拙ブログをお読みの皆様にも何か良いことありますよーに(^o^)丿ヾ( ̄o ̄;)14日に続いてまた!?
考え事しててスロットから大量に出てくるのに気付き変だなぁと思ってたら1000p当たってた(゚ロ゚;)
先週の500pといい、「剣をとってフランスを救いなさい」じゃなかった「古本を買いなさい」という
神の声か(^_^;) ちょうど買いたい古本が1662円なので、この節約できる1500円で買うことに(^_^;)
早朝注文も午前中にショップの動きが無いのはWBC決勝を視てるのか(ノ ̄皿 ̄)ノシゴトシロ!┫:・’

【読んだ本】

久富哲雄(全訳注)『おくのほそ道』(講談社学術文庫,1980)所蔵本

1996年(平成8年)に発見・紹介された『おくのほそ道』の中尾本=野坡本は松尾芭蕉の自筆なのか
どうか激しい論争があり未だに未確定らしいが、「周知の通り、中尾本の特色は、貼紙を中心とした
数多くの訂正箇所をもつ点にあり、貼紙の下からは未知の本文が続々と出現した(前掲[上野洋三]
『芭蕉自筆 奥の細道』[岩波書店,1997]の脚注に記載)。」と、佐藤勝明「『奥の細道』中尾本の
意義はどこにあるのか」は記す(松田浩&上原作和&佐谷眞木人&佐伯孝弘[編]『古典文学の常識
を疑う』[勉誠出版,2017]185頁)(@_@;) 真贋問題に関して「週刊俳句 Haiku Weekly」に2007年
7月29日付で栗林浩「芭蕉自筆本真贋論争考」(初出:「琅」第20号[2007年7月・編集人宗内敦])
という論稿があり(⇒ https://weekly-haiku.blogspot.com/2007/07/blog-post_3396.html )、
メチャ面白~い内容なのだが、この貼紙についての次の件に目が留まった(@_@;)

    ・・・/さらに二ヶ月が過ぎた。私はひとを介して前記の井口洋氏の論文のひとつ
    が載っている同学国語国文学会の論文集「叙説」三十三号(平成十八年)を送って
    もらった。先に、「中尾本」についての講演のことを書いたが、論者の井口氏が
    その論のごく一部をまとめたものである。/その論点は、自筆真贋に直接触れる
    ものではないが、「中尾本」の張り紙部分の下に書かれている本文を吟味して、
    その張り紙訂正が芭蕉ではなく、森川許六を含む誰かによってなされたものである、
    と井口氏は言うのである。筆跡鑑定以外の証拠によって推理したものであり、
    その推論手法を手短に説明することは、私の能力を超えているが、結論的には、/
    「中尾本」の『壷の碑』部分の本文では、当該の碑の高さを「七尺」となっていたが、
    これに張り紙がなされ、「六尺」と訂正された。このような訂正ができたひとは、
    それ以前に編集された許六の他の史料に同じ「六尺」という表現があるので、
    芭蕉以外の許六を含む誰かであろう。/という趣旨である。/・・・

「『壷の碑』部分の本文」云々とは本書(の訳)によると「つぼの石ぶみは高サ六尺餘、横三尺斗歟
[ばかりか]・・・」(「壺の碑は高さが六尺余り、横が三尺程度であろうか。・・・」)(@_@;)
この「壺の碑」(実は「多賀城碑」)を実見して、その「高サ」が「六尺餘」なのを(wikiに「碑身
は高さ約1.96m・・・」)当初は「七尺餘」と書いてたということは、芭蕉はチビ・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;

ちなみに、有料記事なので途中までしか読めなかったけど、2016年10月12日付と思われる毎日新聞の
〈松尾芭蕉 180センチ巨漢? 「等身大」座像に疑問の声〉という記事がネットに出てた(^_^;)
https://mainichi.jp/articles/20161012/k00/00e/040/185000c