美人作家として某出版社は売り出したかったようだが、プロフィールに〈作家。処女作執筆中〉などと
あったため失笑を買ったのは30余年前(^_^;) 最近はアートの世界でプロ気取りのアマが多そう(@_@;)
これだけ大量に水分補給してるのにトイレに行く回数が激減してるということは・・・((;゚Д゚)ヒィィィィ!

【読んだ本】

アイリアノス(松平千秋&中務哲郎訳)『ギリシア奇談集』(岩波文庫,1989)所蔵本

アペレス(wikiに出てない逸話⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-08-08 )も
ゼウクシスも、その絵画作品は1枚も現存してないが、画家として絵画史に名を刻み、wikiにも立項(^^)
そのwikiの「ゼウクシス」の項も紹介してない逸話が本書の「ゼウクシスのヘレネ像」にあった(⌒~⌒)

    ヘラクレイアのゼウクシスはヘレネを描いてその絵で大儲けをしたが、それは、
    行きずりの誰にでも見たいといえば自由に見せるということはせず、
    規定の料金を払った上でなければ見られないようにしたからであった。
    ゼウクシスがこうして観覧料を取ったので、当時のギリシア人は
    この絵を「娼婦のヘレネ」と呼んだ。

ちなみに、ゼウクシスが、「娘たちを裸で歩かせ、五人を選んでその美しい部分ばかりを取り出して
絶世の美女を描いた話」はプリニウス『博物誌』にあり(wikiは「伝説によると」だとヾ(`◇´)ノ)、
そしてソレは「クロトン人のために描いたヘレネ像であろうと考えられている」と本書訳注に(^_^;)

昨日の朝日新聞夕刊の「惜別」という追悼記事の中で、8日に死去した竹村健一を「うそつかず 好きな
こと貫いた」と題して小泉信一編集委員が次のように書いていて吃驚∑( ̄ロ ̄|||)にゃんですと!?

    ・・・/著作は500冊以上。中でも情報化社会の幕開けを告げたカナダの社会学者
    マクルーハンの理論を解説した「マクルーハンの世界」(67年)は示唆に富む。・・・

ノーサイド1996年3月号の特集「ベストセラー再読」、1967年第8位の竹村健一『マクルーハンの世界』
(講談社,1967)の記述を引用した後、坪内祐三は「こんなことマクルーハンは全然言っていない。」
と一刀両断し、そのことを解説した上で、次のように記している(@_@;)

    ・・・/しかしそういうことをいちいちマクルーハンの思想に照らし合わせて
    批判するのも野暮かもしれない。なぜなら、竹村健一は、こうも言っているのだから。
    〈ぼくはぼくなりに自分の納得のいくところ、自分の考えと同じところを
    マクルーハンのことばを取ってきてつくり上げたわけですよ。だから、
    マクルーハンの単なる紹介と思われたらぼくは心外なんだ〉/・・・

wikiの「竹村健一」の項を見ても、「批判」という見出しで、やはり次のように記されている(@_@;)

    ベストセラーとなった著書『マクルーハンの世界』で竹村はテレビはラジオと異なり
    大衆を扇動しない「クールなメディア」だと説明したが、この点がマーシャル・
    マクルーハンの思想と全く異なるとして竹村は佐藤毅に批判された。竹村は同書は
    マクルーハンの紹介ではなく「一種の創作みたいなもの」だったと弁明した。

なのに「マクルーハンの理論を解説した」と『マクルーハンの世界』を小泉信一は評ヒィィィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ

・〈郷さんは「同じ世代を駆け抜けていく同士という思いでした。…」と語った〉と小泉信一(@_@;)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-05-26