森咲智美の愛称「ぴーちゃん」、その命名由来がネット検索しても判らぬ〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
愛知県名古屋市出身に興味を覚えただけC= (-。- ) フゥー ヒッキーだったから筋力が落ちてる(´ヘ`;)

【読んだ本】

岡山美樹『大和物語の研究』(桜楓社,1993)所蔵本

灰原薬『応天の門』(新潮社BUNCH COMICS)では、藤原良相(良房の弟)の娘の多美子が清和天皇の
後宮への入内が決定すると、養女の高子タン(父は良房の兄の長良)を入内させようと目論んでいた
藤原良房や藤原基経(長良の子で良房の養子)は口惜しがり、その入内を妨害しようとする(@_@;)

ところが、本書の「第三章 『大和物語』の登場人物考証」の「一、第二四段〈先帝〉と〈右大臣殿の
女御〉について」から引くオホホホ( ^^)/~~~~ ピシッ!

    ・・・/良房は、多美子の入内の際には積極的に動いていた。『三代実録』貞観五年
    (八六三)十月二十一日の条には、/・・・/とあるように、良房の六十賀の宴席に
    おいて、姪に当たる多美子は無位から、いきなり、従四位下を授けられているのである。
    これは、明らかに、翌貞観六年正月の入内への布石といえよう。しかも、この賀には、
    清和天皇も臨席しているのである。この時点では、良房は、多美子を入内させることに
    よって、太政大臣として、弟良相を自分の配下におけると考えていたのであろう。
    ところが、良房の予想以上に良相が権力を持つようになってしまい、このままでは、
    良相・常行の親子に政権が移ってしまうことは明白であった。そこで、良房、そして
    凡庸な父長良のもとを離れて良房の養子となった基経は、政権を維持するために、
    どうしても良相を封ぜざるを得なくなったのである。/この、応天門の変ののち、
    『公卿補任』によれば、良房は摂政となり、貞観八年(八六六)十二月には、養子基経を
    七人の公卿を越えて中納言に引き上げた。これまで、基経と良相男常行とは、常行の方が、
    一歩先を行っていた。それが、この時点で逆転している。そして、高子の入内、女御宣下が
    行なわれ、あからさまに良房の独裁の様を呈してくるのである。/良房は、清和天皇より
    八歳も年上で、しかも、後年の行状や、『伊勢物語』にも業平との恋が取り沙汰される
    ような高子を入内させるつもりはなかったのであろう。兄の娘より弟の娘のほうが、
    自分も口出しをし易い。それを、この時になって高子を入内させたのは、養子基経が
    自分の妹を利用したとしか考えようがないのである。/・・・
    
wikiの「藤原良相」の項にも次のように書かれているので引いておこう〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ

    ・・・この[多美子入内の]頃の良房と良相の関係は必ずしも明らかでなく、良房からは
    常に警戒される存在であったともみられていたが、以下のような議論も行われている。

     ・第一の皇妃候補であった藤原基経の妹・藤原高子は在原業平との恋愛問題が公知と
      なっていて当面入内が困難であったため、良房はやむを得ず藤原北家の子女である
      多美子を入内させ、後々の展開を期待した(彦由三枝子)。

     ・良房の意中の後継者は養子の基経ではなく、10歳年下の弟の良相であり、多美子の
      入内実現や藤原常行の昇進が基経を上回っていたのも良房が良相-常行親子に
      藤原北家を継承させる考えを持っていたためである。のちに、この路線が崩壊して
      基経を後継者に切り替えたのは、良相が独断で源信を逮捕しようとした事が
      良房の反発を買った結果とする(瀧波貞子)

     ・彦由説と同様に多美子の入内実現は良房の意向とする。加えて、良相は一度目の致仕
      の上表の内容より貞観8年(866年)の春には既に病気で静養していた可能性が高く、
      特に良房と対立していた訳ではなく応天門の変直前より健康が悪化して政務から
      離れがちとなり、やがて死に至った(鈴木琢郎)

     ・良房の生母は良相の生母である藤原美都子ではなく藤原良世を産んだ大庭王の娘で
      あったとし、良房と良相は異母兄弟ということなり両者の不仲の一因になった
      可能性がある(請田昌幸)。

上記の諸説には注が付され、出典も明記されているけど、彦由の論文は1991年、瀧波の論文は2009年、
鈴木琢郎の原論文は2015年の由(@_@;) 国会図書館OPACで検索すると、岡山美樹の上記論稿の初出は
全国大学国語国文学会編「文学・語学」108号(1986年2月)に掲載で、彦由の論文より早い( ̄◇ ̄;)
歴史研究を歴史家だけが独占的に行なっている学問的営為と思ってはいけないオホホホ( ^^)/~~~~ ピシッ!

・灰原薬の漫画『応天の門⑦』の藤原多美子の性格・心根の優しさには萌え萌えキュ~ン♡(*'ε`*)チゥ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2020-02-10