お花や鳥さんの名前を知ってると、外を眺めたり歩いているだけで幸せな気持ちになれたかも(〃'∇'〃)
ゲラード可愛い(〃'∇'〃) マーリン好き♡(*'ε`*)チゥ OPの沢村栄純、『進撃の巨人』かと((;゚Д゚)ヒィィィ!

【一昨日買った本&読んだ本】

雨海博洋&岡山美樹(全訳注)『大和物語(上)』(講談社学術文庫,2006)
雨海博洋&岡山美樹(全訳注)『大和物語(下)』(講談社学術文庫,2006)

上・下巻セットは6750円「良い」が出品されてて、バラで「良い」の上・下巻を買えば計5313円ゆえ、
毎日チェックして悩んでたら、15日にセット5800円が出品されたので、もう、コレでいいやと(^_^;)
Amazon出品者「杉本梁江堂 天神橋店」に5699円(5500円+配送料等300円-ギフト券101円)で15日
に注文し、18日届く(^_^;) 説明文は「中古品 - 非常に良い - 【上下2冊セット価格です】 カバー・
帯付 愛読者カード(はがき)・栞の挟み込みがあります 特記すべき欠点はありません 使用感少なく
問題ない状態です 2006年1刷」で、雨対策かスーパーでタダで貰える超薄~いビニール袋に入れられ
厚紙封筒のゆうメールで届くも、上・下巻ともに破けない透明ビニールのカヴァー(昔の岩波文庫の
グラシン紙?パラフィン紙?の類いではない)を付けてくれてたよ~んヤッタネ!!(v゚ー゚)ハ(゚▽゚v)ィェーィ♪
しかも、両書ともコンディションは説明文以上で「非常に良い」と「ほぼ新品」の間ウラー!!\(^o^)/

上巻の帯は「貴族社会の噂話とエピソード 歌で綴る雅の世界」、下巻のは〈「あはれ」の情感が漂う
歌で綴る説話集〉とあるように、173の章段から成る歌物語(^_^;) 『伊勢物語』や『平中物語』とは
違って、歌人列伝みたいな感じ(^_^;) 片桐洋一&福井貞助&高橋正治&清水好子(校注・訳)『新編
日本古典文学全集12 竹取物語 伊勢物語 大和物語 平中物語』(小学館,1994)を既に持ってるけど、
この新編日本古典文学全集は、現代語訳も載せてることと巻末付録がなかなか便利なことから、既に
新品で7冊も購入も、頭注形式だから情報量が少ない(-ω-、) 一昨日に取り上げた『紫式部日記』に
出てる紫式部の歌が『後拾遺和歌集』に入ってることすら、新編日本古典文学全集の『和泉式部日記
紫式部日記 更級日記 讃岐典侍日記』の頭注は記してなかったしね(´ヘ`;) でも、記しておいて、
伯父の藤原為頼の歌のパクリと指摘しない岩波書店の新日本古典文学大系や新潮日本古典集成の方が
罪深いか(^_^;) 『大和物語』に話を戻すと、第十五段、陽成院がお召しになった若狭の御、その後は
お召しにならなかったので、「かずならぬ 身におく夜の 白玉は 光見えさす ものにぞありける」と
彼女が詠んだ歌があり、新編日本古典文学全集(高橋正治)の同歌の現代語訳と頭注を引く(@_@;)

    とるにたらぬ私の身に置く夜露の白玉は、途中で光が消えて見えなくなるもので
    ございました。

     『後撰集』雑二・武蔵。「白玉」は、帝をさす。「さす」は、動詞について
     その動作を途中でやめる意を表す。

本書の同歌の〈現代語訳〉と〈語釈〉を次に引くけど、こちらの方が明らかに懇切丁寧ウラー!!\(^o^)/

    人数にも入らないわが身に置く夜露は、すぐにも消えて見えなくなってしまうもので
    ございました。(身分の低い私などには帝のご寵愛もおよばないのですね)

     「数ならぬ」は若狭の御の謙辞で自分を物の数にもはいらない者と卑下したもの。
     「夜の白玉」は夜露のたとえで、陽成院の帝をさし、「ひかり」は寵愛のたとえ。
     「みえさす」の「さす」は「止す」で、動詞の連用形について「途中でやめる」の
     意を添える。ここでは夜露(白玉の光)がすぐ消えて見えなくなること、すなわち、
     院の寵愛がすぐなくなること、の意。

また本書の第十五段の〈補説〉では、同歌が『後撰和歌集』に作者名が「武蔵」で入っていることを
記した上で、「武蔵」と「若狭の御」の関係まで考察しており、至れり尽くせりであるv( ̄∇ ̄)ニヤッ