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160701読んだ本

読みたかった本がブックオフにあったけど、持ってる気がしてスルーしたら、家には無くて翌週再訪も
既に他の人に買われたのか無くなってた(+_+) 数ヶ月後に別のブックオフで発見し速攻購入したのが↓

【読んだ本】

桑原博史(全訳注)『西行物語』(講談社学術文庫,1981)所蔵本

宮元啓一『日本奇僧伝』(東京書籍,1985)に、西行が「ゾンビを造ったという話」が出てた(@_@;)
でも、「出来損いの人」になってしまい、色々と疑問も覚えたので、「前の中納言師仲卿」を訪ねて、
打ち明けると、師仲卿も「私は、ひょんなことから四条の大納言の流儀を受けましてな、人を造った
ことがござる。その人物は、現在、卿相として活躍しておるが、・・・」と語り出すところが好きだ^_^;
んで、史実通りでない点は承知しつつ、小生好みの歌が見つかるといいなぁと本書を読むことに(^^)
『日本奇僧伝』が西行の人物紹介をした、「北面の武士となったが、とりわけ歌道に並々ならぬ才能を
発揮し、歌好きの後鳥羽上皇の寵愛もあって、従五位、左兵衛尉という官位まで授かった。/ところが、
思うところあって、二十三歳のある日、突如妻子を捨てて出家した。」という件に関し、「後鳥羽」は
「鳥羽」の誤記・誤謬であると先月29日に指摘したが、本書を読んでて同件の更なる誤謬に気付く^_^;
同件は「歌道に並々ならぬ才能」のおかげで「従五位、左兵衛尉という官位」を得られたように読める
けれど、先ず本書(訳注者による「鑑賞」の部分)には「代々、左兵衛尉をつとめる藤原氏の意味で、
「佐藤」の姓が生じたともいわれる。」とある^_^; 加えて〈佐藤義清の歌は、その次の勅撰集である
『詞花集』に一首入集している。その一首も、作者名は「よみ人しらず」となっており、それはたぶん、
『詞花集』撰進当時三十四歳の彼が、まだ歌壇的に無名であったためだろうと考えられている。/
そうすると、出家以前の彼の歌才などというものは、世間的にはまったく評価外のものであって、・・・〉
云々と本書は論じており、やはり歌才で官位を得たわけではないことを裏書きしている^_^; またまた
DAIRY「また、つまらぬ物を読んでしまったorz」になっちゃったけど、同書は「再読もあり(^^)」^_^;

ウォーキングもダメと言われていたけど、たしかに1時間歩いただけで、こんなに苦しくなるとは(+_+)
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