両隣の駅には回数券をバラ・格安で購入できる金券ショップや自販機があるが地元の駅は無い(-ω-、)
高齢化は進んでるし商店街もイマイチな田舎町だし(´・_・`) 如何にセコく生き抜くか日々思案してる
純金の元名古屋嬢(._+ )☆ヾ( ̄ヘ ̄; )誰も信じてねーぞ! 先週の月曜の朝、起きた時から腰に痛みが
あるので、ロキソプロフェンNaテープを貼って、寝方も変えたんだけど、効果が感じられぬ(´・ω・`)
一石二鳥かもと今日は腹ではなく腰にカイロを貼ってみたけど、思ったほど温かくなかったw(゚o゚)wノー!

【読んだ本】

角田喜久雄『白蝋小町』(春陽文庫,1988改装)所蔵本

角田喜久雄『怪異雛人形』(講談社大衆文学館文庫コレクション,1995)の巻末で、縄田一男の「人と
作品 角田喜久雄」(170807読んだ本&買った本で詳論済み)は、次のように記してるよ(^^)

   かつて尾崎秀樹は、

     日本の伝奇小説は、吉川英治の『鳴門秘帖』にはじまったといえるが、
     立川文庫いらいの民族的伝統と翻訳小説の血統を継承して、大正末から
     昭和初期にできあがった時代小説のスタイルである。野村胡堂、林不忘、
     国枝史郎などの怪奇小説を、昭和十年代に架橋した作家は、いうまでもなく
     角田喜久雄である。

   と、白井喬ニ、国枝史郎と並ぶ、わが国伝奇小説のビッグスリー、角田喜久雄を
   評したことがある。

角田喜久雄の時代伝奇小説は凄いんだぜぃ( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚ 本書読了(^^)v 角田喜久雄『闇太郎変化』
(春陽文庫,1991新装)では「はくろうこまち」とルビを振るが、本書は「びゃくろうこまち」(^_^;)
上野不忍の池の南よりで「黄粉もち」という店を営む弥次郎の娘お霜は評判の器量よし故に店も大繁盛
だったが、そこへ八丁堀の同心・吾妻一兵が訪ねてきた(@_@) 弥次郎は岡っ引き時代に一兵の父の下で
働いていたから、少年時代から知る一兵とは懇意の仲だし、お霜も一兵になにやら気がある様子(^_^;)
ひょんなことから弥次郎の手に入った人形を一兵は見せてくれと言うが、ソレは振り袖を着た美しい娘
の立ち姿で、衣装は布製だが顔や手や足は蝋細工で、その顔は目も鼻も口もない、のっぺらぼう(゚ロ゚;)
ひと月前の夜更けに菊坂で若い娘が立ってたので通りがかりの男が顔を覗きこむとのっぺらぼうだった
という白蝋小町の話を一兵は語り、この人形を店頭に飾って囮とし、何かが引っ掛かるのを待ちたいと
弥次郎に頼んだのだった(@_@) 数日後、ある女によって人形が盗まれてしまったので、女の跡を追った
お霜だけど、女は男たちによって取り囲まれ、お霜が隠れていた草むらの近くから現われて「その女は
屋敷へ連れて行け!」と命じた姫君のような女の顔は、目も鼻も口もないのっぺらぼうヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
その顔を見てしまったお霜も、その女(お常)ともども縛られ、白蝋城二の丸に閉じ込められてしまい、
白蝋姫の顔を見たという理由でお霜が藤太らの手で殺されそうになった、その瞬間、若い男が現われ、

   下を見おろしながら、/「よう、みなさんおそろいだね。こんばんは・・・・・・」/
   その声を耳にした瞬間、今までぐったりしたようにうなだれていたお霜が、はっと
   息をのみながら上を見あげた。/まっ! 一兵さまだわ・・・・・・。/ところが、
   同時に上を見あげたお常が、これまた愕然としたように、口の中でさけんだものである。/
   あらっ、ありゃア市太郎さんじゃないか・・・・・・。

一気に惹き込まれて、読み終えてしまった(^_^;) この後、「好色将軍」家斉とか、時の権勢家・老中
水野出羽守忠成や遠山金四郎その他も登場し、巻措く能わざる展開(^^) 真相が明らかになる数頁前に
全て見抜けたけど傑作だった(^^) 一昨日の角田喜久雄『妖異忠臣蔵』(春陽文庫,1989改装)と違い、
白蝋姫というミステリアスで感情移入可能キャラが出るのが好い(^^) 難点は悪役キャラが物足りない
ことかな(^_^;) 今まで読んだ角田喜久雄の春陽文庫収録の時代伝奇小説の長篇11作品15冊は、どれも
傑作揃いだったけど、その真ん中ぐらいの評価かな(^^) この『白蝋小町』の事件から9年後が『闇太郎
変化』の闇太郎事件、闇太郎事件から12年が経ったのが角田喜久雄『振袖地獄』(春陽文庫,1990改装)
であり、後者は既読(170330読んだ本)(^^) 「けふもきくちゃん あすもきくちゃん」な勢い(^_^;)

尾張ハジメさん登場回まだぁ?キョロo(・ω・ = ・ω・)oキョロ