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230827一昨日買った本

74歳にもなられて、恋話ばかり集めてらっしゃるなんて、キモ・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;お若いだろ!

【一昨日買った本】

井上宗雄『百人一首を楽しくよむ』(笠間書院,2003→2005三版)

「もったいない本舗 楽天市場店」で「良い」563円(送料無料)を20日注文し追跡不可能ゆうメール
で24日届いたが、同ショップが設定している443円の最安値(底値)で買い損ねた上に、状態的には
300円~400円ぐらいが適正かと(-ω-、) 元の所有者が読み込んでいたらしく、全体的に手汗が染み
付いている感触があること、表紙カヴァーから開き癖があり、ドッグイア=角折れや果汁をこぼした
ような痕が数ヶ所あること、書き込みは西行法師の項の「鑑賞」で紹介されている「心なき」の歌と
寂蓮法師の項の「鑑賞」で言及されている「さびしさは」の歌&定家の「見わたせば」の歌の3首に
鉛筆で小さ~い丸印がされていただけだが、これら三夕の歌をボールペンで書き抜いた紙を最終頁に
糊で貼り付けてあったこと等が個人的には嫌(´ヘ`;) 三夕の歌(の方)が気に入ったのかな(^_^;)
「小倉百人一首」の100首に対して、何で選ばれてるの?的な批評も行なっている研究者の注釈書に
石田吉貞『百人一首評解』(有精堂出版,1956)という名著があり、能因法師の歌について「能因の
ようなすぐれた歌人の歌から、どうしてこのような歌をえらんだかと思われるほど、見ばえのしない
歌である。」と批評(^_^;) 素人目にも、西行、業平、藤原敏行、伊勢タン、壬生忠岑・・・等々、
その代表歌とは思えぬ歌が選ばれているかと(^_^;) また作者100人についても、この人が入っていて
あの人が入ってないのはおかしくない?的な批判も可能かと(^_^;) 色々思い付くけど、ちょうど今
思い付いた歌人としては、『拾遺和歌集』の撰者とされる花山院が選ばれていないのは不思議(^_^;)
例えば、「木の下を住処とすればおのづから花見る人となりぬべきかな」なんか選ばれても良くね?
この人のこの歌が入っていてあの人のあの歌が入ってないのはおかしくない?的な批判も可能(^_^;)
だけど、そもそも「小倉百人一首」=秀歌撰という理解は正しくないから(^_^;) だからといって、
藤原定家が74歳(数え年)にもなって恋歌ばかり選んでいるのも何だかなぁと正直思うけどね(^_^;)

    目次

    本文の構成[=凡例]

    解説

     名称

     撰者・成立

     小倉色紙・歌仙絵

     内容・特徴

     流布
      
      坊主めくり/ちらし取り/源平合戦/競技かるた/

     参考文献

     あとがき

    参考資料

     写真(大津市 蝉丸神社/大津市 逢坂関所趾の碑/大津市 蝉丸神社/
     京都府木津町 伝和泉式部墓/)

     歌かるた(謙徳公、曽禰好忠、藤原実方朝臣、皇太后宮大夫俊成、前大僧正慈圓、
     入道前太政大臣の歌かるたの写真)

     集古十種 所掲 小倉色紙(能因法師、山辺赤人、坂上是則、殷富門院大輔の色紙の複写?)

     集古十種所載 藤原定家像、同 藤原俊成像

     百人一首歌仙絵 祐子内親王家紀伊、同 左京大夫顕輔

     百人一首歌枕地図【全国】

     百人一首歌枕地図【畿内周辺】

     小倉百人一首音別一覧(黒点は定まり字を示す)

     定まり字一覧

     作者関連年表

    人名さくいん[ママ]

    各句さくいん[ママ]
タグ:和歌
コメント(6) 
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コメント 6

df233285

相手が神主系武家で、宇都宮から見て京都は白虎の西なの。
藤原定家は、真面目に重視したんでしょうかね。「藤原定家
好き放題選歌」とまでは、行かなかったのかも。
by df233285 (2023-08-27 07:07) 

そら

74歳で恋の話、良いじゃないですか!
歳をとっても素敵な恋はしたもの
じいちゃん、ばあちゃんが手を繋いでいるのを見るとほっこりします(^^)
by そら (2023-08-27 09:30) 

middrinn

子の為家の舅で歌人でもある宇都宮蓮生の嵯峨の山荘の障子に飾るものですからね(^_^;)
蓮生が幕府から睨まれていたから、当初は後鳥羽院と順徳院の歌は外しましたけど(^_^;)
長さん様、依頼主である蓮生の意向や好みを踏まえた撰歌だったのかもしれません(^_^;)
by middrinn (2023-08-27 11:24) 

middrinn

政治や宗教の話ばかりよりはいいですけどね(^_^;)
そら様、花鳥風月の話が少なすぎますからね(^_^;)
2年前に出家した藤原定家が74歳にもなって『小倉
百人一首』に恋歌ばかり選んだという話です(^_^;)
by middrinn (2023-08-27 15:14) 

tai-yama

>全体的に手汗が染み付いている
本書には、きっと手に汗を握るぐらいの展開があるのかも(笑)。
by tai-yama (2023-08-27 23:23) 

middrinn

知的興奮でドキドキするような内容なら読むのが愉しみですけど、
元の所有者は古本屋に売り払ってしまったわけですからね(^_^;)
by middrinn (2023-08-28 05:55) 

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