昨夜も家の前の道路にタヌキが2匹いたけど昼間は住民に化けて人間として生活してたりして(¬。¬ )

【読んだ本】

宮城谷昌光『劉邦(一)』(文春文庫,2018)所蔵本

読了(^o^)丿 「160508昨日読んだ本」で「新聞連載小説で期待外れだった宮城谷『劉邦』(+_+) 最初
は面白かったけど、どんどん駆け足になり、こんなにがっかりさせられた宮城谷作品は無い(;_;)」
と記し、「180710読んだ本&買った本」でも「連載時は朝刊が届くのがチョー待ち遠しかったぐらい
愉しく読んでたけど、途中までだったね(-ω-、) 劉邦を書くと聞いて、司馬遼太郎『項羽と劉邦』
(新潮社,1980)上・中・下を超える作品を書けるのは宮城谷昌光ぐらいだから期待したけど、同時に
『香乱記』(新潮文庫,2006)全四巻で田横を持ち上げて劉邦や韓信をボロクソに描いたこととの
整合性に不安も感じたけどね(-ω-、) そして、終盤は、毎度お馴染みの加速装置が働いて駆け足に
なったヾ(`◇´)ノ彡☆コノ!バカチンガァ!! 」と記した通りで、今のところはメチャ愉しいね(〃'∇'〃)
ちなみに『香乱記』など過去の作品と『劉邦』との整合性についての宮城谷昌光の弁解は前に紹介
(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2018-08-03 )〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

キタ━━━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━━━!!!!と知っている人物の初登場シーンの度に狂喜してるけど、
好きなのは灌嬰と盧綰と周苛で(張良や陳平など有名人は除く)、最近は劉賈と劉敬も気になる(^^)

また、何かの役に立つような知識とは思えないけど、漢字関係の余談も、へぇ~!と読んでる(^_^;)

    ・・・犬と狗のちがいは、犬は野犬のイヌで、狗は人に飼われているイヌをいう。・・・

ナルホド( ̄◇ ̄;) それで、「喪家の犬」ではなく「喪家の狗」と書くわけですな__φ( ̄^ ̄ )メモメモ

ところで、「もともと見送るとは、となりとの境まで同行して見送ることで、たとえば隣国の君主が
来訪した場合、君主がみずから国境までともに行って、帰国をみとどけるのが礼であった。」と本書
にあるけど、『土佐日記』に「これかれ互に国の境のうちはとて、見送りに来る人数多が中に・・・」
という件があって(品川和子[全訳注]『土佐日記』[講談社学術文庫,1983]の現代語訳によると、
「この人、あの人、おたがいに国(郡)の境のうちはお供しなくてはといって、見送りにくる人が
大ぜいいる中で・・・」)、コレもやはり中国の「礼」に適った行動だったということかな(@_@;)