180215読んだ本
2月分の電気代が今までに見たこともない高額になっちゃったﾋｨｨｨｨｨ(ﾟﾛﾟ;ﾉ)ﾉ 本が買えない(ﾉ_-;)ﾊｱ…
【読んだ本】
植木久行『唐詩歳時記』（講談社学術文庫,1995）所蔵本
啄木鳥は不吉なのかしら～何かヒントでもないかなぁ～と本書を拾い読みしたらゲロゲロ∑(￣ﾛ￣|||)
川口久雄（全訳注）『和漢朗詠集』（講談社学術文庫,1982）を慌てて持って来て、「巻上 夏」の
「郭公［ほととぎす］」の部を披いたら、その冒頭に許渾［きょこん］の問題の詩句はあった(ﾟoﾟ;)
一声［いっせい］の山鳥［さんてう］は曙雲［しょうん］の外［ほか］
万点［ばんてん］の水螢［すいけい］は秋の草の中［うち］
同書による〔現代語訳〕は次の通りなのだが、おかしいと思いませんかね(@_@)
山ほととぎすが、一声鳴いて暁の空のかなたに飛び去ってゆきます。
まだ明けきらぬうす暗い水辺の草むらのあたりには、
無数の螢が淡い光を放っています。
小生は本書で〝答え〟を知ってるから分かったけど、元の詩句にある「秋」はどこへ行ったんだ^_^;
同書の〔語釈〕で「山鳥［さんてう］」を「ここではほととぎす。」としてるのが問題なわけだけど、
ホトトギスは日本の和歌では夏の鳥とされるが、本書によると中国ではホトトギス（杜鵑・子規）は
晩春の鳥とされている由(ﾟoﾟ;) 本書に曰く、
この季節感の相違に対する不充分な理解が、時々誤解を生じている。一例をあげると、
『和漢朗詠集』巻上の郭公［ほととぎす］の条には、蘇州（江蘇省）付近で作った、／
一声の山鳥は 曙雲の外／万点の水蛍は 秋草の中／という許渾の詩句が収められている。
川口久雄注（岩波古典文学大系本）などには、「山鳥」を解釈して、「ここでは、
ほととぎす」と記しているが、これは［『和漢朗詠集』の］撰者藤原公任の編纂原則
（同一主題下に和漢の詩歌を並列させること）にともなう恣意的な解釈にひきずられた
誤りといわざるをえない。日本では、ほととぎすも蛍も、ともに夏のものとして意識
されるが、詩中には「秋草」とあり、対偶構造からみても、この二句は初秋の暁景であり、
「山鳥」が春の鳥である杜鵑・子規を意味するはずはない。許渾の詩集にみえる「山鳥」
の用例を確認しても、山鳥は単なる山の鳥であって、特定の鳥を意味しないことは明らか
である。ちなみに、郭公をホトトギスと読むのも誤りであり、郭公は本来、布殻［カッコウ］
を呼ぶ呉（蘇州付近）の方言であった（唐代）。
川口久雄も藤原公任も完全にＫО負けじゃん（￣□￣；）それにしても、川口久雄＆志田延義（校注）
『日本古典文学大系 73 和漢朗詠集 梁塵秘抄』岩波書店が出版されたのは、1965年だよ(ﾟﾛﾟ;)ﾏｼﾞ!?
本書の単行本が明治書院から刊行されたのが1980年で、川口久雄（全訳注）『和漢朗詠集』講談社学術
文庫が出たのが1982年なのにチェックしてなかったのか(￣◇￣;) 本書の「学術文庫版あとがき」に
よると、文庫化の際に「全面的な補訂」がなされたらしいから、上記件は単行本には載ってなかった
のかもしれないけど(´･_･`) 川口久雄も含めた日本の国文学者のダメっぷり（視野の狭さ）は何度も
指摘してきたけど、今回のはダメ押しか(^_^;) しかし、映画「クラッシャージョウ」のバード中佐の
「大佐！事は重大だぞ」という台詞じゃないけどさ、「郭公」が出てくる和歌が結構あってさ、もし
それが中国の詩句や故事などの一部を取り入れた歌（＝本文ある歌）だとすると・・・ﾋｨｨｨｨｨ(ﾟﾛﾟ;ﾉ)ﾉ
仄かに頭痛、体調良くないかも(-ω-、) 尾張ハジメさん、今夜登場かｳｷｳｷ♪o(^-^ o )(ｏ ^-^)ｏﾜｸﾜｸ♪
【読んだ本】
植木久行『唐詩歳時記』（講談社学術文庫,1995）所蔵本
啄木鳥は不吉なのかしら～何かヒントでもないかなぁ～と本書を拾い読みしたらゲロゲロ∑(￣ﾛ￣|||)
川口久雄（全訳注）『和漢朗詠集』（講談社学術文庫,1982）を慌てて持って来て、「巻上 夏」の
「郭公［ほととぎす］」の部を披いたら、その冒頭に許渾［きょこん］の問題の詩句はあった(ﾟoﾟ;)
一声［いっせい］の山鳥［さんてう］は曙雲［しょうん］の外［ほか］
万点［ばんてん］の水螢［すいけい］は秋の草の中［うち］
同書による〔現代語訳〕は次の通りなのだが、おかしいと思いませんかね(@_@)
山ほととぎすが、一声鳴いて暁の空のかなたに飛び去ってゆきます。
まだ明けきらぬうす暗い水辺の草むらのあたりには、
無数の螢が淡い光を放っています。
小生は本書で〝答え〟を知ってるから分かったけど、元の詩句にある「秋」はどこへ行ったんだ^_^;
同書の〔語釈〕で「山鳥［さんてう］」を「ここではほととぎす。」としてるのが問題なわけだけど、
ホトトギスは日本の和歌では夏の鳥とされるが、本書によると中国ではホトトギス（杜鵑・子規）は
晩春の鳥とされている由(ﾟoﾟ;) 本書に曰く、
この季節感の相違に対する不充分な理解が、時々誤解を生じている。一例をあげると、
『和漢朗詠集』巻上の郭公［ほととぎす］の条には、蘇州（江蘇省）付近で作った、／
一声の山鳥は 曙雲の外／万点の水蛍は 秋草の中／という許渾の詩句が収められている。
川口久雄注（岩波古典文学大系本）などには、「山鳥」を解釈して、「ここでは、
ほととぎす」と記しているが、これは［『和漢朗詠集』の］撰者藤原公任の編纂原則
（同一主題下に和漢の詩歌を並列させること）にともなう恣意的な解釈にひきずられた
誤りといわざるをえない。日本では、ほととぎすも蛍も、ともに夏のものとして意識
されるが、詩中には「秋草」とあり、対偶構造からみても、この二句は初秋の暁景であり、
「山鳥」が春の鳥である杜鵑・子規を意味するはずはない。許渾の詩集にみえる「山鳥」
の用例を確認しても、山鳥は単なる山の鳥であって、特定の鳥を意味しないことは明らか
である。ちなみに、郭公をホトトギスと読むのも誤りであり、郭公は本来、布殻［カッコウ］
を呼ぶ呉（蘇州付近）の方言であった（唐代）。
川口久雄も藤原公任も完全にＫО負けじゃん（￣□￣；）それにしても、川口久雄＆志田延義（校注）
『日本古典文学大系 73 和漢朗詠集 梁塵秘抄』岩波書店が出版されたのは、1965年だよ(ﾟﾛﾟ;)ﾏｼﾞ!?
本書の単行本が明治書院から刊行されたのが1980年で、川口久雄（全訳注）『和漢朗詠集』講談社学術
文庫が出たのが1982年なのにチェックしてなかったのか(￣◇￣;) 本書の「学術文庫版あとがき」に
よると、文庫化の際に「全面的な補訂」がなされたらしいから、上記件は単行本には載ってなかった
のかもしれないけど(´･_･`) 川口久雄も含めた日本の国文学者のダメっぷり（視野の狭さ）は何度も
指摘してきたけど、今回のはダメ押しか(^_^;) しかし、映画「クラッシャージョウ」のバード中佐の
「大佐！事は重大だぞ」という台詞じゃないけどさ、「郭公」が出てくる和歌が結構あってさ、もし
それが中国の詩句や故事などの一部を取り入れた歌（＝本文ある歌）だとすると・・・ﾋｨｨｨｨｨ(ﾟﾛﾟ;ﾉ)ﾉ
仄かに頭痛、体調良くないかも(-ω-、) 尾張ハジメさん、今夜登場かｳｷｳｷ♪o(^-^ o )(ｏ ^-^)ｏﾜｸﾜｸ♪
家電品で大食いなのは電気ポットとトイレの便座だとか。
トイレはカバーをつければ暖房はなくても大丈夫。
最も、この冬はかなり寒いのでどうしてもいろいろ使ってしまいますね。
我が家では今いるこの部屋は暖房をつけずに足温器で対応しています。
by センニン (2018-02-15 21:08)
T-fal電気ケトルが犯人だったわけですか(-ω-、)
トイレは電源を入れないと水が流れません(+_+)
といっても、普段は電源を入れてませんけど(^^)
暖房器具は電気ストーブを使ったぐらい(＠_＠;)
by middrinn (2018-02-15 21:22)
我が家の暖房は基本石油ファンヒーターなので、
電気代はびっくりしなかったけど、灯油の減りが早い(°_°)
毎週のように１８L買ってます(*_*)
昔のホタルって秋の草の中にいたんですねぇ(⌒-⌒; )
by ニッキー (2018-02-15 21:38)
「毎週のように１８L」というのは多い気もしましたけど、
ニッキー様は今お風邪なんだからガンガン使わにゃ(;_;)
ホタルは「初秋」ですし「蘇州」だからですかねぇ^_^;
by middrinn (2018-02-15 21:46)
この冬は、本当に沢山 暖房を使いました＾＾；
私と夫だけなら、着ぶくれでOKなのですが、
あかりに寒い思いはさせられなくて( ´艸｀)フフ
by マーヤ (2018-02-15 22:44)
マーヤ様は、お優しい方だから(T_T)
あかり様のアノ切ない表情を見ると、
何でもしてあげたくなりますね(^^)
by middrinn (2018-02-15 22:55)
早朝桜並木の下を歩くと、コゲラが木をつついています。
留鳥なので一年中ぴょこぴょこ、その辺に居ます。
今、ラジオ体操で、身体をあたためました。
by hanamura (2018-02-16 06:46)
hanamura様らしからぬコメントだな(￢。￢ )
それだけショックだったのかしら(´；ω；`)ｳｯ…
by middrinn (2018-02-16 06:52)
我が家は4,000円台でしたね。
暖房は灯油メインでサブはガスです＾＾
by ぽちの輔 (2018-02-16 07:23)
やはり灯油がメインのお宅が多いですね(^^)
ぽちの輔様のとこは猫さん多いですし(^_^;)
by middrinn (2018-02-16 07:38)
暖房は電気くう！っていうからね。
うちは、基本コタツだけ。
パパリンの部屋だけ寝る前に暖房。
マンションは暖かいのよね。
by hatumi30331 (2018-02-16 09:05)
やっぱりラニーニャの影響で寒さ厳しい冬
イコール電気代って事なのでしょうか？
来週も火曜日に雪予報の横浜です・・・
by oko (2018-02-16 09:05)
コタツはいいですよねぇ(^^)
hatumi30331様は健脚ですし、
健康優良で暖房要らずな感(^^)
有明の月、素敵でしたよ(^o^)丿
by middrinn (2018-02-16 09:13)
自然現象に帰因しちゃうとそれまでなんで、
日常生活に無駄は無いか見つめ直す契機と
受け止めます(..) 雪予報心配ですね(+_+)
昨日の「ねえ、わたし咲いてるの、気づいて
くれた？」や一昨日の「乙女が頬を染めた感じ
にポッと赤くなってて可愛い色づきです」等、
oko様の文章はいつもメチャ可愛いです(^^)
by middrinn (2018-02-16 09:19)
関係なさそうですが、金田一春彦『ことばの歳時記』には＜山鳥は婚礼の祝いには贈ってはいけないという慣例がある。＞と書いてあります。人麿の「山鳥の尾の・・・ひとりかもねむ」だからだそうです。やっぱり関係ないですね。
by 爛漫亭 (2018-02-16 10:36)
電気代！
冷蔵庫を新しくしたので、今月は電気代が減ってるハズ！（？）
2月の明細が来たら確認しなくちゃ。
変わってなかったらどうしようｗｗ
by リュカ (2018-02-16 10:44)
池田弥三郎『百人一首故事物語』には出てない情報ですね(^^)
爛漫亭様、いつも興味深い情報ありがとうございますm(__)m
by middrinn (2018-02-16 10:56)
省エネ効果、楽しみですね(^^)
リュカ様のダイエットのために、
巨大冷蔵庫はスカスカのはず^_^;
by middrinn (2018-02-16 10:59)
2月の電気代は1月の0.9掛けでした。
良かった。
by riverwalk (2018-02-16 12:12)
モモ様が壊れかけて光熱費のかかる段ボール炬燵から解放され、
とても可愛い高級ベッドになったからよオホホホ!!♪(￣▽+￣*)
by middrinn (2018-02-16 12:32)
冬ですからねぇ
うちなんて一日中エアコン付きっぱですから大変なことになってます(^^;
by そら (2018-02-16 18:51)
そら様は背中の痛みもあるでしょうから、暖房は欠かせないのでは(;_;)
by middrinn (2018-02-16 19:16)
電気代、今月も高くなりそうですが、請求されるまで9日待ち(^_^;)
by green_blue_sky (2018-02-16 19:17)
加湿付き空気清浄機をお使いなんですよね(^_^;) 気になりますね^_^;
by middrinn (2018-02-16 19:26)
今冬は、いつになくエアコンが稼働してる（＾＾；
でも、寒いよりいいよね。
by ちょろっとぶぅ (2018-02-16 20:23)
エアコンは電気代に占めますよねぇ(^_^;)
貴ブログ「ちょろちょろ ちょろっと散歩♪」、
最近も潜水艦とかを観に行かれてたので、
てっきり旅行と思っていたのですが、料理
・グルメのブログだったのですね(^_^;)
by middrinn (2018-02-16 20:37)