大河ドラマ視聴するより読書してた方が得じゃん( ̄^ ̄)ヾ( ̄o ̄;)オイオイ電気代節約してるだけだろ?
読んで誰得だが、今週は3回目接種、確定申告(開場30分前着も既に行列)、ガス点検(先週から連日
片付け)があり、ゆっくりしたかったけど街まで歩いて往復し超疲れたと思ったら21度ヒィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ

【読んだ本】

高橋一清『芥川賞 直木賞 秘話』(青志社,2020)

続けて、「五、話題の受賞者、受賞作」を読んだが、アノ超話題となった芥川賞両受賞作を掲載した
「文藝春秋」誌の発行部数が決まるまでの舞台裏から、黒澤明監督による受賞作映画化が全く異なる
物語となってて作者も高橋一清も唖然とした話まで、「秘話」てんこ盛り(^_^;) なお、田中金脈特集
の昭和49年(1974年)11月号は大反響で売り切れたのに増刷をせず、〈なぜしなかったかの理由が、
社員の間でもいろいろ取り沙汰されましたが、誰も知りません。ただ総理大臣を引きずり降ろして、
その上なお増刷するというのは「道義にもとる」という意見が最も大きく言われました。〉と本書の
165~166頁にあるけど、同号発売は10月で首相が辞意表明した11月26日には12月号発売済かと(^_^;)
大河ドラマの原作になれば出版社としてはウハウハだろうと思ってたら本書168頁(原文ママ)(゚ロ゚;)

    ・・・/NHK大河ドラマに作品が原作として使われるのは、出版社としても、
    ありがたいことです。大きな部数が計上され、利益がもたらされます。しかし、
    この幸運をどう捉えるか、一度でもこの大河ドラマの原作を売ったことがあるか
    ないかで、大きな差が生まれてくるのです。/大河ドラマが始まって、ものの
    一ヵ月ほどした二月節分あけの頃、次の年の大河ドラマが発表されます。その
    ドラマが始まって五、六回というところで、次の年のことが話題になる。こう
    なると大河ドラマの原作本の売れ行きは落ちるのです。といって次のものが
    とって代るかというとそうではありません。秋もふけ十一月頃になると、来年の
    大河ドラマの撮影風景などが放送され始めます。その頃から原作本が、動き始める
    のです。・・・本が動くのは、その十一月中、下旬から年を越して二月初旬、
    せいぜい中旬までです。/このことを思い知らされたのが昭和六十三(一九八八)年
    の『武田信玄』の場合です。中井貴一が信玄役を演じました。それが好評で視聴率も
    上がりました。これを好感して版元、すなわち文藝春秋は増刷につぐ増刷、五月の
    連休は『武田信玄』を読んで過ごす人が多いだろうと、そのための増刷をして
    備えました。ところがすべて見込み違いに終ったのです。多くの返品を抱えることに
    なりました。・・・

視聴率に比例して放送中は間断なく売れ続けるものと思ってた( ̄◇ ̄;) ただ、単なる印象だけど、
角川書店のメディアミックス商法に比べると、文藝春秋は宣伝が物足りないような気もするが(^_^;)
なお、この当時、作者の新田次郎は既に他界も、その印税は新田次郎文学賞の資金となった由(^_^;)

・「一、候補作品がそろうまで」~「世に問うような作品を書く時、必ず身体に変化が」( ̄◇ ̄;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-03-03

・「二、選考委員会前後」~水上勉の話はエロ小説やエロ漫画のようなシチュエーション( ̄◇ ̄;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-03-06

・「三、なぜこのような受賞作になったか」~「文學界」新人賞応募原稿に多い「題材」( ̄◇ ̄;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-03-10

・「四、一夜にして有名人となり、人生が変わる」~作家の「人間の卑しさ」「品性のなさ」( ̄◇ ̄;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2022-03-11