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230817読んだ本

AIによる自動音声でニュースをお伝えしますとアナがわざわざ断わるのは、「iPhone から送信」と
同様、アピールする必要性とかあるんですかね(@_@;) そんなことを告知する時間を作るために、
もしも読み上げるニュースの文字数を削ってるのなら、視聴者が不利益を被っていることに(@_@;)
終了間際に雑談(特に朝ドラの話)する暇があるなら一本でも多くのニュースを伝えるべき(@_@;)

【読んだ本】

駒田信二『漢詩名句 はなしの話』(文春文庫,1982)所蔵本

前回(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-08-15 )に続き、今回も『文選』
から漢の武帝の作と伝えられている詩「秋風辞(秋風の辞)」の第八句「歓楽極りて哀情多し」(^^)
その歌い出しの「秋風起りて白雲飛び」が、高祖劉邦の「大風歌(大風の歌)」の歌い出しの「大風
起りて雲飛揚す」と「ほとんど同じ」で、「大風歌」は〈得意の絶頂にある者の大きなよろこびと、
そのよろこびのかげにある一抹の不安との交錯した詩である。その点でも「秋風の辞」と通じるもの
があるといえよう。〉と指摘している( ̄◇ ̄;) また第四句が解釈によっては「神仙へのあこがれ」
とも_φ( ̄^ ̄ )メモメモ 結びの二句「歓楽極りて哀情多し 少壮幾時ぞ老を奈何せん」は「だが、この
ように、たのしさの絶頂にいるときこそかえって悲しさがわきあがってくるものだ。人生は永遠では
ない。やがては老いて死んでいかなければならないのである。それを思うと悲しい。」という訳(^^)
なお、「序」に記されている内容から〈おそらくは『史記』の「孝武本紀」に、初めて后土[=地の
神]を祭ったと記されている元鼎四年─前一一三のことであろう。〉と本書はするが、この元鼎4年
の后土の祭のことは、吉川幸次郎『漢の武帝』(岩波新書,1949)も村松暎「巻の武帝」司馬遼太郎
(責任編集)『集英社版 人物中国の歴史 4 長城とシルクロードと』(集英社,1981)所収も、とも
に言及してるけど、この「秋風辞」については全く言及していなかった〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
タグ:古典 歴史 中国
コメント(6) 
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コメント 6

tai-yama

伝えるネタ(ニュース)がないから雑談をしているとも言えたり。
人生は永遠ではなく、やがて老いていき、最後は独りで死ぬっ!
誰もが通る道・・・・。今独りでもどうせ最後は独りだし(笑)。
by tai-yama (2023-08-17 23:36) 

ナベちはる

自動音声だとアピールしたところで何かメリットはあるのかなと…気になります。
by ナベちはる (2023-08-18 01:27) 

middrinn

少なくとも既に読み上げたニュースの文字数を増やせたはず(^_^;)
tai-yama様を漢の武帝と比べるなんて、畏れ多・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
愛車と一緒に葬られれば、あの世でもツーリングに行けますよ(^o^)丿
by middrinn (2023-08-18 05:32) 

middrinn

話題の技術を逸速く取り入れてますという自慢かも(^_^;) アナ不要なわけで、
ナベちはる様、アナは自分への死刑判決を読まされているような気も(@_@;)
by middrinn (2023-08-18 06:01) 

df233285

この漢詩は、日本にかつて「神仏混交」、「山岳信仰も
混ぜこぜ」が存在した根本原因かもしれない。駒田信二
の指摘とこの、ブログの「秋風辞」記事は弥生時代中期
の日本史にとり、最重要かも。メモメモ。
by df233285 (2023-08-18 07:01) 

middrinn

当時の儒教は神秘主義的だったがために神仙思想(の方士)も跋扈したのか、
むしろ神仙思想の方士は焚書坑儒を行なった秦の始皇帝にも取り入ってるし、
武帝も始皇帝もともに「極」るとやはり不老不死を望むものなのか(@_@;)
by middrinn (2023-08-18 14:45) 

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