ブログを開くと必ずピッコマの漫画の広告が出るんだけどデルヨデルヨヽ(゚∀゚=゚∀゚)ノデチャウンダヨ!!!!!!

【読んだ本】

駒田信二(編訳)『中国笑話集』(講談社文庫,1978)所蔵本

「のどとふところ」(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-06-08 )に続いて、
158篇の笑話から成る「おたのしみ」を読んだ(^_^;) 既読の村山吉廣(訳編)『中国笑話集』(社会
思想社現代教養文庫,1972)だと「好色譚」の章に該当し、同書の「野ざらし」(本書でも同じ題)は
前に要約・紹介も18禁(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-01-15 )(^_^;)
好色譚と言っても笑話、笑話と言っても爆笑するようなのは無かったけど、その辺は人それぞれで、
「おたのしみ」の中で小生が気に入ったのは、深読みも出来そうな「手柄」と題された一篇(^_^;)

    /[東]晋の元帝(司馬睿[しばえい])は皇子が生れた祝いに、あまねく群臣に
    下賜をした。そのとき予章郡太守の殷羨[殷浩の父]が、/「皇子のご誕生、天下
    ひとしくお喜び申しあげております。臣は何の手柄もございませんのに、手厚い
    賜物を頂戴し、恐縮至極に存じます」/とお礼を言上した。すると元帝はいった。/
    「このことでは、そなたに手柄を立てさせるわけにはいかんよ」/

これは『世説新語』に載ってる説話の由、村山吉廣の前掲書には無く、本書は『笑府』を始めとする
「・・・いわゆる笑話本以外の書物からも九十篇あまりの笑話を収録・・・」(本書巻末の駒田信二
による「解説」)しており、村山吉廣のよりもヴォリュームがある所以ヤッタネ!!(v゚ー゚)ハ(゚▽゚v)ィェーィ♪