10連休明けの人、明日はモチヴェーションが低くてミスやトラブルを起こすんじゃないかしら(@_@;)
以下は昨日ブックオフで5冊(頼まれた本を含む)計1644円を1314円で買った話オホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)

【昨日買った本&読んだ本】

萩谷朴(校注)『新潮日本古典集成 枕草子 上』(新潮社,1977)

値札960円も本はキレイで何とか紙(パラフィン紙?)も付いたまま函も美品ゆえ「非常に良い」以上の
「ほぼ新品」かと∑( ̄ロ ̄|||)にゃんと!? つまり3888円を768円で入手ヤッタネ!!(v゚ー゚)ハ(゚▽゚v)ィェーィ♪

古典の注釈書は百目鬼恭三郎を指針に選んでるけど枕草子に関しては推奨本が無く、唯一『風の書評』
(ダイヤモンド社,1980)の秦恒平『枕草子』を酷評した回で「それから、訳者は、専ら萩谷朴の校注
による新潮日本古典集成本にたよっているようだが、萩谷は時としてとんでもない独断をふり回す癖の
あることに注意すべきだった。」とあるだけ(@_@;) で、図書館で各注釈書を手に取って調べた上で、
2種類購入したけど、講談社学術文庫のは和歌に関してマジ屑本だったヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!

・何でも恋話に脳内変換する恋愛脳の湯本なぎさは読者をミスリードし『枕草子』訳注者に不適格(-"-)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-01-09

・清少納言の自慢話で肝心な点を解説せず、湯本なぎさと上坂信男は『枕草子』訳注者失格ヾ(`◇´)ノ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-01-13

不明を恥じる黒歴史(-ω-、) やっぱ借りて家に持ち帰り、じっくり調べてみないと判らんね(´ヘ`;)

Amazonのレヴューで本書が日本文学大賞を受賞(1977年第9回)していることを特記して絶賛してる人
がいるけどアホかよ(^_^;) 本書(上巻)巻末の長~い「解説」の最後に、追記(「平成四年二月」と
末尾に記されている)と思しき一節があるので引く(^^)

    昭和五十二年[1977年]四月に上梓して以来、・・・追加訂正すべき事項が数多く生じた。
    ・・・初版のままにしては、到底申し訳ない状態となった。二版・三版の際にも多少訂正
    させて戴いてはいるが、今回の重版に際し、大幅な改訂をする機会を得させて戴いた。
    初版と比べて恐らく七百個所に余る改訂を施している。前非を深くお詫び致す・・・

「七百個所に余る改訂を施」す必要があった「初版」に日本文学大賞とはねヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ そもそも
日本文学大賞なんて新潮社の関係団体が新潮社の出版物に与える御手盛の賞だったはずだしさ(^_^;)

中山義秀『芭蕉庵桃靑』(中公文庫,1975)

値札は108円で、井本農一「解説」が引いてる井本執筆の「『芭蕉庵桃靑』と中山義秀氏」を孫引き(^^)

    ・・・同氏が、芭蕉のことを連載する話を聞いたのは、今から四、五年も前のことで、
    私は多大な期待と、多少の危惧の念を持ったことだった。期待は言うまでもないとして、
    危惧は小説家の描く古人の像が、とかく史実を無視した、主観的な独断に堕しているから
    である。しかし中山さんに対してこの危惧は全く杞憂であった。/中山さんは、実によく
    作品と資料と研究とを読み、その上に立って、芭蕉像をたんねんに積上げていった。・・・
    材料をして語らしめようという態度のように見えた。私は安心し、敬服した。中山さんは
    やはり、その辺の粗製濫造の読物作家とは違う人だったのである。もちろん、忍者も
    出てこない「芭蕉庵桃靑」は、甘ったるくないから、張三李四の耳目を喜ばさないであろう。
    だが晩年の中山さんにとっては、そんなことはもうどうでもいいことだったのだろう。・・・

単行本化前に発表された、この追悼文の中で、「ただし私たち専門の研究者から言わせれば、事実に
ついての多少の錯誤の指摘ができないわけではない。」として、その「指摘」もなされてはいるけど、
「忍者も出て」くる芭蕉なんてホントにあったんだねぇ(@_@;)

    「大体ね、芭蕉ってのは忍者だったのよ。出身地からそうでしょう? 伊賀の忍者
    だったの。百地三太夫の血をひいていて、だから自分には桃青、養子には桃印って、
    みんな桃の字をつけたんですって。だから、彼の俳句ってのは、実はみんな暗号みたいに
    隠れた意味を持っているわけね。」

    「奥の細道なんて、だから実は幕府転ぷくのための隠密旅行だったのよ。それでね、
    忍者ってのは結婚できないから、みんなホモになるわけ。芭蕉の相手は誰だったと思う?
    曾良だったって説もあるけど、でも曾良はくノ一だったって説もあるの。それで、
    ほんとうはね、上田秋成だったっていうのよ。二人がこっそり逢引きしてたって記録が
    あるんですって……。」

由美が薫クンに『週刊カラーコミックス』『週刊漫画アクション』にそう出てたって、話してた(^_^;)
勿論、庄司薫『白鳥の歌なんか聞えない』(中公文庫,1973)の話なりよ○ o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ  

板坂耀子『平家物語 あらすじで楽しむ源平の戦い』(中公新書,2005)

値札は108円で、ちょうど『平家物語』を読んでいるので、全巻読み終えたら読もうかと購入した(^_^;)

    別に彼ら自身のせいではないのだが、最近の学生は日本と外国とを問わず
    古典文学をほとんど読んでいない。あらすじやおおまかな内容も知らない。
    滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』について説明しようとして、「結局、中国の
    『水滸伝』の翻案で」と言いかけて、はっと、たぶん『水滸伝』も知らないなと
    気づいて、「『水滸伝』というのは、まあ『ロビン・フッド』に似た展開で」と
    言いかけてまた、ふと、いやな予感がして、「『ロビン・フッド』の話知ってる?」
    と聞くと果たして誰も知らない。そういうことがしょっちゅうである。/・・・

本書の「はじめに」の冒頭に爆笑も、考えてみれば、『ロビン・フッド』は小生もよく知らんわ(^_^;)
著者は江戸文学が専門の由(はっと、気づいて、『平家物語』は江戸文学じゃないよ、と付言)、また
小生は『平家物語』を勝手に歌物語の如く味読してるので(ふと、いやな予感がして、『平家物語』は
軍記物だよ、と付言)、小生の知りたいことは本書には無いだろうけど、何か得る物はあるかと(^_^;)

戸板康二『あの人この人 昭和人物誌』(文春文庫,1996)

かなりヤケているけど、表紙カヴァーはキレイだったし、値札は108円だったから購入した次第(^_^;)