読書の厄介なところは、読者の便宜を考えない出版社があることである〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

【買った本&読んだ本】

佐藤謙三(校注)『大鏡』(角川文庫,1969)

「もったいない本舗 楽天市場店」で「良い」301円を10日に注文して13日に届く(^^) コンディション
説明文はテンプレ(2種類あり、前は同じ「良い」でも、「非常に良い」に近い「良い」と、「可」に
近い「良い」に、それぞれ対応してたが、最近は対応してない)ゆえ略〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
ザ・「良い」という状態で、最終頁に女性の名前のハンコが押されてた程度で書き込み等は無し(^^)v

訳も付いてないし、脚注の語釈もメチャ少ないし、高いのに(古本屋で100円が相当)購入した理由は
石川徹(校注)『新潮日本古典集成 大鏡』(新潮社,1989)巻末の「解説」の最後に「底本について
の覚書」に続いて「主要参考文献一覧」が載ってて、次の解題(同書395頁)が付されてたから(^_^;)

    /・・・好著である。・・・「解説」も独自のものがあって有益である。
    小さい書物なのに、人名・地名・語句索引も入っている。/

『大鏡』は紀伝体ゆえ索引が無いと不便なのに同書には無く、「凡例」に次の項(同書8頁)が(゚ロ゚;)

    一、読者の便宜を考えて、柱にその頁(見開き二頁)で話題になっている人物名を
     掲げた。「大臣列伝」の場合、──伝に当る人物はゴチックで示した。また、
     各巻の扉裏にも、「話題を賑わす史上実在の人物」の一覧を掲げておいた。

ある人物のことを調べようとしたら、「各巻の扉裏」を全てチェックした上で、「柱」の「人物名」
をパラパラ漫画の如く探せとヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ 「読者の便宜」だなんて、チャンチャラ可笑しい(-"-)

橘健二&加藤静子(校注・訳)『新編日本古典文学全集34 大鏡』(小学館,1996)は巻末「付録」の
「人物一覧」(巻頭「凡例」に「加納重文氏に作成していただき、加藤が加筆した。」[同10頁])
が「おもな人名の下に、その人物が登場する段数(小見出しの番号)を示した。」(同512頁)として
索引としても使えるが、「おもな人名」に限られていて、やはり不便であるし、「人物に関する挿話
をできるかぎり紹介する方針をとり、その典拠を示した。」(同512頁)ともあるが、その記述に誤り
が散見されることは既に指摘した通りである(ノ ̄皿 ̄)ノデタラメスギルンダヨ!┫:・’.::

さて、さて、さ~て!本書だが、やはり索引があると面白いな(〃'∇'〃) 索引を眺めているだけで、
発見があって、本書の「人名索引」を見る限りでは、『大鏡』に藤原実方は登場しないんだね(゚ロ゚;)
本書は奥付の前に折り込みで「藤原氏略系圖」「帝王・源氏略系圖」があって、貞時(師尹の子)の
子として「實方」も出ているんだけどねぇ(^_^;) 「語句索引」がチョー便利ではあるが、「御集」は
「御集(醍醐天皇御集)」で立項されてるけど、『大鏡』には村上天皇の「御集」も出てて、本書の
本文にもちゃんと出てるのに、「語句索引」作成者は見落としちゃったみたいオホホホ( ^^)/~~~~ ピシッ!

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