夜明けとともに目覚めてたのに最近遅くなり寝坊したかと反省してたが、お日様も寝坊してるよね^_^;
今年も有信堂高文社から「有信堂出版目録」が届いたm(__)m 同社の『社会教育入門』(大串隆吉)を
読んだ時に挟まれてたハガキに感想(どうせ誤りか誤植を指摘したんだろうけど)を送って以来、毎年
送られてくる(^^) 各出版社はネット時代でHPを充実させてるが、こーゆー紙媒体の出版目録を今も
出しているのかしら(@_@) 学生時代は大学生協の〈御自由にお持ち下さい〉の机に積まれた出版目録
の類いは必ず貰ってたし、一般の書店でも各社の文庫目録は無料で貰えたけど、最近は見ないよね(..)
小生が新品の文庫本を買わなくなったのは、文庫目録が手に入らなくなったことも関係がありそう(..)
それよりブックオフの元日の2割引セール、開店時間が判らなくて予定が立てられないぞ(ノ ̄皿 ̄)ノ

【買った本&読んだ本】

宮城谷昌光『随想 春夏秋冬』(新潮文庫,2017)

新品をポイント117円分利用で347円(+_+) 一昨日に愚痴ったのは本書(..) 新聞広告を見てケータイに
撮って、書店で現物を確認するも、その場で画像削除した程度のコンテンツ(+_+) 宮城谷昌光の中国物
の愛読者で、数え忘れあるかもしらんが文庫本で81冊所蔵してるし、5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)の
宮城谷昌光スレは毎日ロムってる^_^; それでも、本書は108円の古本で買えばいいか、という感じ^_^;
28日に失効するのが11ポイントあったのを小市民ゆえ勿体無いと思って、つい注文しちゃった次第(..)
でも、この11ポイントは、誰でも当たるくじで毎日1ポイントずつ当たったものにすぎず、大後悔(+_+)

杉本圭三郎(全訳注)『平家物語(十)』(講談社学術文庫,1988)

447円「良い」をギフト券使って346円(^^) 前に杉本苑子『平家物語を歩く』(講談社文庫,1985)を
読んだ際に「平家物語に関心ないし、平家物語を通読する気は無いもん( ̄^ ̄)」と書いたのに、全巻
揃えちゃった^_^; ただ、「昨日の肥後守貞能に続いて、本章で詳論されていた小松三位維盛(重盛の
嫡男)に対して、メチャ興味を覚えたから、平家物語を読んでみようという気になりつつある(^。^;)」
と続けていたし、再三にわたって平家物語に出てくる和歌についても書いてきたからね(^_^;) さて、
本書本巻の「維盛入水」の章を軽~く読んでたら、「すゑの露もとのしづくのためしあれば、たとひ
遅速の不同はありとも、おくれ先だつ御別、遂になくてしもや候べき。」という一文があり、「すゑ
の露もとのしづくのためし」の〈語釈〉に、〈『新古今集』『和漢朗詠集』などにみえる僧正遍昭の
「末の露もとの雫や世の中の後れ先だつためしなるらん」による、人の命の無常のたとえ。〉とある
点に、当然のことながら、目が留まった(^_^;) この歌は超有名で、枕元の久保田淳(訳注)『新古今
和歌集』(角川ソフィア文庫,2007)上巻の当該歌(哀傷歌の巻頭歌で歌番号757)にも付箋が貼って
ある(^^) ちなみに、同書の現代語訳は「葉末に宿る露や根元にしたたり落ちる雫は、この世の中では
遅い速いの違いはあっても、すべてのものがいつかは滅びてゆくということの実例であろうか。」と
してるように、平家物語にぴったしの歌意(^^) 同書の当該歌の注解には更に「京極中納言相語に藤原
定家の言として、新古今集撰進の際、撰者の定家や藤原有家らが、この歌は当然古今集に入集している
と思っていたがそうでないことを知って不思議がったという話を伝える。」云々とあって面白いね(^^)
現に樋口芳麻呂(校注)『王朝秀歌選』(岩波文庫,1983)を見ても、藤原公任撰の「前十五番歌合」
や「三十六人撰」、藤原俊成撰の「俊成三十六人歌合」、後鳥羽院撰の「時代不同歌合」に入ってるし、
樋口芳麻呂&後藤重郎(校注)『定家八代抄 続王朝秀歌選』(岩波文庫,1996)上巻にも入ってる(^^)
なのに、百人一首に入ってる僧正遍昭のは別の歌なんだから、コレ一つとっても、百人一首を秀歌選中
の秀歌選と捉えるのは無知か買い被りと分かるじゃん^_^; それはさておき、やはり平家物語は和歌を
ぬきにして語ることは出来ないんじゃないかと改めて思ったわけ(^^) 某ブログは色々参考になるので
更新の度に興味深く拝読させて頂いてたけど、ある古典作品に関し、和歌が出てきたら読み飛ばすこと
をお勧めする云々とあったのにびっくり呆れて訪問も止めた(..) でも、ランキング上位だからね(゚ロ゚;)

ワンモア様「1/144ヒコーキ工房」の「不満の思いは自分の能力や器の限界を教えてくれている」は箴言!