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230425読んだ本

拙ブログをお読みの皆様にも何か良いことありますよーに(^o^)丿 引いたのは6時1分_φ( ̄^ ̄ )メモメモ
500ポイント当たったのは、460円の古本を4600円で転売しようとする目論見を防いだからかな(^_^;)

【読んだ本】

倉本一宏(全現代語訳)『藤原道長「御堂関白記」(下)』(講談社学術文庫,2009)所蔵本

藤原道長の日記『御堂関白記』を本書の訳で通読した際に笑ってしまったのが、長和5年(1016年)
4月22日条(^_^;)

     二十二日、乙未。 宇佐宮奉幣料・神人禄料/但馬守の不堪愁訴を却下

    蔵人(藤原)頼宣が申して云ったことには、「この何日か、宇佐宮の奉幣料、
    および神人の禄料を、率分所下文によって、諸国に賦課しました。ところが、
    但馬守(橘)為義が、『この但馬国は野草の国です。練用の絹を供出すること
    には堪えられません』と申してきました」と。私が仰せて云ったことには、
    「先に諸国が、代用の品目を供出することを申請してきた。ところが、仏神の
    用途については、宣旨を下して、代用の品目を認めず、指定された品目を徴収
    するよう命じておいた。但馬守が申請してきたことは、認めるわけにはいかない。
    野草の国であっても、指定してある練用の絹を供出しない限り、為義が殿上間に
    参ることは禁止する」と命じた。

「此の国は野草の国なり。」には笑った(^_^;) 橘為義は野草但馬守と呼ばれてそう(^_^;) んにゃ、
但馬牛が有名だし、野牛但馬守・・ヘ(__ヘ)☆\(^^; にしても、権力者である道長から「野草の国、
奉らざる間、殿上に参るべきに非ざる由を仰すること、已に了んぬ。」とされて、橘為義のその後が
気になったけど、同年の8月2日条には次のように記されていた(^_^;)

     二日、癸酉。 橘為義、二条第の障子を調進/美濃守、火事を見舞う

    ・・・後に二条第に到った。橘為義朝臣が調進してきた障子を見た。・・・

道長から注文された「障子」を調達して御機嫌取りをするような輩かよとガッカリしたのも束の間、
同年11月12日条には次の件が(^_^;)

     十二日、壬子。 大嘗会悠紀方屛風和歌/五節の舞姫献上を改替

    ・・・大嘗会の悠紀方の御屛風和歌を、(大中臣)輔親が奉仕した。それを書くよう、
    (橘)為義に命じた。為義は、「私は病悩していて、奉仕することができません」と
    云った。そこで、もう一人に下した。・・・

「悩事有りて」とはいえ、道長が「命じた」のに断わっちゃうんだから、やっぱり橘為義は只者では
ないし、この条を見る限り、当時の能書の一人だったのかも(^_^;) 翌寛仁元年(1017年)2月9日条
にも、「(橘)為義朝臣の宅に赴いて宿した。これは、明日、大原野祭に神馬使を出立させることに
よるものである。」とあるし、道長と橘為義とはかなり近しい関係だったことが垣間見られる(^_^;)
更に調べようとしたけど、国際日本文化研究センター「摂関期古記録データベース」で大量にヒット
したから断念(^_^;) 犬養廉&平野由紀子&いさら会『笠間注釈叢刊18 後拾遺和歌集新釈 上巻』
(笠間書院,1996)には、田渕句美子が「・・・道長家の家司としての働きが大で、道長によく庇護
されていた。・・・」と記していた(^_^;) でも、藤原実資も日記『小右記』の寛仁元年(1017年)
10月29日条に「・・・/去ぬる二十六日、但馬守為義朝臣、卒去す。有信、申し上ぐる所なり。」と
記すのに、『御堂関白記』の同日条や同月26日条に全く言及が無く、道長、そういうとこだぞ(^_^;)
タグ:書道 歴史
コメント(4) 
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コメント 4

ナベちはる

500ポイント、ご当選おめでとうございます(*´▽`*)
朝早い時間だといいことがありますね!
by ナベちはる (2023-04-26 00:51) 

tai-yama

500ポイントは宇佐宮の奉幣料として・・・
野草を蚕に食べさせれば、絹になるのに。
by tai-yama (2023-04-26 02:16) 

middrinn

ありがとうございますm(__)m 良いことが、
ナベちはる様にもありますよーに(^o^)丿
たしかに早い時間の方が当たってる気がしま
すが、引く人が少ないからですかね(^_^;)
by middrinn (2023-04-26 06:03) 

middrinn

ペンペン草も生えそう(?)なので、無理(;_;)
tai-yama様、そこは気になりますよね(@_@;)
by middrinn (2023-04-26 06:42) 

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