読書の厄介なところは、ブックオフのセールに行くか行かないか、である〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
超寒いし疲れ果てて、これ以上は歩けないし、③は今日中には書き終らないよ、パトラッシュ(-ω-、)

【読んだ本】

フランコ・サケッティ(作)杉浦明平(訳)『ルネッサンス巷談集』(岩波文庫,1981)

安原顯『ジャンル別文庫本ベスト1000』(学習研究社,1995)で紀田順一郎も担当(石堂淑朗と辻邦生
も担当)してる「ノン・ジャンル ベスト50」が本書を次のように紹介していた(@_@;)

    十四世紀イタリアの民話集で『デカメロン』の向こうを張ったもの。奇談あり艶笑談
    ありで飽かせない。国民性というべきか、日本の民話にない開放性と豪快さがよい。
    原作はかなり膨大なものだが、わが国では戦後間もなく世界古典文庫(日本評論社)
    から『フィレンツェの人々』という題で同訳者により上梓、全三巻予定が二巻で中絶、
    そのまま長らく絶版状態が続いていた。岩波文庫版も残念ながら抄訳だが、サワリは
    含まれている。

邦訳「全三巻」で出たのは「二巻」までなのに「抄訳」の本書に「サワリは含まれている」と断じる
なんて、紀田順一郎は原書で全て読破したのかね(@_@;) とまれ、何か惹かれるものがあって試しに
読んだら、たしかに退屈凌ぎに(⌒~⌒) 各話冒頭に数行の梗概が記されているので、面白そうなのを
チョイスして読んだからかもしれないけどね(^_^;) ちなみに、本書について専門家である河島英昭の
「イタリア文学・ベスト50」(安原顯編集『リテレール別冊 文庫本の快楽 ジャンル別ベスト1000』
[メタローグ,1992]所収)は〈・・・敗戦直後「世界古典文庫」のために全訳したもの[全223篇で
上・中巻は179話収録と本書の「解説」にある]から、七四篇が選び出されていて、旧稿には「誤訳・
迷訳・珍訳が多かった」と訳者は謙遜している。が、語法や技法を超えて、飢餓の時期の文学者の、
高い志は、行間に、漲っている。〉とあり、これまた惹かれる文章だな〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ