100万アクセス突破!と喜んでいる記事を時に見かけるが、10万アクセスで喜ぶのは小市民かしら(..)
正確には喜んでるのではなく、驚いてるんだけど(@_@) 来る日も来る日も、杉本苑子の小説ばかりの
ニッチ&マイナー読書ブログだからね(@_@;) 「けふもすぎもと あすもすぎもと」からの脱却はいつ
のことやら(´・_・`) ラッキーくじ等で得られる数ポイントにすら大喜びしているから、小市民なのは
間違いない^_^; 僅かなポイントの期限が迫り、買う必要ない本を一昨日注文してしまい自己嫌悪(+_+)
「読者になる(RSSに登録)」は、更新の通知が遅いけどさ、通知が何日もかかることあるじゃん(-"-)

【買った本&読んだ本】

中野京子『名画で読み解く イギリス王家 12の物語』
星野之宣『レインマン 06』(小学館ビッグコミックススペシャル,2017)

中野京子のは「名画」を味わえ、歴史の勉強になる(^^) ただ、両分野の専門家(美術史家&歴史家)
ではない点がネックで、現に美術史家が書かれたものに照らし合わせると変な記述もあるからね^_^;
君塚直隆『肖像画で読み解くイギリス王室の物語』(光文社新書,2010)のことは、「あとがき」でも
言及されてないし、「主要参考文献(日本語のみ)」にも挙げられてないだけでなく、カヴァー袖の
「光文社新書・既刊より」にも無い(゚ロ゚;)エェッ!? カヴァーが黒っぽくなったけど、腹も黒いのか(..)
齊藤貴子『肖像画で読み解くイギリス史』(PHP新書,2014)が挙げられていない点は順当かな^_^;
今回のセールはポイント倍率が低いからスルーする予定が、星野のが10月末に出てたの見落としてて、
合わせて買うことにした次第(+_+) ともに新品で、ポイント1210円分を投入して、1348円で購入(..)

杉本圭三郎(全訳注)『平家物語(七)』(講談社学術文庫,1985)
杉本圭三郎(全訳注)『平家物語(八)』(講談社学術文庫,1987)
杉本圭三郎(全訳注)『平家物語(九)』(講談社学術文庫,1988)
杉本圭三郎(全訳注)『平家物語(十一)』(講談社学術文庫,1988)
杉本圭三郎(全訳注)『平家物語(十二)』(講談社学術文庫,1991)

今回のセール期間中に、どかっと一気に持ってない巻が出品されたもんだから、買わざるを得ん^_^;
全て「良い」で、七巻が366円、他279円で、クーポンで70円引きの1412円(+_+) 某ポイントサイトを
経由して注文しようとしたが、エラー表示になるので、キャッシュを削除して、経由せずに注文する
というゴタゴタがあり、ポイント利用を失念し、高くつく(+_+) 数冊、しかも一部の章を読み比べた
だけだけど、平家物語の注釈書は本書が〈語釈〉も〈解説〉も一番充実している(^^) ただ、古いから
最新の研究成果に照らせば、おかしな点もあるだろうし、また明らかに間違ってる記述が実際あって、
杉本圭三郎より平家物語の作者の方が千載和歌集を読み込んでいることも判明してるからね(@_@;)
読みたかった第七巻の「経正都落」の章を軽く読んだ(^^) 〈解説〉に「[千載集の撰者・藤原]俊成
と[平]忠度の別れに際しての心の交流と同様、ここにも仁和寺の御室、守覚法親王と[平]経正の、
万感胸に迫る哀切の別離が語られている。」とあるよ(;_;) また〈平家の滅亡は、ただ「おごれる人」
「たけき者」の滅びであっただけではない。[平忠度のように]和歌に、[平経正のように]琵琶に、
風雅の情趣をふかく体得した教養ある人々もまきこんでの滅びであった。〉とあるのに、国語(古典)
の教科書とかでは平家物語の冒頭部分ばかりが取り上げられているから、「おごれる人も久しからず、
唯春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ。」というイメージだけ
が強くなり、平家物語の全体像の理解を妨げてしまっていると思うのだが、如何なものだろうか(..)

下準備は済んだし年賀状に宛名と自分の住所と一言を一枚一枚書くという刑務作業に従事せねば(+_+)