暖かさにマイケルも階段で日向ぼっこしてたので写真を撮ってから撫でると気持ち良さそ~な感じ(^^)
が、切り上げて立ち去ろうとしてもマイケルは無反応で、何度か振り返っても一瞥すらしてくれぬ(;_;)
猫さんの気持ちは解からぬ(..) 体調も気分も良くない一日も猫さんを愛でられたことが救いかな(^_^;)

【読んだ本】

杉本苑子『続今昔物語ふぁんたじあ』(講談社文庫,1978)所蔵本

「銅の精」と「笛を砕く」の2篇を読んだ(^^) 何度か商売を変えてみたりしたけど芽は出ず、ついに
無一文となってしまった弥源太と松若は、空きっ腹をかかえつつ一夜をしのぐために、見つけた穴に
入って、ウトウトしかけたところ、同様に行きくれた旅人が一人、穴に入ってきて、先客の二人には
気付くことなく、「神様がおいでなら、お宿をお借りした罪を御許し下さいまし、お供え物をいたし
ますから」と、餅を置いたので、弥源太はソレを盗って松若とともに音もたてずに食べてしまう^_^;
置いたはずの餅が無くなって驚いてる旅人の顔を弥源太が冷やっこい手で撫でたものだから、旅人は
悲鳴を上げて飛び出して行ってしまったので、残された布包みを開けると、餅、着替え、銭の他に、
金目になりそうな銅鑼も入っていた・・・その後の弥源太の悪知恵をフーンと思いながら読了(^_^;)
次の「笛を吹く」は説話風の小品(^^) 法家の出で検非違使庁に勤める中原夏雄は手堅いまじめな男と
評価され順当に昇進してきたのに、新たに上司となった徳大寺公実によって昇進を妨げられるように
なったのは、妻の綾児が好色男と評判の公実の元カノだったから(゚o゚;) 今日も重~い足取りで登庁
しようとしたら、行く手にトラブルが起きてる様子なので、人垣の後ろから覗いてみると、落し物を
届けた餅売りに対し、御礼をしたくないからか持ち主は金の粒が一つ減ってると難癖をつけて盗っ人
呼ばわりしていた・・・杉本苑子にしては珍しくホっとする結末に終わり、良かった、良かった(^^)

引退会見中に着信音を鳴らす不作法を非難する声もあるので、この社会も捨てたものではないかと(..)