入ったこと無いけど、メディアカフェポパイのテーマソング、聞こえてくる度に口遊んでたのに(-ω-、)

【読んだ本(一部ネタバレ)】

松本清張『レジェンド歴史時代小説 大奥婦女記』(講談社文庫,2015)

読了(^o^)丿 個人的に押さえておきたい人物だけ補って目次をメモする〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

    乳母将軍:お福(家光乳母)→春日局⇒お蘭→お楽(家綱母)、於万の方(六条宰相有純女)

    矢島局の計算:矢島局(家綱乳母)vs伏見宮貞清親王姫浅宮&右衛門佐局&飛鳥井&姉小路

    京から来た女:浅宮顕子(家綱夫人)、姉小路局⇒お国(阿国の方)vs飛鳥井局⇒阿類・阿仙

    予言僧:お玉(綱吉母)→桂昌院

    献妻:阿久里(牧野成貞妻)&安子(成貞女・成住[黒田直相男]妻)

    女と僧正と犬

    元禄女合戦:鷹司信子(綱吉夫人→浄光院殿)派&万里小路⇒常盤井局(水無瀬中納言女)
          →右衛門佐局(→清心院殿)vsお伝の方(→春光院殿)派⇒大典侍局→
          北の丸殿(→瑞春院殿)+桂昌院派

    転変

    絵島・生島:左京の方(家継母)→月光院&絵島+生島新五郎

    ある寺社奉行の死:脇坂淡路守安董[やすただ]vs大奥+感応寺

    米の値段:お喜世(町医者太田宗因女)→左京の方&旗本太田内記政資[左京の方弟]
         vs萩原重秀

    天保の初もの:水野忠邦vs姉小路局

    解説・大奥の組織(進士慶幹)

松本清張の歴史小説だけど、どれもフツーに面白く読めた(^^) すっかり忘れてたけど、寺社奉行の話
以外は、海音寺潮五郎『江戸城大奥列伝』(講談社文庫,2008新装版)にほとんど出ている内容(^_^;)
海音寺潮五郎の史伝とはいえ大奥には興味が無いから、こーゆー歴史小説の方が頭に残りそう(^_^;)
だが、「大奥と寺社が最も恐れた剛胆な奉行」として脇坂淡路守安董も取り上げてる丹野顯『江戸の
名奉行 43人の実録列伝』(文春文庫,2012)を読むと、本書の「ある寺社奉行の死」は不審(@_@;)
一度目の寺社奉行の在任中に延命院事件を裁いた脇坂淡路守安董が、時を経て寺社奉行に再任されて
裁いた事件として本書が描く感応寺事件は、同書によると脇坂安董が裁いた延命院事件じゃん(゚ロ゚;)
更に、同書によると、そもそも家斉の手で造立された感応寺が落慶した年に脇坂淡路守安董は西の丸
老中へと昇格しており(感応寺は家慶&水野忠邦によって破却された由)、脇坂淡路守安董は感応寺
事件を手掛けてないだけでなく、本書の結末のシチュエーション(本作品タイトルを参照されたい)
も異なるヒィィィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ なお、本書では大奥と感応寺の関係を探るために大奥へ密偵として送り
こまれた家来の娘は事件後に尼になるけど、同書だと脇坂安董は延命院事件において「密通の事実を
つかむために家臣の妹(決着後に自害)を奥女中に仕立てて参籠させ、女犯の事実をつかむことも
したらしい。」とあって、こちらも異なる((;゚Д゚)ヒィィィ! 歴史小説じゃなくて時代小説か(´・_・`)
なお、本書は活字が大きくて寝床で老眼鏡せずに読めて有難かったが、最終頁にエッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?

    ・・・/本書は、一九九九年十二月に講談社文庫より刊行された『新装版 大奥婦女記』
    を改訂し、文字を小さくしたものです。/