文化勲章を受章したからますます間違いを指摘されにくくなって裸の王様になっちゃうかな(@_@;)

【読んだ本(バカチン2冊)】

久保田淳&平田喜信(校注)『新日本古典文学大系8 後拾遺和歌集』(岩波書店,1994)所蔵本
久保田淳&平田喜信(校注)『後拾遺和歌集』(岩波文庫,2019)所蔵本

藤原道長の日記『御堂関白記』に記されてた藤原道長が送った歌に対する藤原公任の返歌、倉本一宏
(全現代語訳)『藤原道長「御堂関白記」(上)』(講談社学術文庫,2009)による訳が、その歌意を
示せてないので指摘しようかと思ったら、本書が藤原道長の歌に関してありえない誤訳をしてたので
取り上げることにしたオホホホ( ^^)/~~~~ ピシッ! なお、同歌に関し詞書や訳も含めて両書は同一(^_^;)

      宇治前太政大臣少将に侍ける時、春日の使に出で立ち侍りて
      又の日雪の降り侍けるに、四条大納言のもとにつかはしける

    若菜つむ春日の原に雪ふれば心づかひを今日さへぞやる

     若菜を摘む春日の原に雪が降ったので、今日使に立ったわが子はどうだろう、
     気懸りだなと思いやります。

「わが子」頼通が春日の「使に立った」のは「今日」ではなく昨日だヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!

犬養廉&平野由紀子&いさら会『笠間注釈叢刊19 後拾遺和歌集新釈 下巻』(笠間書院,1997)による
詞書と歌の現代語訳(担当は江川和子)を引いておくC= (-。- ) フゥー

      宇治前太政大臣頼通公が少将でありましたとき、春日祭の使に出発しまして、
      その翌日雪が降りましたので、四条大納言公任のもとへ送った歌

    若菜を摘むあの春日の原に雪が降るので、昨日は春日祭の使を遣わしたのに、
    今日までも心づかいという使をやることだ。

「深さ七、八寸ほど」(倉本・前掲書)の雪に頼通13歳を心配する親心を詠んでるが、昨日は春日祭
使を遣り、今日は「心づかひ」という「使[つかひ]」を遣るというのがこの歌の妙だろうに(^_^;)

・藤原行成は「父義孝が早逝後,祖父伊尹に養育された」だとぉヾ(`◇´)ノ彡☆コノ! バカチンガァ!!

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