読書の厄介なところは、♪ドンドンファンファンドンファンファンなことである〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)
野崎幸助『紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男』(講談社+α文庫,2016)、同『紀州の
ドン・ファン 野望篇 私が「生涯現役」でいられる理由』(講談社+α文庫,2018)_____φ( ̄^ ̄ )メモメモ
図書館へ行く予定が、オリ戦のTV中継が今日もあり断念(´・_・`) 昨日の疲労困憊(引用する件を間違え
ちゃったほどで追記した)から回復してないし、BsGirlsよりバファローベルが可愛・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;

【約一週間前に買った本&読んだ本】

芸術新潮2021年5月号

発売日である先月24日に新品1500円を1349円で購入した(^_^;) 本号の特集〈キャバレー王は戦後最高
のコレクター 「福富太郎」伝説〉は次のラインナップ(⌒~⌒)

    福富太郎コレクション10選 (選+解説)山下裕二

     妖しくも哀しい日本画篇
     多士済々の洋画篇

    PART 1
    キャバレー太郎一代記

    PART 2
    見た、買った、調べた!福富流コレクター道 (文)前橋重二

    PART 3
    ハリウッドへようこそ! (写真+談)都築響一

    PART 4
    自分史としての戦争画 (文)丹尾安典

    PART 5
    ブラウン管の人気者

     テレビ出演と夜遊びのやさしい先輩 (談)海老名香葉子
     大喜利アシスタントからハリウッドの“顧問”に!? (談)月の家圓鏡

    福富太郎 賛江

     1 憧れの人との二度の出逢い (談)成山明光
     2 暁斎が結ぶ、同い年の縁 (談)河鍋楠美
     3 週刊誌記者が見た「キャバレー太郎」の時代 (文)福島清茂

    秘蔵資料を発掘!
    ハリウッドを盛り上げた印刷物コレクション

    再録エッセイ
    気分は大倉喜八郎 (文)福富太郎

    展覧会案内

キャバレー「ハリウッド」のオリジナルキャラである「踊り子ちゃん」がメチャ可愛いよ(〃'∇'〃)

    ・・・/さて、あらためて私と福富さんのお付き合いについて触れておきましょう。
    大学で日本美術史を専攻し、展覧会で作品の所蔵先を意識して見始めたら、
    「福富太郎コレクション」という記載が目にとまるようになった。テレビで
    甲高い声で喋っていたキャバレー王が、美術コレクターでもあると知りました。
    それからずいぶん経って、「芸術新潮」の連載をまとめた2冊の本(『絵を蒐める』
    『描かれた女の謎』)を読み、研究熱心な人でもあるんだなと感心させられた。・・・

「研究熱心な人」と山下裕二は評してるが、この連載「福富太郎のアート・キャバレー」に関わった
(テープおこし原稿を纏めていた由)前橋重二も次のようにその楽屋裏を明かしていた( ̄◇ ̄;)

    ・・・こういうくだりになると、福富さんの語りは、身振り手振りをまじえて
    ほとんど漫談家のようだった。頭も舌も回転なめらかで、聴き手をおもしろがらせる
    サーヴィス精神も旺盛だから、もちろんありのままの台詞ではないだろうし、
    多少の脚色もまじえているに相違ない。しかしこと美術史に関わる段となると、
    福富さんの語りは慎重な、筋道だったものとなり、なにより文献の裏づけのある
    ことが多く、必要なことはこれに書いてありますと、事前に用意してあった書籍や
    コピーをわたされる。驚かされるのはその文献探査能力で、まだ図書館の書誌データ
    電子化もおぼつかない、もちろんインターネットの「日本の古本屋」もなかった時代に、
    なぜこんなにもレアな資料をあたり前のように入手できたのだろう。/・・・

河鍋暁斎を戦後すっかり忘れられていた頃から蒐集していた福富太郎は、暁斎の曾孫である河鍋楠美
と初めて会った際、彼女を男だと思っていたらしく、

    ・・・福富さんとしては、食事の後、自分のキャバレーに連れていこうという
    魂胆だったのよ。その時はたまたま私に先約があって、残念ですけどって
    失礼したんですが、あの方は大学の先生なんかをそうやってキャバレーで
    もてなし、いろんな情報を得ていたのね。そんなふうに根っからの勉強家で、
    うち[=河鍋暁斎記念美術館]に来館される時も、運転手付きの黒塗りの
    自動車の後ろにたくさん本を積んで、読みながらいらしてたし。/・・・

経営するキャバレーを使って情報を得てたとは、色仕掛けによるハニートラップ・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;
「研究熱心」で「勉強家」だっただけでなく、福富太郎の見識を物語る話も山下裕二は紹介(⌒~⌒)

    ・・・/福富さんが冴えているのは、たまたまラファエル前派の画集を見て、
    [北野恒富の]《道行》の女性がヨーロッパ世紀末の女性像に似ていると
    気づくところ。調べてみたら、ロセッティ(1828~82)にも似た雰囲気の絵が
    ある。ラファエル前派は青木繁(1882~1911)など明治浪漫主義の洋画家に
    影響を与えたとされるけれど、日本画家も同様だったのではないか。とりわけ
    恒富は、洋画の研究もしていたし、広告美術も積極的に手掛けており、新しい
    ものに触れる機会も多かったはず、というわけです。/・・・

思うに、センスもあったんだろうけど、やっぱり知識量が閃きを産んだのではないかとv( ̄∇ ̄)ニヤッ
アートの神が降臨したというか、インスパイアされたとしか思えない凄~いエピソードを前野重二が
紹介してるけど、引かないC= (-。- ) フゥー 知りたければ、本誌本号を読めオホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)

同特集以外の記事では、「女性も異邦人もウェルカム!三田平凡寺と我楽他宗の素晴しき仲間たち」
(文・安藤礼二)、「吾輩ハ三田平凡寺ノ孫デモアル」(漫画・夏目房之介)、「石本正 舞妓と裸婦
のあいだ」、前橋重二の連載「海外アートStudy最前線」第65回〈稀代の「贋作者」は無実だった?〉
といったところかな、本誌本号で小生が興味ある記事は_φ( ̄^ ̄ )メモメモ