中心街のブックオフに行ったら本2割引セールを2日間やるようだけど、同店舗だけなのかしら(@_@;)
街の外れの店舗で先日460円だった某女流画家の画集(?)、図書館で確認したら冷めちゃった(´・_・`)
「あたし、昔ドンに、こっそり骨あげたことがあるのよ」は由美の有名な台詞・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;イミフ!

【読んだ本】

浅見和彦(校注・訳)『新編日本古典文学全集51 十訓抄』(小学館,1997)所蔵本

新古今時代には評価は下ったが、藤原公任はかつて歌人・歌学者として一世を風靡した歌壇のドン(^^)
だが、その性格は・・・「公任の皮肉」という見出しが付けられた本書の四ノ十八の訳を引く(@_@;)

    一条天皇の御代、四納言と申し上げた人人が寄り集まって、蹴鞠の会を持ったことが
    あった。鞠が懸りの木の外に落ちてしまったところ、その中にいた藤原公任卿が、
    「この鞠は、大臣・大将の子ではない人が取ってくるべきだ」と言われた。
    それを聞いて、藤原行成卿は、「短命なことほど無念なことはない。
    もし父の少将が生きていたならば、大臣の位につかないはずはなかったろうに」
    とおっしゃったという。/これも、公任卿の無情なところである。/行成卿は
    摂政藤原伊尹公の御子の少将義孝公の御子でいらっしゃる。義孝公は短命で、
    早くお亡くなりになったため、大臣・大将にのぼることはなかったのである。
    公任卿はそのことを思い浮かべて、おっしゃったのだと思われる。

公任の父は太政大臣頼忠で、四納言の残り2人、藤原斉信の父の為光も太政大臣、源俊賢の父の源高明は
左大臣なわけで、公任は性格が悪いよねぇ(-ω-、) 巻末の「関係類話一覧」を見る限り、この説話は
『十訓抄』オリジナルのようだし、モチ史実に基づくものかどうかは定かではない(´・_・`) 少なくとも
性格が悪いと思われていたから、こーゆー説話が作られ伝わったわけだからね(´ヘ`;) 要注目なのは、
「これも、公任卿の無情なところである」の「これも」だよねヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ 余罪あり、か(ノ_-;)ハア…