岩館真理子『子供はなんでも知っている』の単行本、持ってたのに見当たらないということは・・・

【読んだ本】

瑞佐富郎『さよなら、プロレス 伝説の23人のレスラー、その引退の〈真実〉と最後の〈言葉〉』
     (スタンダーズ・プレス,2020)

プロレス自体に興味・関心は無いのだが、プロレスラーに関する本は今までにも何冊か読んでいて、
本書も先日〈阿修羅 原 「大切な人に大切な思いが伝わる。それが生きていて、一番うれしい」〉、
〈アントニオ猪木 「人は、歩みを止めた時に、そして挑戦を諦めた時に、年老いて行くのだと思い
ます」〉の2篇を読んだ(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-12-16 )(⌒~⌒)
この著者はマジ巧くて、読んでて泣きそうになった(=泣いてない)ほどだし、名著の可能性が(^^)
そーゆー泣けるような(=泣いてない)話はさておき、〈ザ・グレート・カブキ 「毒霧の正体?順を
追って話そうか」〉から面白かった件(本書48~49頁)を引いておく〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

    ・・・/そして、日米で瞬く間にブームを起こすそのインパクトは、カブキ自身の家庭
    にも影響を及ぼす。1989年、久々にロサンゼルスにある自宅に帰ると、まだ年端も
    行かぬ長女が悲しげに言った。/「パパ、他のところにも子供がいるんでしょう?」/
    「そんなわけないじゃないか」/「本当よ。今、テレビに出てる」/……ブラウン管の
    中では、ザ・グレート・ムタが戦っていた。/言うまでもなく、武藤敬司の別人格
    であるムタ。1989年より始まるアメリカでの売り出し方は、御存じ、カブキの息子
    としてだった。素性からして、立って良し、寝て良し、飛んで良しのコンプリート・
    ファイターだが、カブキの子息であるというプロフィールもその全米人気に寄与したのは
    否定できない。・・・