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160925読んだ本

やらなきゃいけないことが多過ぎてパニクってるのに久しぶりの快晴で気温も25度を超えてる(@_@;)

【読んだ本】

長尾三郎『週刊誌血風録』(講談社文庫,2006)所蔵本

〈第二部 わが青春の「黄金の日々」〉の続きを読んだ(^^) 「4 吉永小百合インタビュー」だけど、
映画撮影中で何度お願いしても断られるので、宣伝担当者に対して「直接会うのが無理なら、質問書を
出すから、それにあなたが答えてもらって、私に話すという方法はどうですか」と提案^_^; その結果、
「南ベトナムの戦争をどう思いますか?」という質問にも答えてる(@_@;) でも、著者は「もっとも
本人が本当にこう答えたのかどうかは今でも私は疑問に思っているけれども。」って^_^; これじゃあ
伊藤律架空会見記( ← 古いね^_^; 今は「エアインタビュー」と言うべきか^_^; )と変らんぞ(+_+)
安直な取材活動から一転、昭和39年に皇太子夫妻が「秩父市で地元の働く若い世代と懇談」したのを
誌面に再現した裏話(@_@) 同行取材してないから、その出席者「を一軒一軒訪ね、座談会の模様を再現
していくのは根気と労力を要する取材だった。出席者の間にも記憶の齟齬があるから、座談会の発言順、
その内容、進行状態の正確を期すためには、何度も確認作業が必要で、一人では手に余るような取材
だった。」(@_@) でも、後日デスクの児玉隆也(淋しき越山会の女王!)から「宮内庁を回ったらね、
皇太子殿下があの記事を褒めていたそうだ。テープを再現したんだろうけど正確だって。だからぼくは
いったんだよ。『とんでもない。あれは記者が一人ずつ取材して回って座談会の模様を再現したもの
です』ってね。そしたら感心していたよ。ご苦労さまでした」と労われた由(^^) 「(育児にはとくに
ご熱心なだけに心から同情されるように、なんどもうなずかれる)」といったように「女性週刊誌では
会話の羅列ではなく、美智子妃の心情まで表現するこの( )の部分が特に取材のポイントになるので
ある。」ということで、丹念な取材活動が窺われ敬服m(__)m 座談会再現で思い出したのが、諸橋轍次
『孔子・老子・釈迦「三聖会談」』(講談社学術文庫,1982)だけど、何故3人なのに、鼎談ではなく
「会談」なのかな(..) 諸橋大漢和に当たれば分るのかしら^_^; でも、「ヤルタ会談」とかあるか^_^;
同書の執筆過程で「思いもよらない難関」があったことが、その「序」で述べられてた(@_@)「自分は
従来若干漢文を修めてきたつもり」だから、漢訳の仏典は「他の人びとよりはいくぶん理解に有利で
あろう」と「一種のうぬぼれに近い自負心みたいのもの」があったのに、「むしろ、なまなか漢文を
学んでいたことがさまたげになることをさえ感じた。」由(@_@;) 色々考えさせられた話だった(^^)

池田弥三郎『百人一首故事物語』(河出文庫,1984)所蔵本

とりあえず明日の準備せにゃ(+_+) 期間限定ポイント失効まで残り6日弱(@_@;) 本読む暇もない(;_;)
タグ:出版 回顧録
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