時代や社会は変わったんだよゴルァヽ(`д´ ヽ)ヾ( ̄o ̄;)オイオイということは再び変わる可能性もあるぞ!

【読んだ本】

永井龍男『回想の芥川・直木賞』(文春文庫,1982)所蔵本

芥川賞を辞退した高木卓の件を読むつもりが、他の部分も面白くて、付箋を貼りまくって読んだ(^_^;)
芥川賞と直木賞の創設時から事務を担当し、その後は選考委員として関わってたわけだから、表と裏に
通じているはずで、当然なんだけどね(^_^;) 『芥川賞全集』が実家にあって、収録されている選評は
結構読んでるけど、選考委員は当代一流の作家(&批評家)だから選評自体も大変興味深く、本書にも
一部転載され、ソレに永井龍男が寸評を加えてるんだから、面白いわけだわな(^_^;) そんな本筋とは、
あまり関係のない菊池寛の話(といっても高木卓の歴史小説を推したことに繋がる)を引いておく(^^)

    余談ながら、菊池寛は日本歴史に通じ、かつ大の歴史好きであった。/講演旅行などに
    随行すると、車窓から山河を指さして、あの山の名を、この川の名を知っているかと
    質問された者は三四にとどまらない。/返事に詰って、いい風景ですねとお茶を濁そうと
    すると、君達は歴史を知らないから、風景のよさが半分も分らぬ、あの川はその昔
    というふうに、それから歴史談が口を出てくる。関ケ原辺りは格好の場所で、
    石田の陣は、徳川の軍勢はと克明に語った。いまも、あの辺りを新幹線で通過する度に
    面影を思い出す。

今だったら、歴史が苦手な文藝春秋社員が、社長の菊池寛を、パワハラで訴えたんだろうねぇ(@_@;)

火曜水曜に計17キロ、昨金曜に10キロと歩いたせいか、疲れがぬけず今日は断念(^_^;)