrinn

愛猫家ならではの悩みですね(^_^;)
green_blue_sky様のところの
ミッキー様&ミケ様の構えコールは
無視できないんでしょうね(^_^;)
by middrinn (2017-12-30 16:23) 

ニッキー

まさかのブックオフの裏切りにあったのに、
すかさず反撃に出られるとは素晴らしいです♪( ´▽`)
2番目に欲しかった本、GETおめでとうございます*\(^o^)/*
by ニッキー (2017-12-30 16:32) 

middrinn

ありがとうございまーす(^^)
ニッキー様が昨日慰めて下さり、
アル様の寝顔につい笑ってしまい、
気持ちを切り替えられたお蔭です(^^)
by middrinn (2017-12-30 16:39) 

アニマルボイス

 middrinn様
「紀田順一郎」という懐かしい名前を見つけたので、ついついまた余計なコメントを。
(長くなってしまったのでめんどくさい人はスルーしてください)
 彼の名前は大昔、「現代人の読書」という新書で知りました。文学全集全盛期に書かれた本で、どういう書物を「集める」方法など実践的なリストが書かれており、古典だけでなくミステリやSFにまで言及されているおもしろい本でした。そればかりか本を古本屋にできるだけ高く買ってもらう方法、本の汚れの落とし方など実践的、具体的に書かれていて大いに刺激されたものです。
 しかし、それだけならノウハウ本の著者ということになってしまうのですが、その本の締めくくりが実にうまくて感心しました。せっかく見つかったのにその後の引っ越しでどこかにいってしまったので、うろ覚えで書くのですが、突然、ドストエフスキーの処女作「貧しき人々」の一文が出てくきます。肉親を亡くした老人が、氷雨の中、半狂乱になりながら棺を追いかける有名なシーンです。
「・・・(老人の)ポケットというポケットからは、本が顔をのぞけていた。手の中には、何か大判の本を持っていたが、彼はひしとばかり抱きしめるのであった。通行の人は帽子をとって、十字を切った。中には足をとめて、哀れな老人のさまをあきれ顔にみつめるものもあった。書物はのべつ、彼のポケットから、ぬかるみの上に落ちた。人が呼びとめて、その落としものを教えてくれると、彼は拾い上げて、またもや棺のあとを追いかけるのであった」(米川正夫訳)
 このあと紀田さんはこの本をこんな感じで締めくくります(以下、うろ覚えのイメージ)。このとき老人といっしょについていってしまうのが一般の人。立ち止まってぬかるみに落ちた本に目を落とし、その本の行く末を思い描くのが愛書家。一般の人と愛書家とは、ただこれだけの違い、いやこれほどの違いなのである。
 この締めくくりに私は座布団2枚進呈しました。m(__)m
↓「現代人の読書」については以前こんな雑文を書いていますので関心のある人はどうぞ。
http://www.life-clip.jp/member/tag1948/default.asp?c_id=52662
http://www.life-clip.jp/member/tag1948/default.asp?c_id=52694
http://www.life-clip.jp/member/tag1948/default.asp?c_id=52737
by アニマルボイス (2017-12-30 20:58) 

middrinn

今夜は早く寝る予定だったのに・・・(T_T)
睡眠より本の話題を優先する本好き(^_^;)
紀田順一郎の『現代人の読書』は名前だけ
知ってましたけど(谷沢永一『紙つぶて』
に出てきます)、未読で、玉稿をざっと
拝読(精読は明日以降m(__)m)すると、
マイクロフィルム化や本の修繕方法など
司書講習科目のようなことまで書かれてて
想像以上に面白そうですね(^^) 玉稿も
また面白く拝読させて頂きましたけど、
角川文庫の『三銃士』はおそらく第一部
だけですよね? 第三部まで翻訳された
講談社文庫『ダルタニャン物語』全11巻
じゃないと^_^; あと「半落ち デタラメ」
で検索されると別ブログの拙稿がヒット
しますので、御興味ありましたなら^_^;
取り急ぎ、御礼までm(__)m
by middrinn (2017-12-30 22:17) 

アニマルボイス

もちろん(^^;第一部の「三銃士」だけです。その昔、確か鈴木力衛さんの訳で講談社から出ていて、「三銃士」は読んだのですが、何が原因だったのか忘れてしまったのですがしばらく他の本を読んだりしているうちに続きが次々に出てしまったのです。さて、どうしたものか迷っていると、このシリーズを全巻読んだ奴がいて、ご親切にも最後の結末を教えてくれてしまったのですわ(▼▼メ)。やったやった、めでたしめでたしの大団円を予想していたわたしは「えええーっ」となって、あれから後何十年、きみまろじゃあありませんがどうにも読む気がおきないのです。
「半落ち」、middrinnさんの文章読ませていただきました。生理的に合う合わないというのは読書にもあると思います。たとえば、私は池波正太郎さんの小説は全くだめです。「半落ち」の横山秀夫さんまたしかりで、映画にもなった「クライマーズ・ハイ」や「64」も私には退屈でした。「半落ち」は、たとえばあの何の役にも立たない弁護士。何のために出てきたんでしょう?
ではでは、そろそろ寝ます。
by アニマルボイス (2017-12-30 22:46) 

middrinn

講談社文庫『ダルタニャン物語』は、まさに鈴木力衛訳です(^^)
はっきり言って、世に知られてはいる第一部の「三銃士」が一番
つまらなく、続篇の第二部、第三部の方がメチャメチャ面白くて、
読まないと損しますよ(^_^;) 『半落ち』はもう全く憶えてなく、
弁護士が出てきたことすら記憶にありませんm(__)m 直木賞で
問題となった設定も含め、元新聞記者らしくよく調べて書いてて、
警察の世界の描写とかリアリティがあるかのような評判でしたが、
刑務所に関してはデタラメ(-"-) 横山秀夫に限りませんけど^_^;
by middrinn (2017-12-31 07:36) 

アニマルボイス

うわぁ・・・、そうなんですか。大昔に私が聞いた第3部の結末は、四銃士のうち最後まで生きているのは1人だけ、ということだったのでそんな「暗い」話はいやだなあとパスしていたのですが。困りましたねえ。「損する」と言われると、損はしたくないし、ただ第3部って1部、2部と比べてもえらく長かったような記憶が・・・。(^^;
by アニマルボイス (2017-12-31 10:48) 

middrinn

講談社文庫版の全11巻は、各巻がメチャ厚い上に、
第一部が2冊、第三部が3冊、第三部が6冊です(^^)
この大河ロマンを読破した我が人生に悔いなし(^^)
by middrinn (2017-12-31 11:05) 

アニマルボイス

ゲッ!
2+3<6

「第3部って1部、2部と比べてもえらく長かったような記憶」は間違いなかったか。ううむ、・・・しかし、読破しないと人生に悔いが残るような言われ方だし、悔いは残したくないし、とりあえず来年までの宿題ということで。あ、すぐ来年か(@×@)
by アニマルボイス (2017-12-31 12:15) 

middrinn

ヴァンヌの司教デルブレー卿(アラミス)と財務卿フーケとの会話シーンです(^^)
「あの、空を流れる雲をごらんなさい。空[くう]を切って飛ぶ燕をごらんなさい。
ダルタニャンはあの雲よりも、燕よりも速い。あの男は雲と燕を乗せて走り過ぎる
風なのです」「まさか!」「いや、あの男は人間わざとは思えぬことを平気で
やってのけます。わたくしとは同年輩、三十五年まえから、ダルタニャンのことは
よく知っています」・・・「しかし、途中で事故があるかも知れない」「あの男に
事故などあるはずがありません」「馬がなかったら?」「馬よりも早く走るでしょう」
「ああ、なんという男だ!」・・・どうです、今すぐ読んでみたくなりませんか(^^)
『三銃士』は第三部まで読破してこそ真の読書人と名乗る資格が生れます( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚
by middrinn (2017-12-31 12:40) 

アニマルボイス

あれれ、コメント送ったつもりなのに表示されない。「承認」されなかったのか、送ったつもりの「ボケ」か?
書いたのは、(これから大部の作品を読むのはエネルギー的にキツイので)リチャードレスター監督の3部作「三銃士」「四銃士」「新・三銃士(調べてみると小説の「二十年後」にあたる部分)」見ていますが、それではダメですか?
という、どうでもいいようなもの。

よいお年を。
by アニマルボイス (2017-12-31 23:25) 

middrinn

巻措く能わざる面白さなのに^_^;
それらは観てませんので(@_@;)
by middrinn (2018-01-01 08:47) 

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