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240605読んだ本

顏を合わせたくない時の言い訳としても使えちゃったりなんかして〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

【読んだ本】

倉本一宏(全現代語訳)『藤原道長「御堂関白記」(下)』(講談社学術文庫,2009)所蔵本

藤原斉信が病悩で韮[にら]を服用したため発した「韮の香」をスメハラとして藤原実資が批判した
ことは「・・・実資は唐物の香薬に執着・・・」と河添房江『唐物の文化史 舶来品からみた日本』
(岩波新書,2014)が指摘してるのを読むと然もありなんだが、そこで目が留まったのは藤原道長の
日記『御堂関白記』の長和5年(1016年)7月10日条と同15日条で、その一部を本書の訳で(^_^;)

     十日、壬子。 内印/後院司定/皇太后宮に年物を献上/禎子内親王家諸所別当定/
            韮を服用

    ・・・初めて韮を服用した。これは、この何日か、病悩していたからである。また、
    中宮大夫[藤原道綱]の大炊御門の家に行った。これは法興院に堂を建立しようと
    していたのだが、その方角に方忌が有ったので、宿したのである。

     十五日、丁巳。 内裏盂蘭盆供/三条院盂蘭盆供

    ・・・三条院の御盆供は、御前に召さなかった。私もまた、拝さなかった。
    韮気が有ったからである。

おそらく「韮気有る」はずも兄の藤原道綱の「大炊御門家に行く」のに「三条院」には・・・(^_^;)
タグ:歴史
コメント(2) 
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コメント 2

tai-yama

三条天皇の眼病もニラで治せなかったのかな?
ニラの匂いはもしかしたら、(三条院の前では)穢れの
一種だったのかも。
by tai-yama (2024-06-05 22:39) 

middrinn

臭いから遠慮したというのは建前で、反りが合わず退位
に追い込んだ相手に自ら会おうとはしないかと(^_^;)
by middrinn (2024-06-06 05:57) 

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