先に買われて170円値上がりに別の本を注文したら何故か宅急便に(゚o゚;) そんなに厚かったか(@_@;)

【読んだ本】

岡崎文夫『魏晋南北朝通史 内編』(平凡社東洋文庫,1989)所蔵本

    ・・・/[東晋の]明帝在位三年にして死し、成帝がこれに代った。ときに朝政を
    専制したのは明帝の外戚庾亮[ゆりょう]という者である。彼は為人方厳をもって
    一世に推されたが、それだけ法に任じて独裁するの風があり、王導に立てられた
    寛和の政と異る。王導もまた彼のあまりに雅懐に富まざるを嫌い、一般に[都の]
    建康内部には彼に対する不評が多い。・・・

蘇峻の乱が起きたのも庾亮の責任だし、詳しくはないが、その他の行動を見ても無能政治家かと(^_^;)
庾亮に関する説話を、目加田誠『新釈漢文大系76 世説新語 上』(明治書院,1975→1986年9版)134頁
の通釈で引く(^_^;)

    庾公(庾亮)はある時仏寺に入り、釈迦の臥像を見て言った。/
    「この人は衆生済度に疲れたのだ。」当時、人々はこれを名言とした。

駒田信二(編訳)『中国笑話集』(講談社文庫,1978)にも収録されてた説話だが、おそらく涅槃像
のことなんだろうけど、現代の日本で言うならば、政治家の某みたいなキャラだったのかな(@_@;)