アートの世界での評価が変わったのか、あるいは芸術新潮編集部の事情(?)によるものなのか(@_@;)
ところで、通常版とは別に付録のある限定版も出る場合、どちらを買うかは付録を見て判断すれば良い
わけだが、今日発売の芸術新潮の12月号には選択肢が無く、「豪華2大付録」の所為で通常より340円も
高い、1780円で買わされるんだよ(´ヘ`;) 一割引きの1601円で買えたけど、高いよ(-ω-、) しかも、
「豪華2大付録」とは「芸新手帳2019」なるチャチな冊子と「オリジナル手ぬぐい」ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
「芸新手帳2019」はブログ記事のネタにしかならん代物(ノ`m´)ノ ~┻┻ (/o\) ミドリン ヤメテー!!

【買った本&読んだ本】

芸術新潮2018年12月号

特集は、「これだけは見ておきたい2019年美術展ベスト25」である(^_^;) 来月(2018年12月)から
来年(2019年)11月の間に開催予定の目ぼしい展覧会を紹介してて、同様の特集だった去年の12月号は
それなりにガイドとして役に立ったので、今回のも有益なのかも(^_^;) そのリストは、次の通り(^_^;)

2018年12月

特別展 画僧 月僊《げっせん》

2019年1月

特別展 顔真卿 王羲之を超えた名筆

新・北斎展 HOKUSAI UPDATED

2019年2月

インポッシブル・アーキテクチャー

奇想の系譜展 江戸絵画のミラクルワールド

クマのプーさん展

2019年3月

特別展 国宝 東寺 空海と仏像曼荼羅

2019年4月

ムーミン展 The Art & The Story[日本・フィンランド外交関係樹立100周年]

国宝 一遍聖絵と時宗の名宝[特別展 時宗二祖上人七百年御遠忌記念]

2019年5月

クリムト展 ウィーンと日本1900

ウィーン・モダン クリムト、シーレ、世紀末への道[日本・オーストリア外交樹立150周年記念]

2019年6月

松方コレクション展[国立西洋美術館開館60周年記念]

コートールド美術館展

オランジュリー美術館コレクション
ルノワールとパリに恋した12人の画家たち[横浜美術館開館30周年記念]

塩田千春展:魂がふるえる

2019年7月

特別展 日本の素朴絵―ゆるい、かわいい、たのしい美術―

マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展

特別展 室町将軍―戦乱と美の足利十五代―

2019年8月

円山応挙から近代京都画壇へ(仮称)

2019年9月

没後90年記念 岸田劉生展

バスキア展 Made in Japan

2019年10月

ゴッホ展

特別展 流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美

ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史[日本・オーストリア友好150周年記念]

2019年11月

窓展(仮称)

チト興味深いのが幾つかあるけど、企画的に面白そうに思えたのは、「実現に至らなかった、あるいは
あえて実現を目指さなかった20世紀以降の建築プロジェクトを40~50件取り上げ、図面、模型、写真
など多様な資料で紹介。国内外の建築家たちの突出したアイディアや過激な芸術性に触れる。」という
「インポッシブル・アーキテクチャー」@埼玉県立近代美術館(^^) SF映画の世界みたい(〃'∇'〃)

さて、「豪華2大付録」とやらの片方、「芸新手帳2019」なんだけど、去年の12月号も「芸新手帳
2018」が付録で、「171125読んだ本&買った本」の枕と本文には、次のように記していた(-ω-、)

  見識を疑うよ(@_@;) だってさ、ル・コルビュジエ(8/27)、フランク・ロイド・ライト(4/9)、
  ミース・ファン・デル・ローエ(8/17)らは載ってるんだけど、ブルーノ・タウト(12/24)まで
  載せておきながら、ヴァルター・グロピウス(7/5)が載ってないんだからねヒィィィィィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ

  なお、今月号の別冊付録が「芸新手帳2018」なる冊子で、その内容は「カレンダー」と「全国
  主要美術館・博物館リスト」^_^; 後者は開催予定の企画展・特別展その他の情報も記載されて
  いて、前者には芸術家(?)の生没年が、その没した日に載ってるんだけど、その人選が全く
  解らぬ(@_@) 藤原定家(8/20)なんか選びながら、松尾芭蕉(10/12)が載ってないし(与謝
  蕪村は12/25に載せてるのにね)、日本人建築家は丹下健三(3/22)とともに黒川紀章(10/12)
  を選びながら、前川國男(6/26)を落とすかね(゚ロ゚;) 中国から蘇東坡(蘇軾7/28)、黄庭堅
  (9/30)、張大千(4/2)の3人だけとは、没した日が不明な文人が多いからだろうけど、この
  3人しかチョイスできないのはチト不思議(@_@;) 全ての日が埋まってるわけではなく、7月
  なんて31日中18日が誰の名前も載ってないわけだし(@_@)

では、「芸新手帳2019」と「芸新手帳2018」、カレンダー記載の芸術家を比較してみる(^_^;)

①「芸新手帳2018」には載っていなかったのに「芸新手帳2019」に載せてもらえた芸術家(^^)v

テオドール・ジェリコー(1791~1824.1.26)、吉良治良(1905~72.2.10)、谷口ジロー(1947~
2017.2.11)、ドナルド・ジャッド(1928~94.2.12)、文徴明(1470~1559.2.10)、ジョシュア・
レノルズ(1723~92.2.23)、有元利夫(1946~85.2.24)、ベルト・モリゾ(1841~95.3.2)、
金子國義(1936~2015.3.16)、吉田博(1876~1950.4.5)、川端龍子(1885~1966.4.10)、
エミール・ノルデ(1867~1956.4.13)、小杉放菴(1881~1964.4.16)、モイズ・キスリング
(1891~1953.4.29)、カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ(1774~1840.5.7)、小野竹喬(1889~
1979.5.10)、中村不折(1866~1943.6.6)、ジャン・アルプ(1886~1966.6.7)、土田麦僊(1887~
1936.6.10)、ジグマー・ポルケ(1941~2010.6.10)、トーベ・ヤンソン(1914~2001.6.27)、
サイ・トゥオンブリー(1928~2011.7.5)、山下清(1922~71.7.12)、アントワーヌ・ヴァトー(1684
~1721.7.18)、赤塚不二夫(1935~2008.8.2)、顔真卿(709~785.8.3)、ウィリアム・ブレイク
(1757~1827.8.12)、ジャン・オノレ・フラゴナール(1732~1806.8.22)、竹久夢二(1884~1934.
9.1)、堂本印象(1891~1975.9.5)、鴨居玲(1928~85.9.7)、田中一村(1908~77.9.11)、斉白石
(1863~1957.9.16)、藤子・F・不二雄(1933~96.9.23)、奥村土牛(1889~1990.9.25)、董其昌
(1555~1636.9.28)、元永定正(1922~2011.10.3)、ジョルジュ・ビゴー(1860~1927.10.10)、
小村雪岱(1887~1940.10.17)、川瀬巴水(1883~1957.11.7)、駒井哲郎(1920~76.11.20)、
モホイ=ナジ・ラースロー(1895~1946.11.24)、水木しげる(1922~2015.11.30)、
ジャン=バティスト・シメオン・シャルダン(1699~1779.12.6)、アンソニー・ヴァン・ダイク
(1599~1641.12.9)、谷文晁(1763~1840.12.14)

先ずは2018落選・2019当選組から(^_^;) 近代・現代の人物が多いけど、大昔の画家も含めて、どうして
「芸新手帳2018」に載せなかったのか理由が知りたくなる有名・大物の芸術家がいるねぇ( ̄◇ ̄;)
この一年の間にアートの世界での評価が上がった、とでも言うのかしらね(@_@) 漫画家も急増したけど
(「芸新手帳2018」では手塚治虫[1928~89.2.9]だけだった)、誰もが知ってる超大物漫画家の
名前がぬけてるよね∑( ̄ロ ̄|||)にゃんと!? 単に芸術新潮編集部の仕事ぶりが雑なのかもね(^_^;)

②「芸新手帳2018」には載っていたのに「芸新手帳2019」に載せてもらえなかった芸術家(T_T)

ヨーゼフ・ボイス(1921~86.1.23)、フレデリック・ロード・レイトン(1830~96.1.25)、佐野洋子
(1938~2010.11.5)

次に、2018当選・2019落選組だけど、芸術新潮で佐野洋子の特集は二度と出来ないかもしれないね(;_;)

③「芸新手帳2018」にも「芸新手帳2019」にも載っているけど、日付が変更された芸術家(-"-)

ジョン・コンスタブル(1776~1837)

「芸新手帳2018」では5/30に載せてたのに「芸新手帳2019」では3/31に変更されてた( ̄◇ ̄;)

毎日新聞の10/18朝刊記事「『新潮45』休刊検証とケアを」では、こんなに持ち上げられてたのに(^_^;)

    たとえば事実の誤りや不適切な表現に疑問を呈したり直したりするのが校閲の仕事であり、
    新潮社のそれは厳密であることが知られている。

【買った本】

左近隆『隠密若さま』(春陽文庫,1997)

左近隆の時代小説は過去に2作品を読んだ限りではゴミなんだけど、こうやって次々と買い集めてるのは
カヴァー表紙装画が堂昌一ゆえのジャケ買い^_^; もったいない本舗楽天市場店で279円「良い」(^_^;)

・左近隆『そよかぜ若殿』(春陽文庫,1994)所蔵本

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-03-27

・左近隆『若さま箱根裏街道』(春陽文庫,1996)所蔵本

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-10-29

今日もマジ寒いよ(+_+) 一敗の貴景勝と二敗の高安の直接対決、何と言ったらいいんですかねぇ(^_^;)