今の人が持っている知識を昔の人も当たり前のように持っていると考える愚オホホホ( ^^)/~~~~ ピシッ!
毎日2~3p獲得し1000p超えたのに買い忘れた漫画の注文とコンビニのおにぎり2個購入で30pに(+_+)
今世紀最高の美女の藤原高子タンが楽しみな『応天の門⑱』748円は9日発売だが買えるかな(-ω-、)

【読んだ本】

富山奏(校注)『新潮日本古典集成 芭蕉文集』(新潮社,1978)所蔵本

『おくのほそ道』の旅立ち直後の「今年元禄二年[ふたとせ]にや、奥羽長途の行脚ただかりそめに
思ひたちて、・・・」、久富哲雄(全訳注)『おくのほそ道』(講談社学術文庫,1980)は「今年、
確か元禄二年であろうか、奥羽地方への長旅を軽率にも決心し、・・・」と、頴原退蔵&尾形仂
(訳注)『新版 おくのほそ道 現代語訳/曾良随行日記付き』(角川ソフィア文庫,2003)は「ことし
──たしか元禄二年にあたろうか──奥羽地方への長途の行脚にただフッと発足して、・・・」と
それぞれ訳している「草加」の章の冒頭の「元禄二年」について本書は頭注欄で次の指摘(@_@;)

    ・・・元禄二年は芭蕉の最も敬慕する西行の五百年忌に当る。

ネット上に芭蕉は「西行の五百年忌」の追善のために西行の足跡を辿ろうと『おくのほそ道』の旅に
出たとか書いている人がいたけど、芭蕉は西暦を知ってて、建久元年が1190年で元禄二年が1689年で
あることも知っていたか、建久元年から元禄二年までの全ての年号を知ってて数えたことになって、
芭蕉はとんでもない大知識人だったことにエッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ? ちなみに、田中善信『芭蕉の学力』
(新典社選書,2012)が疑問視しているのは、芭蕉の「漢詩や漢文を読解する能力」について(^_^;)

[追記231021]

桑原博史(全訳注)『西行物語』(講談社学術文庫,1981)には「・・・六百年忌にあたる寛政元年
(一七八九)に『西行六百年忌追善和歌』を詠む人々がいたり、記念の木像を造ったりした記録が、
少なからずある・・・」とあり、元禄と寛政の間の蘭学の興隆あるいは年号マニアが存在か(@_@;)