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161228読んだ本&買った本

春道列樹「昨日といひ 今日とくらして 明日香川 流れてはやき 月日なりけり」(古今集)(+_+)

【読んだ本】

杉本苑子『悲華 水滸伝(三)』(中公文庫,2001)所蔵本

読了(^^) 笑えたシーンも結構あった(^^) 青面獣楊志が梁山泊に加入した際に〈「われわれを、おぼえて
おられますかな?」/おどけた顏を七つ、楊志の前へ並べてみせたのは、・・・〉の件、玉麒麟盧俊義を
梁山泊へ引っ張りこもうと北京へ赴く智多星呉用のお供をするため黒旋風李逵が「まだ一歩も踏み出さぬ
うちから禁令を守ろうと」したとか(横山光輝『水滸伝』は本書とは正反対の方向で笑いを取りに)(^^)
一丈青扈三娘と母夜叉孫二娘と母大虫顧大嫂が醜郡馬宣賛へ一斉に掛って行ったシーンで、「女将軍たち
の軍装は、さながら胡蝶が舞い遊ぶに似た華やかさである。もっとも母さん虎の顧おばさんだけは、他の
二将にくらべると少し肥っているので、蝶より蛾に近い。」はキツイな^_^; 前から気になってたけど、
「軍政司」の鉄面孔目裴宣は泊軍出陣の際に必ず「派遣部隊の編制にかか」る場面があるけど、それなら
「軍政」じゃなくて「軍制」じゃないかしら(..) 最後の方に、地下道を通って「徽宗皇帝が、[景明坊の]
礬楼の一人娘にのぼせて夜な夜な通ってくると噂されている」とあって、その愛人の名は「李師師」
とあるけど、彼女なら佐々木泉の傑作『墨戯王べいふつ』(小学館ビッグコミックス,2004)に描かれて
いて、可愛いよね(^^) そんなわけで、本巻で108人が揃ったけど、没羽箭張清はマジで強すぎる(゚ロ゚;)

杉本苑子『悲華 水滸伝(四)』(中公文庫,2001)所蔵本

【買った本】

杉本苑子『東京の中の江戸名所図会』(文春文庫,1996)

年内は今日迄ゆえ街の中央図書館で某書をコピー(^^) 同書は12月発売ゆえ利用者が閲覧可能になるのは
年明けだったけど、同書の情報価値は賞味期限(?)があっと言う間であることを前に説明したところ、
すぐに排架されるようになった(^^) それだけでも河野太郎が知ったら怒りそうだけど、今年のは情報が
スカスカになってて、河野太郎なら激怒だろうね^_^; チェックしたの小生の研究領域のみだけどさ^_^;
何か借りようかと物色してたら、笠間書院の『コレクション日本歌人選』シリーズの式子内親王の巻が
目に留まって、チラッと読んだけど、「ながめつる」の歌で源家長日記の当該箇所は引用して訳してる
けど、「ことしばかりは」については一言もなし(゚ロ゚;) 自分の研究領域以外には目が行き届かないのは
小生も同じだけどさ^_^; ブックオフも寄ったけど、一割引きは明日か(..) 某古書店がセール中なので、
100均から本書を二割引き86円で購入(^^) 買い取った本を客も上り下りする階段の脇に何日間かしらんが
剥き出しで置きっ放しにしてて、どんどん汚れてってる感じゆえネット出品されてるのは絶対に買わず、
あくまで店頭で状態確認して買うことにしてる(^^) 別のブックオフは元日~4日のセールの告知のみ(..)
タグ:中国 小説
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