まだ色づいてないけど、門扉の内側でセンリョウだかマンリョウだかの実が生っていたよ(〃'∇'〃)
物覚えが悪いから両者の見分け方はすぐ忘れちゃうけど、ヒヨドリさんとかが食べてるのを書斎から
眺めるだけで満足(〃'∇'〃) お蔭で、ウチの庭もそうだけど、色々な場所から生えてくるよね(^_^;)
Google Chromeの見た目がメチャ変わったけど、ダサくなったと感じたのは小生だけかしら(@_@;)

【昨日買った本&読んだ本】

芸術新潮2018年9月号

昨日の朝、東京アメッシュで雨雲に隙間が出来たのを確認し速攻で新品を一割引きで買って来た(^^)
今日は健診結果を聞くため10時に予約し、9時45分に到着してから11時20分まで待つ間に読んだよ^_^;

特集が「やまとうた2000年 古今オールスターズ決定戦!」という頭の悪そうなタイトルだけど、
上野誠、渡部泰明、馬場あき子の3人が〈スサノオノミコトから塚本邦雄まで、「やまとうた2000年」
の歴史から、究極の36人を発表します!〉云々として「新・三十六歌仙」なるものを選ぶ企画(@_@)
この「新・三十六歌仙」のリストをここに紹介して、「何で××××が入ってないの?」「どーして
△△△△なんかが入ってんだ!」といったコメを頂戴したかったけど、身体がダルいのでパスm(__)m
モチ小生も言いたいことあるし、その選考過程である「新・三十六歌仙はかくして決まった」という
鼎談(司会は橋本麻里)にも思うところは多々あるも、今回は一点だけ、「百人一首の選定基準は?」
という小見出しの付いた件を取り上げておく(^_^;)

    上野 ・・・渡部先生は百人一首の大本の選歌意識ってどこにあると思われますか?

    渡部 またまた難問を(笑)。大きいところでは、背後に物語を抱えている、
       ということかなと思います。人間を感じさせると言ってもいい。

    上野 僕は一種の教養主義的な匂いを感じます。芸術的な基準というよりも、
       名前で選んでいるんじゃないかと。

「名前で選んでいる」だとぉ∑( ̄ロ ̄|||)なんですと!? この件を読んだ瞬間に、その反証として、
百人一首に選ばれてる、ある作者の「名前」が頭に浮かんだぞ(-"-) それは、「山川に 風のかけたる
しがらみは、流れもあへぬ もみぢなりけり」の作者である春道列樹(はるみちのつらき)ね(^_^;)

島津忠夫(訳注)『新版百人一首』(角川ソフィア文庫,2008新版16版)は「名前で選んでいる」わけ
ではなかったと明言してるぞ(^_^;)

    『古今集』と『後撰集』にたった五首しか取られていない列樹を百人の中に
    加えたのは、まず人を選んだというより、歌を選んだといえよう。

井上宗雄『百人一首 王朝和歌から中世和歌へ』(笠間書院,2004)に至っては、「名前」なんか無い
と言わんばかりに、次のように話していたぞ(^_^;)

    この歌は、春道列樹という、これも歌人としては評価の高くない歌人ですね。
    『古今集』に三首、『後撰集』に二首しかない。ほとんど後世への影響力のない
    ような歌人ですが、・・・

藤原定家は「歌を選んだ」のであり「名前で選んでいる」わけじゃないヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!

このバカチン上野誠が売れっ子なのは知ってるし、『遣唐使 阿倍仲麻呂の夢』(角川選書,2013)は
借りて読んだ記憶はあるが、内容は憶えてないし、評価も昔の手帳を探すの面倒だから止める(-ω-、)

スポーツ界のボス支配が次々と糾弾されているけど、朝日歌壇の選者として、お気に入りの郷隼人の
歌を入選させた際に「コオロギの鳴き声を賞でるのは日本独特だったのだ。」などという大馬鹿ぶり
(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2017-09-29 )を披露した馬場あき子に対し、
誰も何も言わないのは、それだけ権力基盤が強固なのか、短歌を詠む連中に教養が無いからか(^_^;)

本誌本号に戻ると、第2特集「秋の京都でアートと眠る」は宿の広告宣伝的記事(+_+) 「田亀源次郎と
見るミケランジェロ」は面白い企画だとは思う(^_^;) 多摩美出身だったとはねヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ 連載
「中野京子が読み解く画家とモデル」の第6回は「レンブラントと《バテシバ》」___φ( ̄^ ̄ )メモメモ

次に何を読むか悩んで寝る時間が遅くなった上に明け方に地震があったりしてメチャ寝不足だぉ(+_+)

[追記180905]

「コオロギの鳴き声を賞でるのは日本独特」ではないことは、こっちで更に詳論したんだった(^_^;)
  ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-03-01