スーパーのレジの長蛇の列にうんざりしそうになったが、前に並ぶおじいさんがカーネーションの花を
買おうとしてて、ちょっと心が和んだ(〃'∇'〃) この週末、長~い連休の後だと物足りない人も(^_^;)
「愛を読むひと」(2008年・米/独)_φ( ̄^ ̄ )メモメモ 午前中に歩き午後も歩き廻ったから疲れた(+_+)

【読んだ本】

浅見和彦(校注・訳)『新編 日本古典文学全集51 十訓抄』(小学館,1997)所蔵本

源顕基の〈罪なくして配所の月を眺めたい〉という有名な名台詞は『平家物語』でも引かれているが、
水原一(校注)『新潮日本古典集成 平家物語 上』(新潮社,1979)273頁の頭注18は次の説明(@_@;)

    中納言源顕基の言葉。顕基は隆国の兄。一条帝の寵臣。帝崩御後出家した。
    平生この言葉を称したこと、『江談抄』『古事談』『十訓抄』『発心集』等に見えて、
    知られている。

「創立八十年記念出版」なのに後一条帝を一条帝と誤記すんじゃねーよヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!

バカチンするほどのミスでもないけど、週刊新潮2016年10月20日号が次のように豪語してたから(^_^;)

    手前味噌で恐縮だが、新潮社の校閲部と言えば、出版業界では“超一流”として
    知られた存在。

驕れる者も久しからずで、新潮社の出版物だけは絶対に見逃してやらないわよオホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)

連日の源顕基推しだが、『十訓抄』六ノ十一話から本書の現代語訳を引く○ o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

    ・・・同じ後一条天皇の御代、この顕基卿がまだ殿上人であった頃のことである。
    上東門院彰子さまが国母として宮中にお入りになり、殿中を御覧になって、
    「一条院がお隠れになってから、何年も経っていないのに、宮中は何もかも
    変ってしまいました」とおっしゃられた。それを聞いて、後一条天皇は、
    とても御心の中では恥ずかしく思われていたが、顕基卿が殿上の間の方で、
    朗詠の一、二句、吟じたのを、彰子さまは耳にされ、「あの声だけが昔のままです」
    とおっしゃられた。帝も力を得られたお気持ちで、大変うれしく思われた
    ということである。

「これこそ昔にかはらぬ情けの残りたりけれ」を「あの声だけが昔のままです」と訳している(@_@;)
「情け」は頭注に「情趣。風情。おもむき。」とあるのに、活かされていない現代語訳だよね(´ヘ`;)
でも、原文と注釈あって良かった(^^) 原文も注釈もない「全現代語訳」なんて役に立たんヾ(`◇´)ノ