コスプレのアイテムとして孔明の白羽扇とメーテルの帽子が欲しいかな〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
今月末発売の芸新を予約し、ノルマの古本一冊も安~いのを注文して、今月の予算は尽きた(-ω-、)
残りの16日間に例の7000円の古本その他を注文したりしないよう、戦いは続くo(-`д´- o)マケナイゾ!!

【読んだ本】

植木久行『唐詩歳時記』(講談社学術文庫,1995)所蔵本

     夏日山中  夏日[かじつ]の山中

    嬾搖白羽扇 白羽扇を揺[あお]ぐに嬾[ものう]し

    裸袒靑林中 裸袒[らたん]す青林の中[うち]

    脱巾挂石壁 巾を脱して石壁に挂[か]け

    露頂灑松風 頂[いただき]を露[あら]わして松風に灑[そそ]ぐ

     白い軽い、羽根の扇子。それを揺[あお]ぐのさえ懶[ものう]いような
     真夏の真昼。山中の気ままな暮らしだけに、人目も気にならない。青々と
     茂った林のなかで、 「裸袒」、もろはだぬいで、涼しさを求める。
     ついでのこと、頭巾も脱[と]って石の壁にひっかけ、頭の頂[てっぺん]
     を出して松風にさらそう。

松浦友久『李白 詩と心象』(現代教養文庫,1970)から訳(漢字は原文ママ)も含めて引いたけど、
吉川幸次郎&三好達治『新唐詩選』(岩波新書,1952)は吉川幸次郎がこの李白の詩を紹介した上で
「頭巾をぬぎ、まげを露わにむきだしにするのは、俗世の礼儀にはずれたことであるが、ここは俗世
ではない。」と指摘している(^_^;) 本書も「李白らしい消夏法」として、この作品を取り上げて、
次のような興味深い解説も(^_^;)

    ・・・/中国では、元朝以前では、一般に団扇を用い、明以後、折扇[せっせん]・
    摺扇[しょうせん](折りたたみできる扇子)を用いるようになった。折扇は
    北宋時代、日本や朝鮮から伝来し、元代になっても珍しく、その盛行は明代であった。
    ちなみに、折扇は九世紀ごろ、日本で発明され、朝鮮では、ただちにこれを精巧に
    模造した。それで折扇は朝鮮で発明されたとする誤った説も生じたほどである。
    要するに、班婕妤[はんしょうよ]の「怨歌行」に「団団として明月に似たり」と
    あるように、まん丸い形の団扇が多かった。なかでも白羽扇は、皎潔[きょうけつ]
    ・高尚な団扇として、特に脱俗的な隠士の風貌に似あっている。孟浩然の「(隠者)
    白雲先生王迥[おうけい]訪[と]わる」詩にも、「手に白羽の扇を持ち、脚に
    青芒の履[くつ](草履の一種)を歩[は]く」と見えている。/・・・

補助線、てゆーか、注を何回か書いてきたが、敵本主義で、バカチンは行き掛けの駄賃v( ̄∇ ̄)ニヤッ