SSブログ

191221読んだ本

GACKT様と「チーム全問正解」を組まされるゲストも結構ツラいかと(^_^;) 昨日のデイリースポーツで
GACKT様の「正直に言わせていただくと、やめたいです。ストレスでしかない」というコメを読んだが、
「芸能人格付けチェック」は年末年始に視る唯一の番組だし、やめないでほしいオホホホ( ^^)/~~~~ ピシッ!

【読んだ本】

阿部俊子(全訳注)『伊勢物語(上)』(講談社学術文庫,1979)所蔵本

今日から『伊勢物語』をチンタラ読み始める(^o^)丿 ピンクの付箋紙を使うオホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)
本書を一応テキストにするけど、片桐洋一&福井貞助&高橋正治&清水好子(校注・訳)『新編日本
古典文学全集12 竹取物語 伊勢物語 大和物語 平中物語』(小学館,1994)の福井貞助(校注・訳)
『伊勢物語』、石田穣二(訳注)『新版 伊勢物語 付現代語訳』(角川文庫,1979)、森野宗明(校注
・現代語訳)『伊勢物語』(講談社文庫,1972)、中河與一(訳注)『伊勢物語 付 現代語訳』(角川
文庫,1953)を併読して補うつもり〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ 森野宗明のは「160905読んだ本」で
苑子タンの『二条の后』(集英社文庫,1989)を取り上げた時に〈伊勢物語の当該話に出てきて本作品
でも使われてる歌の訳を、森野宗明校注・現代語訳『伊勢物語』(講談社文庫,1972)を見てたら、
「おぼこ娘」とか「カマトト」などの大学のセンセイらしからぬレトリックが可笑しい^_^; 〉などと
紹介したけど、巻頭の「凡例」に次のような素敵なマニフェストがウキウキ♪o(^-^ o )(o ^-^)oワクワク♪

    一 和歌は、この物語の生命[いのち]だ。その扱いには慎重を期し、まず、本文では、
    すべて平仮名のみで示し、次に、現代語訳では、それだけでもある程度の知識があれば
    一応は解釈できるように、漢字をあて、構文上の配慮から適宜句読点相当の一字あけの
    処置をとる等の形で示し、最後に和歌訳のところで、現代語訳および語注評解を加えた。

たしかに、「脚注」や「補注」に加えて、更に和歌の「語注評解」まであるのはいいよねぇ\(^o^)/ 
中河與一のは、注釈はほとんど無いけど、「また和歌はこれを従來の如く散文風に譯さず、三行詩、
四行詩、五行詩風に譯して、詩の形をとることにつとめた。」(「凡例」)とあるのが新鮮( ̄◇ ̄;)

さて、第一段を読んだ(^^) 男が元服して奈良へ鷹狩に行くと、魅力的な姉妹が住んでおり、その姿を
覗き見てしまって、「彼女たちが思いがけず、この旧都にひどく不調和な、若々しく魅力的な様子で
いたので、気持が動揺してしまった。」けど、着ていた狩衣の裾を切って、「春日野の若紫のすり衣
しのぶのみだれかぎり知られず」という歌を書いて姉妹におくったが、この歌は「みちのくのしのぶ
もぢずり誰ゆゑにみだれそめにし我ならなくに」という歌と同じ趣である、といった内容(⌒~⌒)

「おもほえずふるさとにいとはしたなくてありければ、心地まどひにけり。」という一文を、本書は
上記の如く訳して他書も似たような感じだけど、森野宗明の「はしたなくて」の補注は凄いね(゚ロ゚;)

    ・・・諸説はすべて姉妹に即して解しているが、心情表出としてみれば、意外な所に
    意外な美しい姉妹をはからずもかいまみてしまった、おとなの仲間入りをしたとはいえ、
    本質は少年らしい心情が抜けきれていない主人公の、はっとして、わるいことを
    してしまったようなとまどい、どぎまぎした心の動きをたくみにとらえた叙法という
    解釈が「おもほえず」「ここち、まどひにけり」との脈略からも、十分に成立する。
    ・・・

読み込んでるなぁ( ̄◇ ̄;) んで、「思いもかけず、さびれた旧都に、のぞき見てしまった男が一瞬
はっとして、なにかきまりのわるいような動揺を感じるほどの美しさでいたので、彼は、すっかり心
を奪われてしまった。」という現代語訳に森野宗明はしていた(⌒~⌒)

さて、さて、さ~て! 第一段に出てくる2首だけど、本書の〈語釈〉も〈補説〉も、詠んだ人は誰か、
何に収録されているかとか書いてないヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!! その点、石田穣二の補注には
前者は在原業平の歌として『新古今和歌集』に、後者は源融の歌として『古今和歌集』に入っている
こと、更にそれぞれの歌番号まで記されてたv( ̄∇ ̄)ニヤッ 後者は『百人一首』で有名だけど(^_^;)

阿部俊子の・・・GACKT様からは「こんな本を読んでたらバカですね」と言われちゃうかも(´ヘ`;)

・阿部俊子は『古今和歌集』に一首入る紀茂行(貫之の父・望行)を「しげゆき」と誤読ヾ(`◇´)ノ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2019-11-05

例の書類とともに吉川弘文館から新刊チラシやパンフ等が沢山入った封筒が昨日届き、12月の新刊に
久保田淳『藤原俊成 中世和歌の先導者』3800円+があった( ̄◇ ̄;) 藤原俊成は歌人としては一流も
歌学者としては藤原清輔から何度も何度も論破されてる二流だからなぁ〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

[追記200107]

阿部俊子(全訳注)『伊勢物語(下)』(講談社学術文庫,1979)巻末に「伊勢物語所収和歌一覧表」
なるものが掲載されていて、初段の2首の作者はそれぞれ「業平」「河原左大臣」と出ていたm(__)m
タグ:和歌 古典
コメント(6) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

コメント 6

tai-yama

間違えられないと言うプレッシャーは相当なものかと。
ブログは間違えてもすぐ訂正できるのでノープレッシャー(笑)。
平安時代の和歌ならくずし字で・・・書くのも詠むのも大変そう。
by tai-yama (2019-12-21 19:23) 

middrinn

他人に気付かれ指摘される前に訂正ですね(⌒~⌒)
くずし字にしたら、出版社も大変でしょう(^_^;)
by middrinn (2019-12-21 19:30) 

ニッキー

「チーム全問正解に組み込まれる」って
聞いただけでハンパないストレスかと(⌒-⌒; )
紀茂行を「しげゆき」と誤読する訳者ってw
by ニッキー (2019-12-21 20:26) 

middrinn

そもそもチーム名からしてプレッシャーですものねぇ(^_^;)
小生のは第23刷なので、その点でも驚きますヒィィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
by middrinn (2019-12-21 20:31) 

ナベちはる

GACKTさん個人でも相当「連勝」されているみたいなので、それが途切れてしまうからという意味でも精神的に堪えそうに感じます…((+_+))
by ナベちはる (2019-12-22 00:39) 

middrinn

連勝と言えば明訓高校も同じようなストレス・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;フルイヨ!
by middrinn (2019-12-22 04:39) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。