TVのニュース番組でアナウンサーがマスクしてニュース読み上げる事態になったら世も末((;゚Д゚)ヒィィィ!
〈最近「濃厚接触~」と叫んでから隣のベッドにもぐりこむのが日課になった〉なる書き込みに爆笑^_^;

【買った本&読んだ本】

芸術新潮2020年3月号

今日発売の新品1500円を1349円で購入(^_^;) 特集は「美人画 past and present」(⌒~⌒) 第1部は
「池永康晟と美人画リターンズ」である(^^) 池永康晟へのインタヴューでは「池永流美人画通史」と
「市上芸術の方へ」という件が興味深い(^^)

    ──美人画の今後についてはどうお考えですか?

    「日本ではぴったり50年ごとにメディアの交替が起こっていて、まず1900年に
    映画産業が、1950年にテレビ放送が、2000にインターネットが始まる。
    このうち、映画の登場からテレビ放送の開始までが、美人画の全盛期にあたって
    いるんですね。そして上村松園が1948年、鏑木清方が1954年に文化勲章を
    受章して美人画はいったん〝あがり〟にされた。同時に日本髪に和服という文化が
    廃れたこともあって、美人画はグラビアに取って代わられるんです。美人云々以前に
    日本画では人物像があまり描かれなくなって、院展風の黒茶色の肌をしたシルクロードの
    風景の一部みたいなものしかなくなった。それがインターネットの時代になって
    グラビアが退潮すると共に、院展や日展などに属さないフリーの立場でも日本画が
    発表できるようになり、ストレートな人物表現も現れてきた。私の場合だったら
    グラビア的なもの、他の人だったらマンガ的にものを飲みこみながら、新しい美人画が
    生まれつつあるのが現在だと思います。」

    ──名前が出た鏑木清方が晩年に提唱した卓上芸術の理念について、発言していたことが
    ありますね。

    「卓上芸術は会場芸術に対するアンチテーゼで、小さな絵とか印刷物を手もとで楽しむ
    ということです。清方は浮世絵・挿絵から出てきた人だったからそういうことを言うように
    なったんですが、卓上芸術の考え方らはすごくシンパシーを感じます。一方、日本では
    あまり定着しなかったのが路上芸術ですね、路上観察は流行ったけど。今、萌え絵が
    いたるところに溢れていて、出版物はもちろん、商品のパッケージにもなっているし、
    テレビの広告にも出てくるし、官公庁のポスターにもなっている。会場芸術とも
    卓上芸術とも路上芸術とも違うあれを、私は市上芸術と呼んだらどうかと思っています。
    じつは私が子どもの頃、現在、萌え絵が占めている場所を絵画が占めていた時期が
    あったんです。ラノベの表紙や挿絵は萌え絵ですが、昔のジュブナイル(少年少女向け
    小説)は表紙も挿絵も絵描きが描いてたし、お菓子の缶々だって絵画だった。ああいう、
    子どもの頃に一瞬見た幸福な風景をもういちど奪還したいんですよね」

インタヴュータイトルは〈「萌え絵の場所を絵画に奪還したい」池永康晟の今までとこれから〉(^^)
「市上」なんて言葉あるのかよ?と思って『大辞林』初版第1刷で引くと「まちなか。市中。」(゚ロ゚;)

池永康晟×江口寿史〈美人画絵師対談 「無敵の10代」と「22歳のやさしさ」と僕らの絵について」は
美人画にも鼻の穴問題があるとか興味深い(^^) 「山下裕二の〝隠し球〟美人画絵師10傑」は蒼野甘夏、
島崎良平、宮崎優、森本純、森本草介、石黒賢一郎、尾崎慶子、及川聡子、倉田明佳、諏訪敦を紹介も
尾崎慶子《めぐりあう3》の女のコのこのまなざしに抗える男などこの世にいないだろヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
「・・・ベタな昭和レトロのようでいて、今までこんな絵を描いている人はいなかった。美術系の学校
の出身ではなく、2012年から絵画教室で油絵を習って描き始めたばかりの専業主婦だったという
ことにも驚きました。」∑( ̄ロ ̄|||)ニャンと!? たしかに「ラ・トゥールっぽい陰影の感じ」(゚o゚;)

第2部「鏑木清方と美人画黄金時代[ゴールデンエイジ]」は今西彩子「鏑木清方の美人画─築地明石
町を中心に─」と児嶋薫「美人画クロニクル 春章、歌麿から戦後まで」で、じっくり読むことに(^^)

あとは「死者たちのスイートホーム 厨子甕を知っていますか?」ぐらい_φ( ̄^ ̄ )メモメモ 日本画家の
村上裕二の《満月とゴジラ》はいいな〇 o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ