昨年12月24日朝日歌壇の永田和宏選の「住吉は和歌の神ですこの名前筆名みたいとよく言われます」
は作者名の「(札幌市) 住吉和歌子」を見て爆笑した( ^o^)ノ◇ 山田く~ん 座布団1枚 ♪
注文した古本が届くも商品名にも特記の版に非ず、和田を指名したのに甲斐野が・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;

【読んだ本】

稲垣吉彦『ことばの四季報』(中公文庫,1985)所蔵本

     ・・・昭和四十八年[1973年]十一月、兵庫県高砂市の一市民がつくった新語である。
     /当時、高砂市では、臨海コンビナートの工場から流れ出たPCBが港を汚染している
     というので大騒ぎになっていた。・・・/謡曲「高砂」で知られた景勝の地も、昭和
     三十六年以来、播州臨海工業地帯造成のため、一面に埋め立てられてしまっている。/
     そこで「入浜権」ということばを言い出したのは、のち「高砂入浜権運動をすすめる会」
     を組織、その会の代表世話人となった私塾経営、高橋裕士氏であった。・・・「山村に
     入会権があるように、海辺にもこれに似た権利があったはず。浜に入る権利だから入浜権
     といったらどうだろう。それにここは昔、入浜式塩田で栄えたところだし」/・・・

謡曲以前に「高砂」が歌枕であることは言うまでもない(^_^;) 手元の『大辞林』第一版第一刷は、
「いりはま【入(り)浜】」の項に「入(り)浜権」が出ていて、「魚介類の採取や海水浴、観光に
利用するなど、すべての国民が海浜を自然のまま利用し享受する権利。」と説明されている(@_@;)
運動や権利には興味ナシオン主権で、白居易(白楽天)のアノ名句に進むのが拙ブログv( ̄∇ ̄)ニヤッ