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231206読んだ本

昨日の空売り疑惑出品者は夜に出品を取り消したが(小生が駿河屋で注文したから)、出品者評価を
見ると〈発送が遅すぎる〉とのクレームがあるも線で消されてAmazonから〈出品者の責任ではない〉
旨の回答(?)が(^_^;) マケプレで高く転売してくれればAmazonに手数料が入るわけだしね(^_^;)
なお、出品者名をネット検索したら空売り転売の常習として悪評プンプンさとう珠緒ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
とりあえず小生が挙げた空売り古本屋の特徴を充たしている3店目として控えとこ_φ( ̄^ ̄ )メモメモ

【読んだ本】

前野直彬(注解)『唐詩選 (下)』(岩波文庫,1963)所蔵本

どうして『和漢朗詠集』に入れなかったのか、藤原公任を叱りつけてやりたいぐらいの名句が岑参の
「山房春事」にもあるが(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-10-03 )、
同作品について本書は次の解説( ̄◇ ̄;)

    /山房は山中の庵。詩の内容から見れば、作者が梁園[=梁の孝王の壮大な宮宛]の
    廃墟をおとずれ、その春景色を見て懐古の情をおこしたものと受けとれるが、この詩
    は二首の連作のうちの第二首で、第一首を見ると、作者はこの山房中に住んでいたと
    考えられる。しかし彼が梁園の附近に住んだという記録はない。二首は本来別々に
    作られたもので、後人がそれを連作の形にまとめたのか、あるいはまた、唐詩では
    庭園のことを一般に梁園と表現することもあるので、ここの梁園も、作者が若いころ
    に住んでいた河南の少室山中の家の庭を言ったのかもしれない。そうとすれば、転句の
    「人去尽」の「人」は、彼の家族または友人などをさすことになるであろう。・・・

この『岑嘉州集』の配列を考慮した解釈を前野直彬は紹介も本書では「懐古の詩」として訳したが、
松浦友久『唐詩の旅 黄河篇』(社会思想社現代教養文庫,1980)も何故か『和漢朗詠集』に入らぬ
名句がある岑参「磧中作」(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-10-01
に関して『岑嘉州集』でその前に「置かれている作品」=「磧を過る」を「傍証」として解釈して
いた(⌒~⌒) 勅撰集・私家集の配列を踏まえて和歌を解釈するのと同じだなと勉強になった(^o^)丿
何しろ素人なので読書を通じて漢詩文の読み方も日々学んでいるところ〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
タグ:古典 中国
コメント(4) 
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コメント 4

tai-yama

「空売り」じゃなくて「唐売り」なら中国っぽい気も(笑)。
漢詩のニコイチがあるとは。
by tai-yama (2023-12-06 23:24) 

middrinn

2首から1首を作る意に非ず(^_^;) それぞれ完結してる完全な作品(^_^;)
by middrinn (2023-12-07 06:01) 

df233285

その商品の相場を知らない私のような音痴は、その商品領域
の物品は、必ず現物取引をした方が良いという例でしょうかね。
「空売り」は株取引等の場合は、「値下がり局面で苦肉でする行為」
ですから。相手が相場を知っているか、知らないでダマす感覚
でするのかとい点で、その「空売り」とは、意味が少し違う
ような気がしました。なお私は、製造業者、仲買、問屋、小売店等
の身分名称が確定的で、流通形式が固定である、今の人間には多分
理解困難な時代に育ちました。
by df233285 (2023-12-07 06:43) 

middrinn

「空売り」とは、所有してない株を値下がりを予想して
高値で売って安値で買戻して差額を得る行為のはずで、
値下がりを予測できない相手に売るわけですよね(^_^;)
空売り古本屋は、在庫の無い古本を高値(といっても、
他の出品者よりは安値)で出品し、注文があれば安値の
掘り出し物を他店から購入転売して差額で利益を得る点
が同じで、注文主が(掘り出し物の存在を知らず)高値
の相場しか知らないことに付け入るところも類似(^_^;)
by middrinn (2023-12-07 10:42) 

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