「小さい頃から記憶力抜群で、・・・夏休みの終わり頃になって記録もなしに宿題の絵日記を一ヵ月分、
まとめて書いてしまったというエピソード」を持つ角田喜久雄(^_^;) 今日と明日は子供の宿題を手伝う
親もいるのかな(^_^;) 子供の頃の夏休みの宿題に関する記憶、小生は全く無いんだよねC= (-。- ) フゥー
執事がやってくれた純金の元名古屋嬢だからオホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)ヾ( ̄o ̄;)花輪くんキャラも加味?

【読んだ本】

新田次郎『小説に書けなかった自伝』(新潮文庫,2012)所蔵本

この書名はかつて私小説が純文学の主流だった文壇を意識したものかと(@_@;) 自伝の形で自作解説
という感じで、新田次郎作品のブックガイドとして読めるし、〈如何にして作家になったか〉が随所に
語られているので作家を目指している人向けでもある(^^) モチ小生は前者の読書案内として読んでて
(以上はテンプレ)、今日は「小説構成表を創る」を読んだが、作家になりたい人向けな内容(@_@;)

    ・・・当時私は短篇長篇に限らずすべての小説を書くに当って次の作業順序によっていた。

     1、資料の蒐集
     2、解読、整理
     3、小説構成表
     4、執筆

    小説構成表というのは筋書きをグラフ化したもので、横軸(時間軸)に相当するものが
    頁数になり、縦軸には、人物、場所、現象などに適当なディメンションを与えて設定した。
    人物の相違は色で書き分けた。いささか古いことになるが、私がまだ直木賞を戴かない
    以前に或る作家が書いた小説(私が読んで感心した小説)を例にとって、この小説の
    図上解析を試みたことがある。対数曲線や斜線の利用で、図上に、その小説の大要を
    形で表現しようとしたのだが、これは見事に失敗した。そのかわり、この作家の一種の癖が、
    図上にはっきりと現われた。それ以後、この作家の小説をあまり高く評価しないように
    なった。/私が小説構成表を用いて書いた小説の代表的なものは「縦走路」であった。
    「新潮」に八十枚ずつ五回に亙って連載したもので、このための小説構成表は大型方眼紙
    二枚を張り合せて作り、壁いっぱいに張って、眺めながら書いた。その私の部屋に
    そのころ中学生だった娘が入って来てへんな落書きねと云った。・・・その後は、
    このころのような大がかりな小説構成表は作らないでも書けるようになったが、
    ごく簡単なものは必ず作っている。それができないと筆は取れない。/・・・

この「小説構成表」なるツールを使えば、どんな小説ジャンルでも、また誰でも、新田次郎レヴェル
の作品が書けるのかしら(@_@;) この「小説構成表」がどんなものか、小生は何度読んでもイメージ
出来ないけどね(+_+) 小説家になりたいとか思ったこともないから、別にいいんだけど(^_^;) なお、
中3の国語の授業の課題で書かせられたのが唯一の創作体験(^_^;) 田中角栄が裁判で無罪を獲得して
復辟することになるも国会で指名される前日に急死するというつまらん政治未来小説だった(-ω-、)

・不平ばかりで仕事をしない者が多くて真面目に仕事する人は白い眼で見られた「処女作のころ」(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-07-23

・投稿しても落選続きの原稿を直木賞受賞後は新編集長は〈面白い〉と言う「投稿作家の四年間」(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-07-24

・〈あなたは落ちるに決っています。面白くない小説ですものね〉と妻に言われた「直木賞受賞」(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-07-29

・受賞後第一作は酷評も石原慎太郎の小説などは「アホくさ」と評された「昼の仕事 夜の仕事」(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-08-01

・40歳を過ぎて作家となったので、その個性を確立しようと試行錯誤する「方向づけに苦しむ」(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-08-16

・虹を観察して地震を予知しようとした椋平広吉を藤原咲平が支援してた「メロドラマ的作品」(゚ロ゚;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-08-25

・時代科学小説と名付けられた作品群を読みたい人もいそうゆえメモした「メロドラマ的作品」(^_^;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-08-26

・登山家善人説を否定する作品と女流登山家に美人なしを打破する作品の「メロドラマ的作品」(^_^;)
 
 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-08-29