やっと入荷も予想の3倍の値を付けられたΣ( ̄ロ ̄lll)ニャンと!? 下巻は前に同じショップで
390円で買えたのに(´ヘ`;) 少しでも安いのをとブックオフを廻ってみたけど無かった(-ω-、)
さて、さて、さ~て!美術館の後に小生としては珍しく(半年ぶり?)自販機で飲み物を買うと、
直後に街で無料配布のエナジードリンクを珍しく(生まれて初めて?)受け取っちゃった(@_@;)
更に、コンビニで珍しく(何年ぶり?)おにぎりを買い、袋は要らないと言ったのに袋に入れられ
3円とられてしまって、予定していたランチ代より大幅に節約できたからそのまま受け取ったけど、
今日は全てがちぐはぐで、こーゆー状況を意味する故事成語が何かあったような気がする(@_@;)

【読んだ本】

駒田信二『中国故事 はなしの話』(文春文庫,1981)所蔵本

「男女の話」の章(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2023-03-04 )に続いて、
「語源の話」の章を読んだ(^_^;) 本章では、「天高く馬肥ゆ」(←『漢書』匈奴伝、趙充国伝)、
「騎虎の勢」(←『隋書』独孤皇后伝)、「小心翼々」(『詩経』の大雅の烝民)、「自暴自棄」
(←『孟子』離婁伝)、「一挙手一投足」(←唐の韓愈の「応科目時与人書(科目に応じる時、人に
与うる書)」)、「一葉落ちて天下の秋を知る」(←『淮南子』説山訓篇、ex.李子卿「秋虫賦」、
『文録』)を取り上げていて、これらは「・・・その語源的意味と、今日われわれが使っている意味
とは同じでない・・・」ので要注意_φ( ̄^ ̄ )メモメモ

    ・・・/たとえば「秋高く馬肥ゆ」あるいは「天高く馬肥ゆ」という言葉を、われわれは
    秋のさわやかな気候をあらわす言葉として使っている。だが、この言葉の出典は『漢書』
    の匈奴伝や趙充国伝などで、秋になったから防戦の準備をしなければならない、という
    意味であり、攻め入る匈奴の側からいえば、得意の表現である。/・・・

    ・・・/別に、『楚辞』の九辯に「天高く気清し」という表現がある。秋の空が高く、
    大気が清く澄みわたっているさまをいったものであることはいうまでもない。わが国
    でいう「天高く馬肥ゆ」は、この「天高く気清し」に食欲の秋という意味を加えて
    使いだしたのかもしれない。/

興味深いのは「一葉落ちて天下の秋を知る」で、「語源的意味」からズレている例として本書が挙げ
ているのは、芭蕉の「わが宿の寂しさ思へ桐一葉」と子規の「夏やせの骨にひびくや桐一葉」(^_^;)
「秋」の持っている(日本的と言っていいかは微妙)イメージから「意味を加え」たのかな(@_@;)