楽天くじの当選メール廃止は問題ナシオン主権よオホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)ヾ(-_-;)当たらないから?
雨で昨日の23度から一転して9度ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ 来週は梅を見に行きたいけど大丈夫かな(´ヘ`;)

【読んだ本】

森本元子『私家集全釈叢書13 殷富門院大輔集全釈』(風間書房,1993)所蔵本

森銑三が柳川春三のことを「その性格も瀟洒で淡白で俗塵を脱していた」と評したが、昨日の鶯の歌
や〈しまいにだまって、「もういやになった」と大書した〉という「三歳」の時のエピソードからも
的確な評のように思われる(^_^;) ところが、殷富門院大輔の場合、尾崎雅嘉(著)古川久(校訂)
『百人一首一夕話(下)』(岩波文庫,1973)を披いても逸話が全く紹介されてないし、手元にある
『百人一首』の各注釈書も同様で、彼女に関する逸話は伝わってないのかも(@_@;) 高倉上皇崩御
で「あはれなる事など申しかはしたりし人のかへり事に」(=「悲しみにたえない由など申してよこ
された人への返事として」)、今春は鶯が鳴かなくても人間が泣くことでしょうなどと詠んだところ
を見ると(⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/2024-02-18 )、殷富門院大輔は
醒めた「性格」のような気も(^_^;) 本書を拾い読みしていて、チト可笑しかった歌を、同じように
本書の訳とともに引く(^_^;)

      雪の歌に

    けさみればとなりひとつになりにけりへだつる竹のよはの雪折れ

       雪の歌として

     けさ見ると、庭は隣とひとつになってしまっていた。境の竹が
     夜なかのうちに雪折れしてまあ。

「隣家の庭と区別がつかなくなった・・・」(本書の語釈)というのに飄飄としているような(^_^;)

なお、彼女が女房として使えた殷富門院(後白河院皇女の亮子内親王)は高倉上皇とは母親が異なる
こと、また小侍従と並べての彼女の歌に対する同時代人による短評だったら鴨長明(久保田淳訳注)
『無名抄 現代語訳付き』(角川ソフィア文庫,2013)に載ってることは念のため注記しておく(^_^;)