寝落ちは得意(?)なんだけど、昼寝が苦手なんだよね(´ヘ`;) あまりの眠たさに昼食後に昼寝を
しようと横になるも、1時間余り無駄にゴロゴロしただけに終わっちゃった(-ω-、) 日が暮れるのも
早くなったよね(-ω-、) 夕食後18時を過ぎてから書き始めると暗くて本の字が見え難いよ(´ヘ`;)

【読んだ本】

杉本苑子『散華 紫式部の生涯(上)』(中公文庫,1993)所蔵本

やっとこさ読了(ノ_-;)ハア… 角田喜久雄『影丸極道帖』(春陽文庫,1989初版)下巻を読み終えたら、
次は本書と決めてたほど読む気マンマンだったのに、567頁とはいえ何ヶ月かかったんだ(´ヘ`;)
1つは猛暑の所為で、現に涼しくなったこの2日間で200頁以上は一気に読めた(-ω-、) もう1つは
この作品にドラマが無いこと(^_^;) 主人公の親族・姻族関係の説明が多くて、通常の歴史の本には
ほとんど登場しない人々ゆえ、へぇ~!へぇ~!と読んだけど、すらすら読めぬ(+_+) 系図が随所に
載っててマジ助かった^_^; てゆーか、無かったらお手上げなぐらい複雑な姻戚関係^_^; 系図の中に
「平安朝女流作家関係図」があり、よく見ると「更科日記の筆者」だと(-"-) モチ政治史(藤原氏の
権力闘争)も説明され、特に中級・下級貴族の悲哀は詳しく描かれてて、社会情勢にも触れてるから、
“歴史”小説としては読んでタメになるよ(^^) でも、ストーリーは盛り上がりに欠け、歴史“小説”
としての出来はねぇ^_^; 各キャラも平板で、謎めいてて気になった人物はあまり活躍することなく
消えちゃったよ(;_;) でも、困ったチャンだなぁと呆れてたキャラが後の××××と気付いてからは
俄然面白く感じられるようになったお(〃'∇'〃) だけど、苑子タンが正体(?)を明す前に判った
とはいえ、もっと前に父親の名で気付かぬとは情けないね(ノ_-;)トホホ… 『今昔物語ふぁんたじあ』等
でも使われていた説話や逸話もストーリーには織り込まれてるし、特に和歌を活用している点は興味
深かったにゃあ(⌒~⌒) 例えば、清原元輔(清少納言の父)が79歳で肥後守となった際の送別の宴で
「この年で肥後くんだりにまで飛ばされては、もはや再び、生きて都の土は踏めまい。おのおのがた
の顔も今夜が見おさめじゃ」と嘆いたとの話が2箇所あるけど、「肥後守にて清原元輔下り侍りけるに、
源満中餞し侍けるに、かはらけ取りて」という詞書の「いか許[ばかり]思[おもふ]らむとか思
[おもふ]らん老いて別るゝ遠き別れを」という元輔の歌(小町谷照彦[校注]『新 日本古典文学
大系7 拾遺和歌集』[岩波書店,1990]に拠る)にヒントを得たっぽいと推理(^_^;) もっと直接的に、
歌を引用して、この作品のストーリーに当てはめた場面もあったりして、南波浩(校注)『紫式部集
付 大弐三位集・藤原惟規集』(岩波文庫,1973)や清水文雄(校注)『和泉式部集・和泉式部続集』
(岩波文庫,1983)などで確認したけど、紫式部の歌は、その歌意の説明に気になる点があるね(^_^;)
また同書の紫式部の歌に出てくる2人の女友達を本書では合体させ1人にまとめたっぽい気が(^_^;)
歴史“小説”だから当たり前だけど、本書に描かれた紫式部が、史実そのままと受け取っちゃうのは
危ないよね(^_^;) 上巻は、越前守に決まった父・藤原為時に同行することになったところまで(^-^)

今日も涼しかったけど予定変更して家に(-ω-、) 明日から本気だすp(・ω・*q)ヾ( ̄o ̄;)オイオイ何度目?