エナガちゃんだけ目撃したことない(;_;) ド田舎に住んでいて、色々な鳥が来てくれるのにさ(-ω-、)
МXで映画「犬神家の一族」(2006年)を視てたから、NHK「ダーウィンが来た!」第541回「匠の
技で生きる! 里山のもふもふ鳥エナガ」も視損ねた(´;ω;`)ウッ… 絶対、再放送しろよなヾ(`◇´)ノ

【読んだ本】

滝沢貞夫編『新古今集総索引』(明治書院,1970)所蔵本

新古今集の歌に出てくる「かたみ」という語は「筐」「互身」「形見」の3つなんだぜ( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚
昨日届いた本書を眺めてて得られた情報で、ちょっと知ったかぶりしちゃったぜよ(〃'∇'〃)テヘペロ

本書の「歌語索引」で「かたみ」を引くと、「かたみ(筐)」は歌番号14のみ挙げてて、その紀貫之
の歌を久保田淳(校注)『新潮日本古典集成 新古今和歌集』(新潮社,1979)上巻で訳も引くよ(^^)

    ゆきて見ぬ 人もしのべと 春の野の かたみにつめる 若菜なりけり

      春の野に行って見ない人も賞美できるようにと、その形見として
      筐[かたみ]に摘んだのですよ、この若菜は。    

頭注に〈記念の意の「形見」に、籠の意の「筐」を掛ける。〉とあるように、この歌の「かたみ」は
「筐」と「形見」の2つの意味を持たせてるんだ(゚o゚;) あれ!? 「形見」と言えば、と思って、再び
本書の「歌語索引」で「かたみ」を引くと「かたみ(形見)」の項にも歌番号14があったよ(⌒~⌒)

本書の「歌語索引」の「かたみ(互身)」が挙げる2つの歌番号の内、891の方は藤原定家の次の歌で、
同書から訳も引くと、

    忘るなよ 宿るたもとは 変るとも かたみにしぼる 夜半[よは]の月影

      忘れないでくれよ、たとえ宿る袂は変ろうとも、今夜の月の光を・・・・・・
      別れの悲しみの涙に濡れ、お互いに忘れ形見として絞っている袂に宿る
      この月の光を。

頭注の語釈には〈「互いに」の意の副詞と「形見」の掛詞。〉とある(^^) 他の注釈書でも同様なのに、
本書の「歌語索引」の「かたみ(形見)」の項は、891を挙げてないぞヾ(`◇´)ノ彡☆コノ!バカチンガァ!!

ま、鉛筆で書き込んでおこう(^_^;) 昨日届いた本書は奥付を見ると5版なのに誰か気付けよな(-ω-、)

一応「かたみ(互身)」の項の残りの1832も見ておくか(´・_・`) 入道前関白太政大臣(九条兼実)の
次の歌で、久保田・前掲書の下巻で訳も引くと、

    昔より 離れがたきは 憂き世かな かたみにしのぶ 中ならねども

      昔から離れにくいのは憂き世だなあ。世とわたしとは、
      お互いに偲ぶという間柄ではないけれども。

この歌の「かたみ」は「互身」で「お互いに」という副詞ね、と思ってたら、頭注の語釈に(゚ロ゚;)エェッ!?

    互いに。記念の意の「かたみ」を掛ける。

意味不明だろ( ̄◇ ̄;)エッ!? 本書の「かたみ(形見)」の項に1832は挙がってないし、掛詞だなんて、
他の注釈書にも出てないぞ(@_@;) この後に刊行の久保田淳の他の注釈書、『新古今和歌集』(角川
ソフィア文庫,2007)下巻や『新古今和歌集全注釈 六』(角川学芸出版,2012)には記されてないから、
久保田・前掲書・下巻の上記記述が、7刷なのに間違ってるんだろうねヾ(`◇´)ノ彡☆コノ!バカチンガァ!!

朝から雨がシトシト降ってて寒い上に明日の予報は雪だってよ∑( ̄ロ ̄|||)なんと!?