旅のガイドブックが多すぎヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ 書かれてること違いすぎて迷い道くねくね((;゚Д゚)ヒィィィ!
昨日わざわざ街まで歩いて図書館に行ったのに今日になってバカチンするため確認したい文献が(+_+)

【昨日買った本&読んだ本】

頴原退蔵&尾形仂(訳注)『新版 おくのほそ道 現代語訳/曾良随行日記付き』(角川ソフィア文庫,2003)

ブックオフにて468円(495円-27p)で購入したが高い(ノ;ω;)ノ ~┻┻ (/o\) ミドリン ナカナイデー!!
発句評釈と各章段の現代語訳の後の本文評釈が読み応えありそうだからチョイスしたが、「凡例」に
「本文評釈の中で筆者[尾形仂]の施した発句の解は、頴原博士の[発句]評釈と一致しない部分が
あるが、発句の評釈は評者により幾通りもあってさしつかえないであろう。」とあるのはね(@_@;)
しかも、頴原退蔵による発句評釈では自説を展開した後に「・・・という解や、・・・というような
説が、一解として成立し得る余地を存するのである。」と他説の存在も複数許容する句もある(^_^;)
本文の脚注が少なくて簡潔だし評釈の内容的にも本書は中級者・上級者向けのような(@_@;) 風雅な
爛漫亭様が「出羽三山」の月山を詠んだ「雲の峰いくつ崩れて月の山」を取り上げておられたから、
図書館で調べると、以下はうろ覚えだけど、新潮日本古典集成では、今栄蔵(校注)『芭蕉句集』は
「月」を「尽き」の掛詞、富山奏(校注)『芭蕉文集』は「築[つ]き」の掛詞としていた(@_@;)
各論点の学説状況を紹介している本もあって、その一つによると学説は4つに分かれて最近は「築き」
説が優勢とか書かれていたけど、もう一つのには十幾つもの説を紹介されてて男と女が合体するのを
詠んだとする珍説まで取り上げられてた(@_@;) 酷いのは新編日本古典文学全集の『松尾芭蕉集1』
と『松尾芭蕉集2』で、一方の頭注にはもう一方のを見よだとさ(ノ ̄皿 ̄)ノフザケンナ!┫:・’.::
ということで、『おくのほそ道』通読の旅は延期(+_+) この百家争鳴は平成になって芭蕉の自筆本が
発見されて研究が活発化したためらしいけど、自筆本説を否定する研究者もいて説得力があるように
思えるも、小生が信を置く研究者である深沢眞二や雲英末雄は自筆本説を支持しているとか(@_@;)