SSブログ

201022買った本&読んだ本

来年の手帳のコーナーが縮小され品数も少なくなったが、この調子だと来年には無いかもヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ

【買った本&読んだ本】

山下道代『王朝歌人 伊勢』(筑摩書房,1990)

Amazon出品者「はなひ堂」に1108(952+送料等257-ギフト券101)円で19日注文し今日22日届く(^^)
コンディション説明文は「中古品 - 可 - 経年によるヤケ、シミ、軽い傷みはございますが、ページ
内には特に目立ったキズなどもなく、読む分には問題ありません。」だが、他店なら「良い」で出品
されてもおかしくない状態(^o^)丿ウラー! ビンボーゆえ一円でも安くと普段は注文しない「可」だけど
ラッキーだったヤッタネ!!(v゚ー゚)ハ(゚▽゚v)ィェーィ♪ だけど、プチプチ等無しでビニール封筒だった(´・_・`)
なお、第一刷だったからか、筑摩書房の新刊案内とともに、藤平晴男「山下道代『王朝歌人 伊勢』の
ために」という文庫本サイズで表裏に活字ぎっしりの研究余滴のような推薦文チラシも挟まってて、
コレもまた興味深い内容だったので、今回はメチャお得な買い物だったよんオホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)

山下道代『伊勢集の風景』(臨川書店,2003)を購入し、30歳前に詠んだ歌なのに家を売ったとの詞書
から晩年の零落説もあった話(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-10-20 )を
書いたばかりの伊勢タンについての評伝が本書(^o^)丿 チョー強烈な記述が∑( ̄ロ ̄|||)ニャンと!?

    ・・・晩年、あるいは歿後まもないころ、伊勢には、[紀]貫之と比肩するほどの
    盛名があったのである。

    忘れられた伊勢[←節見出し]

    にもかかわらず伊勢の名は、後代次第に忘れられて行った。今日、小野小町なら
    知っているが、伊勢なんて知らない、という人は少なくないだろう。百人一首の
    女流で考えてみても、たとえば和泉式部や紫式部、清少納言らに比べて、伊勢の
    知名度は格段に低い。これらの人々は、伊勢の前では、いわば素人の歌よみに
    すぎなかったのに。/・・・

「素人の歌よみ」ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ 伊勢タンに匹敵する和泉式部以外については的確・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
    
・和歌の割り当てを忘れてたのに気付いた醍醐帝、伊勢タンに御指名キタ━━━━(゚д゚;)━━━━!!

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-02-07

・伊勢タンは「花を映す鏡となる澄んだ水面」を、紀友則は「水に映った菊の美しさ」を詠んでいる(^^)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-06-04

・伊勢タンがチト可哀想だよ(´;ω;`)ウッ… これからは、もう少し心を込めて伊勢タンと呼ぶよ(;_;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-06-05

・記念に東大受験して「△△参上!」と机に落書きしてくるアホと伊勢タンを同類視するなヾ(`◇´)ノ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-06-09

・伊勢タンが後世の歌人から如何に尊敬されていたかという逸話と牛車の乗車降車の作法について(^^)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-06-11

・nice!やコメしても無反応なブログ主の如く伊勢タンはお高くとまってるわねオホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-06-29
タグ:評伝 和歌
コメント(12) 
共通テーマ:

コメント 12

1963年のオカジュン

気まぐれ更新の拙者のブログに毎度訪問いただきありがとうございます。こうやくんはいまだ健在であらゆるところで活躍していますよ。
和歌に疎い私には恥ずかしながら伊勢の名は存じ上げませんでした。
by 1963年のオカジュン (2020-10-22 20:17) 

middrinn

こうやくんは河合克敏『とめはねっ! 鈴里高校書道部』という漫画で知りました(^_^;)
『百人一首』にも入ってますが、「難波潟」の歌、実は伊勢タンの作ではない由(^_^;)
by middrinn (2020-10-22 20:31) 

ニッキー

ビニール封筒は残念でしたが、よその店だったら
「良い」の品が安く手に入って、なおかつ推薦文チラシも
入ってたのはとてもLUCKYでしたねぇ♪( ´▽`)
推薦文チラシなんてすぐになくなりそうだけど
前の持ち主さんは売るときのために取っておいたのかなぁ(⌒-⌒; )
by ニッキー (2020-10-22 22:51) 

tai-yama

歌唱力は無くても売れた者の勝ちなのは芸能界と同じ・・・
有名企業CMのタイアップやアニメの主題歌になったら伊勢さん
きっと超メジャーになったかも(笑)。
by tai-yama (2020-10-22 23:16) 

ナベちはる

今はスマホに入っているカレンダー機能を使えば…と思っている人も少なくなさそうな気がします(^^;
by ナベちはる (2020-10-23 00:50) 

middrinn

研究余滴と評したように内容的に本書の〈解説〉
として巻末に収録されていてもおかしくないので、
ニッキー様、本書を購入するような元の所有者
も捨てずにとっておいたのだと思います(^_^;)
by middrinn (2020-10-23 05:49) 

middrinn

天皇や貴族から屛風歌を依頼された点で、
tai-yama様、伊勢タンは専門歌人であり、
ソレとの対比で「素人の歌よみ」と評した
ものかと(^_^;) ただ、和泉式部は前に
紹介したように屏風歌も詠んでます(^^)
by middrinn (2020-10-23 05:53) 

middrinn

ハンコと同様に、デジタル化によって、手帳も、
ナベちはる様、来年には消えちゃったり(+_+)
by middrinn (2020-10-23 05:55) 

そら

私は手帳は使わないです
以前一度買いましたが一年経っても真っ白けっけ
それ以来買いません(^^;
今回の買い物はラッキーでしたね、ネット通販だと運に左右されます!
by そら (2020-10-23 06:37) 

middrinn

予定を書き込むだけでなく、日記帳としても使ってま~す(^o^)丿
だから、小生は予定は少ないのですが、真っ黒になります(^_^;)
by middrinn (2020-10-23 07:38) 

enokorogusa

伊勢と小野小町の例に限らず、歴史上の人物の知名度の差って、
どこから出てくるんでしょうね?
人気になった歴史小説の影響?
学校教科書への採択?
長い歴史の中で広まっていった大衆文化的な読み物など?
いろいろあるとは思いますが・・・
by enokorogusa (2020-10-26 20:34) 

middrinn

一般的な知名度は、列挙されたもので決まりそうですけど、小町と伊勢については、
謎ですね(@_@;) 本書は「・・・伊勢は、あまりに純粋に勅撰和歌集世界の歌人で
ありすぎたのかもしれない。中世以降、勅撰和歌集の世界がその内側からエネルギー
を失いはじめ、やがて生滅へと向かったとき、伊勢の記憶もまた、必然的に薄れて
行かざるをえなかった。/たとえば、『古今集』の中で、女性としては伊勢に次ぐ
入集数のある小野小町。この人には、かなり早くから勅撰和歌集の世界をはみ出す
イメージがあったが、そこへさまざまの説話や伝説が付着して、いわば小町像の
大衆化とでも言いたいような現象が生じた。・・・/しかし伊勢の上には、その
ような大衆化も起こらず、虚像も生じなかった。伊勢は、ただ勅撰和歌集の世界
とともに消滅し、忘れられて行った。・・・」としており、小町との差異は説明
しきれているとは思えませんけど、(「素人の歌よみ」と対照的な)専門歌人で
ありすぎたから、と理解(@_@;) 同じく専門歌人だった紀貫之も『土佐日記』が
無ければ、伊勢と同じように忘れられ、一般的な知名度は無かったかと(@_@;)
凡河内躬恒、壬生忠岑なんかと同じ程度の知名度の無さになったのでは(@_@;)
紫式部も清少納言も、詠んだ歌ではなく『源氏物語』『枕草子』のお蔭(@_@;)
by middrinn (2020-10-26 20:55) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。